わにと申します。よろしくお願いします。
以下の内容に必ず目を通してください。
- 指定のない限りすべてのポケモンは理想個体を想定します
- HP、攻撃、防御、特攻、特防、素早さをH、A、B、C、D、Sの略称で表記します
- その他わかる範囲の略称を用います
- ダメージ計算はトレーナー天国様のツールをもとに計算しています
- ご質問、ご指摘はコメントにて受け付けます
- 育成論に関係のないコメント、無益だと判断したコメントは予告なく削除します
それでは考察に移ります。
型概要
USMで教え技が解禁、さらにレベル技にお仕置きとパワーウィップが追加されるなど大幅に強化され、女王様街道を突き進むアマージョさん。(挑発覚えてくれー)
今回私が注目したのは教え技の『がむしゃら』です。この技の習得と固有特性:女王の威厳により先制技を受けないがむしゃら使いという強力な個性が与えられました。
さらに卵技のフェイントと組み合わせることで、対面から多くの敵を粉砕することができるようになり(所謂がむせっか戦法)、汎用性が飛躍的に向上しました。今回はそんながむしゃら女王様を考察したいと思います。
がむせっか戦法とは
がむしゃら+電光石火(先制技)の略、および立ち回りの総称。相手の攻撃を気合の襷(以下襷)で耐えてがむしゃら、先制技でとどめを刺し、後続にもがむしゃらを撃ち込み、最大で1:1.9交換を可能にする戦法です。耐性や数値に依存せず相手を突破できるため非常に強力です。この戦法を使う代表的なポケモンとしてオオスバメが有名ですね
また、これに類似した戦法として、身代わり+がむしゃら+カムラの実を用いた、みががむ戦法があります。後攻身代わりを連打、カムラの実発動で身代わりを残したままS関係を逆転し、がむしゃら+次のターンの攻撃で1体突破、さらに後続にもSランク+1状態からがむしゃらを撃ち込む戦法です。
(詳しく知りたい方はぜひ検索してみてください。面白い考察記事がたくさんあります)
がむせっか(みががむ)戦法におけるアマージョの強み
まず、がむせっか戦法の弱点から考えてみましょう。
- 猫騙し、天候ダメージなどの襷潰し
- 連続技による襷および身代わり貫通(メガガルーラの捨て身タックルなど)
- 襷発動後の先制技による処理
- 状態異常やスリップダメージ
- 回復木の実による確定数ずらし
などなど
他にもたくさんありますが、基本的に襷を盾に展開する戦法なので先に襷を潰されると途端に動きづらくなります。また、上手く襷が発動してもがむしゃらを当てる前に相手の先制技で倒されてしまうなど、思うように動かせない場合も多くあります。
これに対してアマージョは、特性により猫騙しを含む全ての先制技が無効(かつ自身の先制技は有効)になるため、従来のがむせっか使いが抱えていた上記の弱点を一部克服することができます。メガガルーラやメガミミロップの前ですら悠々とコンボを決めることができることは他にはない大きな魅力です。
また、後続が自身より遅いポケモンだった場合、必ず上からがむしゃらを叩き込めるので、1:1.9交換を実現しやすいこともポイント。足が遅いポケモンほど先制技の所持率が高いので特性がより生きてきます。
加えて、草単タイプなので弱点を突かれやすく、襷が発動しやすいことも追い風ですね。
以上を踏まえ、次項より実際の型考察に移ります。
採用理由・差別化
- 採用理由
- がむしゃら+フェイントによる崩し要員
- 対応範囲の広い先発要員およびストッパー
- 胞子の一貫切り
美しい
仮想敵はがむしゃら+フェイントで対面処理できる相手全て。
がむしゃら+フェイントで対面処理できない代表的なポケモンは、霊全般、カプ・テテフ、トレース持ち、パルシェン、氷柱針をたくさん当ててくるマンムー、息をするように怯ませてくるメガメタグロスなどです。
がむしゃら+フェイントによる対面性能に加えて、トロピカルキック、ローキック、叩き落す、蜻蛉返り、両壁、草笛など、味方の展開補助もできるため先発要員としてとても優秀です。また、数値や耐性に依存しない処理が可能なので、襷が残っていれば汎用性の高いストッパーとしても機能します。
- 差別化
冒頭でも述べた通り、先制技無効のがむしゃら使いという個性で差別化はほぼ完了します。
メガガルーラ、メガミミロップ、メガルカリオ、ゲッコウガ、マニューラなどの高速高火力かつ先制技持ちのポケモンですら、がむしゃら+フェイントで処理できることは大きなメリットと言えるでしょう。
持ち物
- 気合の襷
対面性能、ストッパー性能の確保、がむしゃら+フェイントのコンボを安定させるためにも基本はこの道具で確定。リザードンやボーマンダなどのアマージョが本来苦手とする相手の前でも居座る選択肢を持てるため、汎用性が飛躍的に向上します。
- カムラの実
行動保障を失うため扱いが若干シビアになりますが、身代わり+がむしゃらの動きをメインにする場合はこちらも候補入り。上手く決まれば、準速フェローチェを超える速さから先制技を無視してがむしゃらを叩き込むことができます。
特性
- 女王の威厳
今回のコンセプト。差別化のためにもこの特性で確定。欠伸展開が憎くてどうしようもない場合は、スイートベールを採用して鉢巻パワーウィップでカバルドンの汚いお尻をペンペンしてください。
性格
陽気(or無邪気)
上からがむしゃらを撃ち込む範囲を極力増やすためSに上昇補正をかけます。
がむしゃらとのシナジーを意識して耐久に下降補正をかけるという選択肢もありますが、その一点のためにわざわざ並以上ある耐久を犠牲にする必要もないので確定欄は陽気。
耐久が必要ないと感じる方は無邪気でDに下降補正をかけてください。B下降補正だとメガガルーラの前で行動回数を確保できなくなるのでせっかちは非推奨です。
調整
【HASベース】
- 努力値
H140/A100/B4/D12/S252
- 実数値
H165/A153/B119/C※/D120/S136
- 調整意図
H:4n+1(身代わり4回で残りHP1)
HB:A194メガガルーラの親子愛捨て身タックル超高乱数耐え
A182マンムーの氷柱針3発耐え
A200ガブリアスの逆鱗+鮫肌ダメ耐え
HD:C147カプ・コケコのボルトチェンジ+Z10万ボルト耐え(EF下)
C127ジャローダのリーフストーム+目覚めるパワー炎(C+2)耐え
S:最速(最速メガバンギラス抜き)
A:余り(飛び膝蹴りでH175B170メガバンギラスを確1程度)
メガガルーラの前で行動保障を持てる襷枠としての強みを生かすため、特化捨て身タックルをほぼ耐えるラインまで耐久に割きます。同時にマンムーやガブリアス対面の生存率が高まります。
HPを伸ばした副産物として、カプ・コケコやジャローダなどを耐性受けできる最低限のD耐久も得ることができます。
襷枠であるにもかかわらず、耐久に努力値を割くことに抵抗を持つ方もいらっしゃると思いますが、襷はあくまで弱点技や受け切れない高火力技に対して無理矢理行動保障を得るためのものであり、立ち回りに幅を持たせる意味でも耐久振りは一定の価値があるため、一概にアンチシナジーとは言えません。
ぶっ飛んだ火力のZ技が飛び交う環境であり、しかも弱点が多い草単タイプなので、そこそこの耐久があるとはいえ普通に襷まで削られることも多いです。
耐久はそこまでいらないという方は以下の調整を参考にしてください。
【ASベース】
- 努力値
H12/A228/B4/D12/S252
- 実数値
H149/A169/B119/C※/D120/S136
- 調整意図
H:4n+1(身代わり4回で残りHP1)
HB:A177メガガルーラの捨て身タックル超高乱数耐え
A182ガブリアスの逆鱗+鮫肌耐え
D>B
S:最速(最速メガバンギラス抜き)
A:余り
Aを伸ばすことで、自身より遅いポケモンに対する圧力が増えます。また、対面から破ってくるASパルシェンをパワーウィップ+フェイントで落とせるようになります。
カムラの実採用の場合も確定欄の調整で問題ありません。ただ、襷による行動保障がないので心配な方はAに回した分を耐久に回してください。
以下に調整案を記載しておきます。
【HSベース】
- 努力値
H236/A4/B4/D12/S252
- 実数値
H177/A153/B119/C※/D120/S136
- 調整意図
H:4n+1(身代わり4回で残りHP1)
HB :A197メガルカリオのインファイト超高乱数耐え
HD:C147カプ・コケコのZ10万(EF下)+目覚めるパワー氷耐え
S:最速(最速メガバンギラス抜き)
A:端数
Hにほぼ振り切ることで耐えられる範囲が少し増えます。
技構成
- 確定技
がむしゃら
アマージョの汎用性、対面性能を支える技その1、およびメインウエポン。
本論のコンセプトなので確定。耐性や数値に左右されない強力な技です。『相手の残りHP−自分の残りHP』が与えるダメージとなります。
- 準確定技
フェイント
アマージョの汎用性、対面性能を支える技その2。
がむしゃらと組み合わせることで不利対面でも強引な突破を可能にします。
先制技による処理を後続に任せて技範囲を優先したい場合はこの枠を他の技に変えても良いでしょう。また、カムラ型の場合は優先度が下がります。
H147B87ゲッコウガ:14.2〜17%
H183B115ガブリアス:8.7〜10.3%
H141B114メガミミロップ:11.3〜13.4%
H145B108メガルカリオ:5.5〜6.8%
- 選択技
トロピカルキック
アマージョの専用技。火力には期待できませんが追加効果が非常に優秀。
相手を削りつつAを下げることができ、確定数の調整や味方の補助になります。
H215B187カバルドン:30.6〜37.2% 乱3(69.8%)
H187B110アシレーヌ:58.8〜70.5% 確2
H151B124ミミッキュ:33.7〜39.7% 確3
H175B130メガラグラージ:109.7%〜 確1
種爆弾
地味にUSMから習得した技。この技の最大の利点はタイプ一致非接触物理技であること。鮫肌やゴツゴツメットで襷が潰れるリスクを緩和できます。
H215B187カバルドン:34.4〜41.8% 確3
H187B110アシレーヌ:67.3〜80.2% 確2
H145B105カプ・コケコ:46.2〜54.4% 乱2(56.3%)
H175B170メガバンギラス:48〜56% 乱2(78.9%)
パワーウィップ
USMから習得した高威力の草技。命中に難があるものの、トロピカルキックの1.7倍相当の火力が最大の魅力。確定欄の調整でH187B110アシレーヌをちょうど確定1発です。
H215B187カバルドン:53〜62.3% 確2
H187B110アシレーヌ:100.5%〜 確1
H145B105:カプ・コケコ:68.2〜80.6% 確2
H175B170メガバンギラス:69.7〜83.4% 確2
ローキック
アマージョ唯一のS操作技。確定欄の努力値振りで準速フェローチェまで抜くことができます。味方の補助、起点回避など動きに幅が生まれますが、がむしゃら/フェイント/ローキック+1の構成だと技範囲が狭く、特に霊への打点が乏しくなるので要注意。
H183B115:ガブリアス:18.5〜21.8% 乱5
H147B57:フェローチェ:22.4〜26.5% 乱4
H145B108メガルカリオ:48.2〜57.9% 乱2(92.2%)
H181B120メガガルーラ:35.3〜41.9% 確3
飛び膝蹴り
アマージョのサブウエポン筆頭。普通なら外す理由がありませんが、命中不安、反動で襷が潰れる恐れがある、範囲が狭まる等、この型においては使いにくい面もあります。ローキックのちょうど2倍の火力がありH175B170メガバンギラスを確定1発で吹き飛ばせるのはおいしい。
H191B156輝石ポリゴン2:34.5〜40.8% 確3
H181B151:ナットレイ:55.2〜65.1% 確2
H141B114メガミミロップ:93.6〜110.6% 乱1(56.3%)
H175B170メガバンギラス:102.8%〜 確1
叩き落す
こちらもUSMで新規習得した技。がむしゃらが通らない霊への有効打点。相手の持ち物を無効にし、弱体化を狙えます。さらに、草を半減するタイプに一貫しやすい点も魅力。Zクリスタルやメガストーン持ちには効果が薄い点には注意。
H204B123テッカグヤ:22.5〜26.9% 乱4 ※
H167B170ギルガルド:40.7〜47.9% 確3 ※
H129B73ズガドーン:119.3%〜 確1 ※
H167B100メガゲンガー:45.5〜53.8% 乱2(35.5%)
※持ち物補正あり(威力97で計算)
蜻蛉返り
有利対面はもちろん不利対面でも襷を盾に強引な対面操作が可能。化けの皮や襷潰しとしても有効です。特性のおかげで、先制技持ち鈍足ポケモン(ギルガルド、メガクチートなど)に対して襷を潰されることなく逃げることができます。
H227B189クレセリア:19.3〜22.9% 乱5
H167B170:ギルガルド:3.5〜4.1% 乱24
H187B143メガフシギバナ:14.9〜18.1% 乱6
H135B100キノガッサ:30.3〜36.2% 乱3(54.6%)
身代わり
襷とのシナジーはありませんが、スリップダメージなどで中途半端に削られてしまった際のHP調整や補助技透かし、有利対面の安定行動など有用な場面は非常に多いです。自身より遅いポケモンの前で身代わり連打→がむしゃらで削り後続に繋ぐといった立ち回りも可能であり、特性のおかげでがむしゃらを撃つタイミングで先制技による攻撃を受ける心配がなく確実にがむしゃら決まることもポイント。個人的に優先度が高い技です。※カムラの実で採用する場合は確定技です
後攻身代わり+カムラの実発動が狙える参考火力指数:26000〜30000程度
草笛
命中55の催眠技。ネタと思われるかもしれませんが真面目に候補入りするだけのポテンシャルがあります。被役割対象(草飛炎毒鋼龍)に一貫するため、有利対面での安定行動となる他、身代わりで様子見をしてくる相手に対して試行回数を稼ぐことができます。身代わりを貫通する補助技は強い。
リフレクター/光の壁
味方の補助に重点を置く場合に。
両方採用するほどの技スぺはありませんが、どちらか片方採用するだけでも仕事の幅が広がり、腐りにくくなります。
《構成例》
- がむしゃら/フェイント/身代わり/草笛or叩き落す
- がむしゃら/トロピカルキック/ローキック/叩き落す
1の構成は範囲が狭く、草タイプとしての役割遂行を果たすことは難しいですが、身代わりを絡めて幅広い局面に対応できます。
2の構成は1:1.9交換というコンセプトからは外れますが、技範囲が最も広く、かつ相手の弱体化を狙えるため後続の起点作りに秀でています。
色々試してお好みの構成を見つけてみてください。
ダメージ計算
論が煩雑になるのを防ぐためダメ計の追加は基本的にしません。
記載のないものは各自計算してください。
- 被ダメ
(特殊)
C147カプ・コケコのEF下Z10万ボルト
54.5〜64.8% 確2
同ボルトチェンジ
21.8〜26% 乱4
C161カプ・レヒレのZハイドロポンプ
42.4〜50.3% 乱2
同ムーンフォース
44.2〜52.7% 乱2(18.8%)
C179アーゴヨンのヘドロウェーブ
98.1〜116.3% 乱1(81.3%)
C216霊獣ボルトロスのZ気合玉
78.1〜92.1% 確2
C127ジャローダのリーフストーム
23.6〜27.8% 乱4
同C+2目覚めるパワー炎
58.1〜69% 確2
C172ポリゴン2の冷凍ビーム
59.3〜70.3% 確2
C155ゲッコウガ(変幻自在)の冷凍ビーム
81.2〜95.7% 確2
C172ウォッシュロトムのボルトチェンジ
17.5〜20.6% 乱5
同目覚めるパワー氷
40〜47.2% 確3
C195アシレーヌの海神のシンフォニア
53.9〜63.6% 確2
同ムーンフォース
52.7〜62.4% 確2
C200カプ・テテフのサイコキネシス(PF下)
76.9〜91.5% 確2
C222ギルガルドのZシャドーボール
≒C182ラティオス@拘り眼鏡の流星群
101.8%〜 確1
(物理)
A194メガガルーラの捨て身タックル
67.2〜80%+16.3〜20%
A237メガバンギラスのストーンエッジ
67.8〜80.6% 確2
A197メガルカリオのインファイト
90.9〜107.8% 乱1(43.8%)
A188メガミミロップの飛び膝蹴り
70.9〜83.6% 確2
A172メガクチートのじゃれつく
89〜105.4% (37.5%)
A156ミミッキュのぽかぼかフレンドタイム
85.4〜100.6% 乱1(6.3%)
A200ガブリアスの逆鱗
69〜81.8% 確2
A182マンムーの氷柱針
26.6〜32.7%(1発あたり)
A200キノガッサの岩石封じ
34.5〜41.2% 確3
A216霊獣ランドロスの蜻蛉返り
58.1〜69% 確2
同地震
30.9〜36.3% 乱3(65.5%)
立ち回り
基本的には先発に据え、襷を盾に後攻がむしゃら+フェイントによる強引な突破を狙いますが、相手とのS関係次第で立ち回りが変わります。
- 《自身より遅い相手と対面した場合》
通常攻撃で確2を取れるならそのまま普通に攻撃して突破、もしくは身代わり連打→がむしゃらで後続に繋ぎます。襷と特性のおかげで上から確2を取れる相手に対しては高い制圧力を誇ります。『S135以下のポケモンに対してHPが1でも残っていれば行動保障を得られる』というのは本当に心強いです。
- 《自身より速い相手と対面した場合》
不利対面の場合は積極的に後攻がむしゃらを狙いましょう。逆に有利対面の場合は相手の後続に一貫する技を選ぶか、身代わりを残してみががむ展開の起点にします。
不利対面の際は相手の身代わりに要注意!
- 《S関係が曖昧な対面の場合》
例えば霊獣ランドロスとの対面。耐久に厚く振った型もあれば、スカーフや襷など様々な型が存在し、初見ではS関係を把握できないため安定行動を選択しづらく厄介です。こういった場合は相手の構築を見て、ある程度型の目星を付けたり、使いながら相手の行動パターンの統計を取っていくしかありません。
(例:先発で出てくるランドロスは襷かスカーフが多く、ステロを撒くか蜻蛉返りで展開してくる場合が多いので、基本的にがむしゃら以外の行動が安定する)
上記の動きをベースに状況に合わせて臨機応変に立ち回ってください。
ただ単調にがむしゃら+フェイントを狙うのではなく、フェイント読み交代をさらに読んで2連がむしゃらを決めるなど、うまく使うためには相手の行動を読むことも必要です。
タイプ相性に左右されにくく、幅広い対面に対応できる型ですが、霊ポケモン(特にゲンガー、ギルガルド、シャンデラ等)に対してはこちらからの有効打が叩き落とす以外ほぼないので、選出する際は注意してください。
また、相手から与えられるダメージ次第では、がむしゃら+フェイントによる対面処理ができない場合もあるので注意が必要です。
その点も踏まえ、後続にはミリ残しの相手を容易に処理できる先制技持ちや、展開の起点にできるポケモン(ビーストブースト、自信過剰、ニトロチャージ、グロウパンチ持ち等)を据えると良いでしょう。
相性の良い味方
- (メガ)バンギラス
アマージョが苦手とするボーマンダや霊全般に強く、選出抑制力も高い。砂のスリップダメージとがむしゃらの相性も良く、相性補完にも優れるためオススメの1体。アマージョは基本的に砂パの面子とは相性が良いですね。
- メガギャラドス
ギミック上のシナジーはありませんが、こちらも霊全般に強く、アマージョが苦手な相手を軒並み起点に出来るポケモン。ミミッキュで止まりづらい点も良いところ。
- メガジュペッタ
補完関係にはないですが、影討ちによるミリ残しの処理、その後の道連れによる詰め性能が非常に強力なポケモン。カプ・テテフにも強め。
- アーゴヨン
新UBの一角。驚異的な技範囲を持ち、削れた相手をビーストブーストの起点にできます。悪巧み+Z技により単機でも強力な崩し性能を誇ります。
- ガオガエン
霊全般やカプ・テテフに強く、猫騙しやニトロチャージによるミリ残しの処理が可能。(この子の猫騙しは読まれませんw)チョッキやZ型がオススメです。
基本的に先制技持ちや霊の選出を抑制できるポケモンと相性が良いです。
あとがたり
ここまでご覧いただき誠にありがとうございました。
USM環境における自身初の育成論がまさかアマージョ様になるとは思いませんでしたが、いかがだったでしょうか。個人的にはかなり強化されたポケモンの一匹だと思います。相手の動きに依存する面もあり、ピーキーな性能ですが、なかなか面白い動きをしてくれるのでぜひ使ってみてください。電気玉投げつける→がむしゃらも強いので誰か育成論書いてください。
こんな感じでしばらくはUSM環境になって強化されたポケモンの育成論を中心に書いていきたいと思うので引き続きよろしくお願いします。この育成論が何かの参考になれば幸いです。