はじめに
この育成論では、非公式である表現や略称表記を用います。また、登場するポケモンは全て理想個体を前提としています。
この育成論は、ゴチミルの論と合わせて一つの論となっております。ですからこの論に評価orコメントをする際はこちら育成論サンムーン/1169のゴチミルの論も見てからそれらをするようにお願い致します。
こんにちは、あんこと申します。
今回はゴチゴチ構築に採用するゴチルゼルについて考察を行って行きたいと思います。
採用理由
- ゴチゴチ構築のエース
ゴチミルで起点を作ってからこのポケモンを展開することで他のポケモンより安定して影分身を積むことができ、高い抜き性能を得ることができます。
- 対受けループ、オタクサイクル
特性の影踏みを利用し、ドヒドイデなどのゴチルゼルが有利なポケモンを捕まえて倒すことで相手の受けサイクルの崩壊を狙うことができます。
持ち物、性格、努力値
- 持ち物
居座り性能や身代わりの回数のことを考えて食べ残しで確定としたいと思います。
- 性格
ゴチミルと同様に行動回数を少しでも増やせるように穏やかor図太いで確定としたいと思います。素早さを上げられる臆病については相手が麻痺をしている事を前提として考えると耐久をおとしてまで抜きたい相手があまりいないので今回は採用しません。
また、今回はゴチミルの論に合わせてこのゴチルゼルを図太いで採用することを前提にしてこの論を進めていきたいと思います。
- 調整案
努力値
H252/B132/S124
実数値
H177/A54/B145/C115/D130/S101
調整意図
H ぶっぱ
B 余り
S 麻痺後の130属抜き 無振り80属抜き
130属のポケモンの中で特に抜きたいポケモンはいませんがどうせアーゴヨン抜きまで振るなら130属抜きまで振ったほうが恩恵がありそうなのと、無振りメガフシギバナを抜けるのは大きいのでSに124まで振り、残りはHBに振り切りました。
この調整は結構Sに振っていますが、ゴチルゼルの耐久に不安が残る方は麻痺後のゲッコウガorメガメタグロス抜きくらいまでSをおとして耐久に振るといいでしょう。
技構成
- 確定技
影分身
電磁波やフラッシュ、身代わりと組み合わせて使うことで安定した積みやすさと独自の抜き性能を得ることができます。
身代わり
電磁波やフラッシュ、影分身組み合わせて使うことで行動回数を増やすことができたり、相手のいくつかの補助技を防ぐことができるようになります。
- 選択技
サイコキネシス、サイコショック
ドヒドイデやメガフシギバナなどに対する打点になります。あくタイプのポケモンには無効化されるので注意が必要です。
チャージビーム
見れるポケモンの範囲を広めつつ積み技にもなる優秀な技です。地面タイプや電気無効特性のポケモンには無効化されてしまうので相手のポケモンで詰まないように他の攻撃技と合わせて採用するといいでしょう。
あくのはどう
相手のポケモンに無効化をされることがない優秀な攻撃技です。技構成が攻撃技が一つになってしまう場合などはこの技を採用するといいでしょう。
めざ炎
カミツルギやナットレイを見たい方はこちら。ヒードランなどの炎技無効化特性を持つポケモンには無効化されるので注意が必要です。
瞑想
CとDを上げることでさらなる抜き性能を得ることができます。この技を採用すると攻撃技が一つになってしまうので注意が必要です。
毒々
瞑想を積んでも勝てないハピナスなどにうつことができます。また、1度この技を相手に当てることができたらあとは攻撃をしなくてもいいので守りに徹することができるようになります。
いばる
身代わりと合わせることによってさらに有利な運ゲーを相手に仕掛けることができるようになります。この技を採用する場合はイカサマも一緒に採用すると良いでしょう。
イカサマ
無効化されることのない悪技で、威張ると合わせることによって独自の突破力を持つことができるようになります。また、イカサマは相手の攻撃力に依存する技なのでゴチルゼルの火力不足に悩まされる必要もなくなります。
技構成については以上です。
採用理由にある対受けループ、オタクサイクル性能をより強化するために挑発や眠るを入れてもいいのではと思う人もいるかも知れませんが、このゴチルゼルは抜き性能を意識した型なので、これらの技を入れることはあまりオススメできません。
また、エナジーボールやシャドーボール、10万ボルトは今紹介した技より役立つ機会が多くないので、これらの技もあまりオススメできません。
ダメージ計算
この型のゴチルゼルは比較的他のポケモンより攻撃できる回数が多く、ダメージ量を気にしなくても勝てる相手が非常に多いので、今回は与ダメージ計算は少なめにさせていただきました。必要なダメージ計算などがあればコメントで教えていただけるとありがたいです。
与ダメージ
サイコキネシス
メガゲンガーH252メガゲンガー
61%〜73% 確定2発
ドヒドイデH252ドヒドイデ
47.1%〜57.3% 乱数2発 (84%)
メガフシギバナH252メガフシギバナ
44.9%〜54.5% 乱数2発 (37.5%)
チャージビーム
メガギャラドス無振りメガギャラドス
17.6%〜21.1% 乱数5発
ベトベトン(アローラ)H252アローラベトベトン
8.9%〜10.8% 乱数10発
ゲッコウガ無振りゲッコウガ
32.6%〜39.4% 高乱数3発
あくのはどう
パルシェン無振りパルシェン
43.2%〜51.2% 乱数2発 (5.5%)
エアームドH252エアームド
22.6%〜26.7% 乱数4発
メガヤドランH252メガヤドラン
34.6%〜41.5% 確定3発
- 被ダメージ
メガギャラドス252メガギャラドス たきのぼり
37.2%〜44% 確定3発
メガバシャーモ特化メガバシャーモ フレアドライブ
61.5%〜72.8% 確定2発
メガリザードンX252メガリザードンX フレアドライブ
62.7%〜74.5% 確定2発
メガボーマンダ特化メガボーマンダ すてみタックル
68.3%〜81.3% 確定2発
マンムー特化マンムー つららばり
11.8%〜14.1% 2ターンで瀕死率20%
ガブリアス252ガブリアス げきりん
48%〜57.6% 乱数2発 (91.4%)
メガルカリオ252メガルカリオ コメットパンチ
51.9%〜62.1% 確定2発
ナットレイ特化鉢巻きナットレイ タネマシンガン
14.1%〜16.9% 2ターンで瀕死率43%
ナットレイ無振りナットレイ タネマシンガン
6.7%〜8.4% 65%で身代わり耐え
メガガルーラ252メガガルーラ
すてみタックル(親子)
59.2%〜69.8% 確定2発
メガガルーラ252メガガルーラ
すてみタックル(子のみ)
11.8%〜13.9%
メガメタグロス252メガメタグロス アイアンヘッド
45.7%〜54.2% 乱数2発 (47.3%)
マリルリ特化力持ちマリルリ じゃれつく
44.6%〜53.1% 乱数2発 (27.7%)
キノガッサテクニ252キノガッサ タネマシンガン
16.9%〜20.3% 2ターンで瀕死率68%
カミツルギ252カミツルギ スマートホーン
36.1%〜42.9% 確定3発
ツンデツンデ特化ツンデツンデ ロックブラスト
11.8%〜14.1% 17%で身代わり耐え
メガヘラクロス特化メガヘラクロス ロックブラスト
9.6%〜11.8% 身代わりが2回耐え
パルシェン特化パルシェン ロックブラスト
6.2%〜7.9% 身代わりが3回耐え
メガラグラージ雨下メガラグラージ たきのぼり
58.1%〜69.4% 確定2発
カプ・テテフ252カプテテフ シャドーボール
48.5%〜57.6% 乱数2発 (90.6%)
ゲッコウガ252ゲッコウガ あくのはどう
61%〜72.3% 確定2発
ゲッコウガ252ゲッコウガ みずしゅりけん
6.7%〜8.4% 65%で身代わり耐え
カプ・レヒレ特化カプレヒレ ハイドロポンプ
42.9%〜51.4% 乱数2発 (6.3%)
メガゲンガー252メガゲンガー シャドーボール
88.1%〜105% 乱数1発(25%)
ポリゴン2無振りポリゴン2 シャドーボール
32.7%〜39.5% 乱数3発 (99.76%)
メガルカリオ252メガルカリオ ラスターカノン
50.8%〜59.8% 確定2発
アシレーヌ特化アシレーヌ うたかたのアリア
42.9%〜51.4% 乱数2発 (6.3%)
ドヒドイデ無振りドヒドイデ ねっとう
14.1%〜17.5% 身代わりが確定耐え
メガフシギバナ無振りメガフシギバナ ヘドロばくだん
32.2%〜37.8% 乱数3発 (93.2%)
メガフシギバナ特化メガフシギバナ ヘドロばくだん
42.9%〜50.8% 乱数2発 (2.7%)
クレセリア無振りクレセリア れいとうビーム
14.1%〜16.9% 身代わりが確定耐え
ハピナス無振りハピナス かえんほうしゃ
14.1%〜16.9% 身代わりが確定耐え
スイクン無振りスイクン ねっとう
22%〜25.9% 75%で身代わり耐え
ラティアス252ラティアス シャドーボール
42.9%〜50.8% 乱数2発(2%)
サザンドラ252サザンドラ あくのはどう
68.9%〜82.4% 確定2発
メガヤドラン無振りメガヤドラン ねっとう
29.3%〜35.5% 乱数3発 (19.3%)
ペリッパー特化ペリッパー ぼうふう
42.9%〜51.4% 乱数2発 (6.3%)
アーゴヨン252アーゴヨン りゅうせいぐん
57.6%〜67.7% 確定2発
終わりに
いかがだったでしょうか。
今回は最近このゴチゴチ構築という構築をある方の構築記事ではじめて知り、面白そうだなと思ったのがこの育成論を書き始めた理由になる訳ですが、実際にこの構築を使ってみるとなかなか面白かったですね。
ゴチゴチ構築はゴチルアント構築やレパルガッサ構築などには若干ハメ性能は劣りますが、ゴチミルとゴチルゼルそれぞれが単体でも活躍できることができるので、なかなか(他のハメ構築と比べれば)使い勝手が良かったです。
皆さんもこの構築を使って、クリスマスの夜に悲しくポケモンをしている子羊達をハメてさらに惨めな気持ちにさせてやりましょう。
最後まで見ていただきありがとうございました。
この論に表記ミスがあったり修正するべき点などがあればコメントをいただけるとありがたいです。