アローラ!!!(唐突)
諸事情により某日差しの強い地方に残留していたところ、地味に優秀な害悪対策要員を発見したので、投稿してみたいと思います!
もうガラル地方に行ってしまった人が大半だとは思いますが、一応まだギリギリシーズン17終盤ということで、誰かの参考になれば幸いです。
ついでに投稿数30件に到達しておきたかったという大人の事情も
ミカルゲミカルゲについて
第四世代登場の悪/ゴーストタイプのポケモン。
なかなかにファンキーな見た目をしたポケモンですが、こいつの正体は"封印された悪い魂"。一体前世で何をしでかしたというんでしょうか......私、気になります!
四天王シロナの先発としても有名で、対戦面でもシロナパにはよくいるけど、その他のパーティに入っているのは正直見たことがない、、そんな感じのポケモンとなっております(イメージの押し付け)
今回は「すりぬけ」という特性で相手の身代わりを無視できるのを活かして、"悪巧み+Z技"でやっかいな害悪ポケ逹を成敗していく、そんな害悪対策型のミカルゲを考察していきたいと思います。
この型のミカルゲの役割
- グライオン対策
グライオンのハサミギロチンを無効化しながら悪巧みを積み、Z技でHD振りであろうと問答無用で飛ばしていきます。
個人的に面白いのが、先発でグライオンとこの型のミカルゲが対峙した時。
ミカルゲに関する知識が薄い相手だと、1ターン目にみがわりで様子見してくるはずです。それを読んでみがわり貫通の鬼火を決めてしまえば、相手は機能停止も同然です。
もちろん熟練した相手にはこの手は通用しないのですが、仮にこれが決まらなくともこの型のミカルゲはグライオンには基本負けないので、↑のようなシチュエーションでは試してみる価値はあるでしょう。
もう一つ注目したいのが、こいつは"グライオン単体"だけでなく、"グライオンとよく組まれているポケモン"にもそこそこ強いということですね。
例えば、グライオンが入る有名な組み合わせと言えば...
などがあります。
この型のミカルゲは悪Zでメガメタグロスとの対面には強く、ポリゴン2は起点にでき、ドヒドイデはHBなら先手の巧みZで確1...と言った感じで誰が来てもそれなりに戦えるのが分かります。
もう一つ、グライオンが良く入っているパーティと言えば受けループが挙げられますね。
対受けループ要員として見るとラッキーラッキーの突破が一見無理そうに見えますが、悪巧み3積み悪波Zがラッキーに7~8割程度のダメージとなるので、鬼火でダメージを稼ぎつつ隙を見てZ技で倒す、みたいな芸当も不可能ではないと言えます。
他に受けループによく入っているポケモンとしては滅びメガゲンガーや追い討ちバンギラスがいますが、ミカルゲならばメガゲンガーのかげふみから逃げられるので滅び型は怖くなく、バンギラスに関しては鬼火さえ入ればむしろ勝てる相手となります。
(ちなみに、バンギラスに勝てる点は、他に受け崩しとして有力な"悪巧み+さわぐ型"ポリゴンZポリゴンZ、"みがわり+挑発+羽休め型"サザンドラサザンドラ辺りとの違いにもなってきます)
このような感じで、"グライオン絡みのパーティ"に全体的に割と強く出ていけるのがこいつの一番の強みとなりますね。
対オニゴーリ
すりぬけを活かせる相手をもう一匹挙げるとすれば、ゲーフリに愛されし人類史上最凶の害悪ポケモンオニゴーリオニゴーリ様ですね。
こちらもグライオンと同様に悪巧み→悪波Zで飛ぶので、この型のミカルゲならば後出しからでも"一応勝てる可能性がある"ということになります。
もちろん、その間に絶対零度を当てられてしまえば終わりなので、安定した対策とは程遠いです。2回上から零度の試行を稼がれるとして、勝率は5割を切ります。
しかし、、僕の今使っているパーティのようにパーティ全体が遅いポケモンで構成されていてかつ明確な対策を入れていなかったりすると、オニゴーリは"1億%勝てない相手"となってしまうんですよね。
そんな悪夢以外の何者でもないオニゴーリ入りパーティとのマッチング時に、このポケモンの存在によって多少なりとも勝利の希望を抱くことができるのであれば、そこには大きな意味があるのではないかと、、私は思うのです。(いい話風)
......結局新作でも大して弱体化しなかったオニゴーリ君ズルすぎるっていうね
対メガガルーラ
対受けループや対オニゴーリ以外でこいつが持てる役割といえば、対メガガルーラメガガルーラが挙げられます。
グロパンメガガルーラを止める手段を増やせるというのも、パーティによっては重要なポイントになりえるということで。まぁこれはおまけ程度ですね。
レヒレカプ・レヒレ、テテフカプ・テテフ、ミミッキュミミッキュが跋扈する7thフェアリー環境は、正直こいつにとっては逆風でした。
しかし、"特定のポケモン・パーティへのメタ"としての役割で見ると十分活躍できるポケモンだったのかなぁと思います。
8世代ではお留守番ですが、またこいつが輝ける日が来るといいですね(*´ω`*)
調整
実数値:157-#-144-138-129-59
H252...総合耐久値重視でぶっぱ
B20+性格補正...メガガルーラに役割を持ったり、グライオン前で積みやすくするために厚めに
C204...悪波Zで187-131メガメタグロス確1
2+悪波Zで157-163ドヒドイデを87.5%乱1、179-139グライオンを93.8%乱1
悪波で167-71ギルガルド(シールド)確1
D4...端数
S28...確実にドヒドイデの上を取りたいので多めに
- 被ダメ
A197メガグロスのアイへ 51.5~61.1
A156ミミッキュのじゃれ 70.0~84.0
A216メガマンダの捨て身 78.3~92.3
A116グライオンの地震 29.2~35.0(13.6%乱3)
C222ギルガルドのシャドボ 49.6~59.2
C172ヒートロトムのオバヒZ 62.5%乱1
C182カプ・テテフのムンフォ 75.0%乱1
C126ポリゴン2の冷B 19.1~22.9
- ちなみに、
対受けループをさらに重視するなら、Bを少し削ってラッキー抜きまでSを振るのもアリです。悪の波動の怯みでラッキーを突破しやすくなります。お好みでどうぞ。
努力値:H252B4C108D12S132 ひかえめ
技構成
あくのはどう/わるだくみ/おにび/ねむる
- 基本は悪巧み→悪の波動で攻めていくアタッカータイプのポケモンになります。
- 悪巧みは瞑想に変える手もあります。受けループへの突破力は落ちますが、その分居座り性能が上がるため一長一短です。特に、ギルガルド(シールド)やヒートロトム等が入ったパーティに対しては、瞑想持ちの方が選出しやすくなりますね。これもお好みで。
- 鬼火は多くの物理アタッカーを機能停止させることができ、強く出られる相手がグッと増えるため確定です。鬼火の天敵となるみがわりを無視できるため、安定感が半端ないです。
- 眠るはグライオンから貰った毒を解除するために入れます。受けループ相手だと眠るを持ったミカルゲを突破できない選出をされることも多いため、対受けループでは特に役立ちます。
以上です。
最後まで見て頂きありがとうございました!
7世代では色々な育成論を書くことができ、とても楽しかったです( ^ω^ )
8世代でももしかしたら育成論を書かせて貰うかもしれないので、その時はよろしくお願いします!