場に出した後、まず鬼火を撃ちます。持ち物に広角レンズを持たせることにより、命中85の鬼火が命中93.5まで上がります。火傷状態になると、相手の攻撃が下がるので安全に積むことができ、相手の物理アタッカーの機能も止められます。また、祟り目持ちとも相性が良いです。
次にドレインキッスで回復しつつ、瞑想を積みます。振った耐久を生かし、あわよくば最大まで積んでしまいましょう。無振りの特攻はこれで補います。
後は相手に合わせて技を撃つだけです。防御の高い相手にはドレインキッス、特防の高い相手にはサイコショックを撃ちましょう。特殊アタッカーにとって、特防の高い相手は重いですが、サイコショックは相手の物理耐久でダメージ計算をするため、特防が高いポケモンにも対応することが出来ます。
サーナイトの強い点をほぼ生かせるというのがこの型の強みだと思います。高い耐久力を生かして安全に積み、元々高い特攻で相手に負担を掛けられます。また、十分に相手を削れなくても物理アタッカーを火傷にすれば、後が大分楽になります。
この型は、あらゆる相手に対応できて、相手に出来るだけ負担を掛けることを目的としています。攻撃面も耐久面も生かし、堅実に勝ちを狙うというのは、サーナイトにしか出来ない芸当だと思っています。
対戦で使う場合は、どのタイミングで出しても大丈夫だと思います。初手出しでも、よほど相手との相性が悪くない限りは、上の戦術で戦えます。
合わせるなら、相性補完の出来るタイプを持ったポケモンや、鬼火と相性の良い祟り目を持ったポケモンが良いと思います。使用率の高いミミッキュに弱点を突かれてしまうので、鋼や毒タイプのポケモンが欲しいところですね。
オススメはドリュウズやドヒドイデ。ドリュウズはミミッキュに強く、皮の上からタイプ一致の鋼技を決められます。ドヒドイデは、技を少し調整すれば、受け主体のパーティも作ることが出来ます。しかし、この型は積むことを前提としているため、受けループとは相性が良くありません。ドヒドイデでミミッキュ対策をする場合は、毒々などで体力を減らす陰キャ戦法が主になると思います。
※この型はソード・シールドにも対応しています。
ソード・シールドで運用する場合は、ドラパルト対策が必須になります。ドラパルトは素早さがとても高く、速いとは言えないサーナイトでは上を取れません。相手する場合はトリックで後攻の尻尾を持たせるか、タイプ相性の良いポケモンを出しましょう。