ご挨拶
初めての投稿をさせてもらいます、黒衣のコックと申します。何分初めてですので至らぬところもありますでしょうが、どうぞ見ていってくださいませ。
不備や疑問、誤字等ありましたらコメント欄でご指摘していただけると幸いです。
はじめに
- 一般的であろう表現や略称を使います。
- ダメージ計算にはトレーナー天国様のものを使用しています。
- お互いに理想個体前提で話を進めていきます。
- 不要という声が多ければ削除します。
ミロカロスとは
3世代で登場した「うつくしさ」を上げると進化するという珍しい進化の仕方をする世界一美しいポケモンとして登場。5世代では夢特性にメロメロボディを、そして通常特性2にかちきが追加され威嚇持ちに強く出られるようになりました。種族値や技の関係上、耐久型として使われることが多いですね。今回はそんな耐久型としてのミロカロスを紹介させていただきます。
思いついたきっかけ
7世代からの変更点に「火傷のダメージが1/8→1/16」というものがあります。そしてたまたま水の耐久型を探している時にミロカロスのふしぎなうろこという特性を見つけました。そう、「火傷ダメが減った今、うろこミロカロスにとっては追い風なのでは?」となりこの火炎玉ミロカロスを思いつきました。
火炎玉ミロカロスのここが強い
火傷ダメが軽減されたことで追い風が吹いてるミロカロス。「それだけじゃ使う気にはならんよ」という方でもうなずけるポイントがいくつかあります。
- 火炎玉で火傷になるため他の状態異常になることがほぼない。
1度火炎玉が発動して火傷になってりまえば、耐久型の天敵である猛毒に、なにもできなくなる眠り、氷に、常に25%の確率で動けなくなる麻痺、これら全てになることがありません。そして火傷はAダウンの効果がありますが物理技をほとんど搭載することのないミロカロスにとってはデメリットにはなりにくく、毒状態(1/8)よりもすくないスリップダメージなので、状態異常の中では一番相性がよいです。
ただし、ほぼないの通り、受け出し時や初手対面時には受けてしまう可能性があるので注意が必要です。
毒にならないという点ではドヒドイデやカプ・レヒレにも共通して言えますが、
・カプ・レヒレの回復ソースはZ技にほぼ依存しているため、自己再生で差別化ができている。※コメントにて「もうすこし詳しい比較点が欲しい」と頂いたので、別枠に書きます。
・ドヒドイデはZ技を用いればガブリアスさえ受けれるとはいえ、そうするとサイクルを回しにくくなってしまったり、素の火力が高くなかったり、Sが違う等で差別化はできる。それと特性ふしょくのポケモンから毒を貰わないのも評価できます。
このように差別化点はあるので十分採用価値はあると思います。
- ふしぎのうろこのB上昇によって得られる圧倒的固さ。
火炎玉発動時のその固さを耐久指数にして表してみるとH201‐B144で43416となります。
環境に多いポリゴン2がH191-B156で44694となのでその固さがわかるのではないでしょうか。
カプ・レヒレとの比較点
前述した通り、コメントにて差別化点がもう少し欲しいという要望があったので追記します。なお、自分はカプ・レヒレを一度も使ったことがなく、調べたことをもとに考察していることをご容赦ください。
- 共通点
・ミロカロスはほぼ永続的に、カプ・レヒレは一時的にだが、(他の)状態異常になることがない。
・同じ水タイプを持つ。
・黒い霧を覚える。
- ミロカロスが優位に立てる点
・自己再生という高速回復技を持っていること。
カプ・レヒレの回復ソースとしてまず最初に挙げられるZ黒い霧などによる回復です。しかし、一度きりしか使えないので何度もサイクルを回したり、長い間居座ったりができません。
・ミラーコートの有無
特殊型への遂行速度や、特殊型に対するプレッシャーが違うと思われます。ただミロカロスというポケモンがミラーコートを覚えるということを知ってる人がどれくらいいるのだろうか・・・。
・熱湯の有無
カプ・レヒレの特性、ミストフィールドはその特性上、浮いてるポケモン以外の相手の状態異常も無効化してしまいます。その結果、熱湯で相手を火傷にできにくくなります。よってレヒレと熱湯の相性は最悪、火傷による余裕ある受けができなくなってしまいます。
カプ・レヒレにもミロカロスよろ強いところはあります。例えばドラゴン無効だったり、挑発や瞑想を覚えるだったり。
しかし、上にも挙げた通りにミロカロスにも優位な点がいくつもあるということもわかったかと思います。
一つ言えるのはどちらかが一概にどちらかの劣化であるということはないということです。
(これは感想として留めておきますが、カプ・レヒレはこのミロカロスやポリゴン2といった受けというよりかは、どちらかというと流しに近いものがあるのではと思いました。)
特性
火炎玉での火傷によるB上昇を狙うためふしぎなうろこで確定とします。
持ち物
火傷が一番デメリットの少ない状態異常と言え、自分から火傷になれるので火炎玉で確定です。
努力値構成
性格: 図太い
努力値: H244 / B252 / S14
明確な役割対象を持たせるよりも、より多くの相手を見たいと思い、Bは思考停止のぶっぱ、HPの実数値は奇数の201にして残りをSに回しました。
Sの調整に関してはカプ・レヒレやバンク解禁後のスイクンなどがいる85族を抜くぐらいが丁度いいかと思います。そうしたい時はBを削るようにしましょう。
無振りD>補正アリB252振りBなのでDL対策は特に考えなくてもよいです。
技構成
- 攻撃技
・熱湯(威力80&30%火傷) or 波乗り(威力90)
タイプ一致技。火傷にしてもっと物理を安定して受けたいなら熱湯。後述する毒毒を入れて、火傷で毒が入らない事故をなくしたいなら波乗り。ハイドロポンプに関しては自己再生による耐久が多くなりPPが足りなくなることが予想されるのでナシです。ちなみにドロポン派
・冷凍ビーム(威力90&10%こおり)
ガブリアスやボーマンダに対する遂行技。
・ドラゴンテール
主に起点回避用。後述する黒い霧との選択。
この中から1〜2個選択するとよいでしょう。
- 変化技
・自己再生(最大HP50%回復)
確定と言ってもいい技。これがあるから耐久できると言ってもいいほど。
・毒毒(命中90%)
自己再生との相性がよく、相手の耐久型の毒を無効化しながらこちらは毒を撒いていけるのでポリゴン2などの相手ができる。
・ミラーコート(受けた特殊技のダメージの2倍ダメージを与える&悪には無効)
物理受けではあるが特殊耐久も高く実数値にしてみるとH201‐D145となるので、特殊に強くなれて、なおかつ早い処理が可能になる技。
・黒い霧(能力変化を全てリセット)
積み技、特に自己強化系(竜舞、剣舞、etc…)が流行っていて、それに対抗できる技として個人的に注目しています。
素の火力の低い積みポケや、ミロカロスより足の遅い積みポケ、Z技で1回しか積めないポケモン等を簡単に詰ませることができます。
竜舞持ちの面子やメガルカリオの相手となると火傷が入れば相手が可能で、入らなくても相手の能力上昇がない状態までには持っていけます。
ドラゴンテールとの選択になりますが、相手のラス1で積むという行動をほぼ許さない黒い霧の方が個人的には優秀かなと。
この中から自己再生+1〜2個選ぶ形になります。
- 守るについて
コメントで守るは選択肢にないのは何故かという疑問があったので追記します。
単純に初手で使う以外のメリットがないからです。確定欄の技構成を一番使ってますが、冷凍ビームが欲しい場面やミラコが欲しい場面にちょくちょく遭遇するほど技スぺが欲しいところにメリットの少ない守るを入れる価値があるのか?と思います。
よって守るは候補からは除外させてもらっています。
(まあどうしても初手から出して親の敵を潰したいならその人の判断に任せますが。)
ダメージ計算
追加して欲しいダメージ計算があればコメントお願いします。その都度追記していきたいと思います。
被ダメージに関しては火傷ダメージもあるので、実際の確定数と変わることがございますので、運用する時は注意してください。
この型での火傷ダメージは12です。
与ダメージ
- 熱湯
・無振りガブリアス 割合: 28.4%〜34.4% 回数: 乱数3発 (2.1%)
・無振りミミッキュ 割合: 33%〜40% 回数: 乱数3発 (99.98%)
・メガハッサム(H175‐D120) 割合: 26.2%〜31.4% 回数: 確定4発
・H252振りアローラガラガラ 割合: 65.8%〜79% 回数: 確定2発
- 波乗り
・無振りガブリアス 割合: 31.6%〜38.2% 回数: 乱数3発 (94.9%)
・無振りミミッキュ 割合: 39.2%〜46.1% 回数: 確定3発
・メガハッサム(H175‐D120) 割合: 29.1%〜34.8% 回数: 乱数3発 (10.5%)
・H252振りアローラガラガラ 割合: 73.9%〜88.4% 回数: 確定2発
- 冷凍ビーム
・無振りメガボーマンダ 割合: 89.4%〜105.8% 回数: 乱数1発 (31.3%)
・無振りガブリアス 割合: 85.2%〜102.7% 回数: 乱数1発 (18.8%)
- ドラゴンテール
ほぼ起点回避用のため割愛
被ダメージ
物理
上段はふしぎのうろこ発動時、下段は未発動時のダメージです。
・ガブリアス(A182)の地震
→ダメージ: 52〜63 割合: 25.8%〜31.3%
→ダメージ: 72〜85 割合: 35.8%〜42.2%
・ガブリアス(A182)の逆鱗
→ダメージ: 64〜76 割合: 31.8%〜37.8%
→ダメージ: 85〜102 割合: 42.2%〜50.7%
・メガボーマンダ(A216)の捨て身タックル
→ダメージ: 90〜106 割合: 44.7%〜52.7%
→ダメージ: 123〜145 割合: 61.1%〜72.1%
・メガギャラドス(A207)のかみ砕く(型破りでふしぎなうろこを無効)
→ダメージ: 72〜85 割合: 35.8%〜42.2%
・メガルカリオ(A197)のインファイト
→ダメージ: 92〜110 割合: 45.7%〜54.7%
→ダメージ: 124〜148 割合: 61.6%〜73.6%
・ミミッキュ(A142)の剣舞1積みじゃれつく
→ダメージ: 75〜88 割合: 37.3%〜43.7%
→ダメージ: 102〜120 割合: 50.7%〜59.7%
・メガメタグロス(A216)の思念の頭突き
→ダメージ: 66〜78 割合: 32.8%〜38.8%
→ダメージ: 88〜105 割合: 43.7%〜52.2%
・アローラガラガラ@太い骨(A145)のシャドーボーン
→ダメージ: 66〜78 割合: 32.8%〜38.8%
→ダメージ: 97〜115 割合: 48.2%〜57.2%
特殊
・ギルガルド(C222)のシャドーボール
→ダメージ: 69〜82 割合: 34.3%〜40.7%
・カプ・レヒレ(C115)の瞑想1積みムーンフォース
→ダメージ: 64〜76 割合: 31.8%〜37.8%
・キングドラ(C161)の流星群
→ダメージ: 82〜97 割合: 40.7%〜48.2%
・ポリゴン2(C125)の10万ボルト
→ダメージ: 60〜72 割合: 29.8%〜35.8%
異常になります。
ここまで見てくださった方、ありがとうございますm(__)m。