みすずと申します。4回目の投稿
- 一般的な略称や表現を用います。
- ダメージ計算はトレーナー天国様のものを使用しています。
- お互いに理想個体を前提としています。
- ダメ計は実数値でなく努力値を記載し、性格補正有りを↑で表します。
- 不要という声が多ければ削除します。
解説
一貫性の高い飛行タイプの中でもトップクラスの火力で、広範囲に大きな負担をかける崩し要因またはエース
高いA種族値と、ブレイブバードや捨て身タックルなどの高威力技、それに適した特性捨て身により、高い攻撃性能を持ちます。また、同じく高威力で飛行技との範囲補完に優れるインファイト、不利対面からの回避が可能な蜻蛉帰りと、有用な技を覚えます。ガルドへの有効打が無いのがちょいと痛い。
採用理由・役割
- 1.飛行技(orノーマル技)+格闘技による広範囲アタッカー
- 2.高火力による受け崩し
- 3.(ゴースト・地面の一貫切り)
2だけ解説します。といっても、文章で説明するよりダメ計見た方が速いと思うので先にそっちをどうぞ。
(攻撃対象)
(A252↑メガマンダの捨て身タックル)
(A252鉢巻きムクホークのブレイブバード)
H252マリルリ
割合: 84.5%~100% 回数: 乱数1発 (6.3%)
割合: 101.4%~119.3% 回数: 確定1発
H252B252↑カバルドン
割合: 43.7%~52% 割合: 乱数2発 (15.2%)
割合: 52%~61.8% 回数: 確定2発
H252B252↑クレセリア
割合: 43.9%~48.8% 回数: 確定3発
割合: 48.8%~58.1% 回数: 乱数2発 (96.1%)
特化クレセリアでさえ受け出しを許さない超火力。これが最大の採用理由です。
さらに言うと、メガマンダの攻撃の最高乱数がムクホークの攻撃の最低乱数とほぼ一致しているため、メガマンダの捨て身タを確定耐えに調整したポケモンを持って行けるという、飛行アタッカーとしてとても良き特徴を持ちます。
総合して言えば、(上にも書きましたが)エース性能と崩し性能の高さにこそ鉢巻きムクホークの強みがあると言えるでしょう。
また、この火力をメガマンダ含む他の飛行アタッカーとの差別化とします。
調整
- 1.ASベース調整
性格 : 陽気 or 意地っ張り
特性 : 捨て身
持ち物 : こだわりハチマキ
努力値 : H4 / A252 / S252
実数値 : 161-172-90-x-80-167
上記の火力を出すために、特性捨て身・持ち物鉢巻き・努力値Aぶっぱは確定とします。1回切りの飛行Zでは指数が足りなくなる場面がとても多く、例えばHB特化クレセリアをZブレバ+ブレバで落とせなくなります。
Sが激戦区なので陽気最速を推奨、あまりをHに振ると6n-1となります。
また、4ー244ー4ー0ー4ー252と振れば陽気ガブの逆鱗を確定耐えすることも可能ですが、攻撃面で当のガブリアスへの乱数がずれるので一長一短です。こっちは調整が細かいので、基本的にはASぶっぱ。
性格を意地っ張りにすることで乱数がずれる相手はそう少なくないので、参考程度に乱数の変わるメジャーな敵を載せておきます。
【陽気→意地】
・H252B252↑クレセリアへブレバ(捨て身タ)
乱2 (96.1%) → 確2
・H244B252↑輝石ポリゴン2へブレバ (捨て身タ)
乱2 (72.7%) → 確2
・H244ヒードランへインファ
乱1 (68.8%) → 確1
・H4メガガルーラへブレバ(捨て身タ)
乱1 (81.3%) → 確1
・H252アガラガラへブレバ
乱1 (75%) → 確1
- 2.H振り調整
ムクホークの技は高威力なだけに反動も大きく、160とちょっとのHPでは反動による疲弊が痛手となってしまいます。そこで、ブレバ捨て身タの施行回数を稼ぐためにASを削ってHに割く、というものです。
言うまでもないですが、 施行回数を増やすメリット<<上から殴られるデメリット なので、中途半端なH振りは逆効果になります。かといって、明確な受け先が存在するわけではない中堅ポケモンが、仮想敵を設定した具体的な調整を考えるのは難しいので、H方面若しくはS方面に都合のよい配分にするのが好ましいでしょう。
具体案としては、
・陽気 H116 / A252 / S140
H実数値175(16n-1)、準速サザンドラ抜き
・意地 H244 / A148 / S116
H実数値191(16n-1・6n-1)、Aが陽気252振りのもの+2、最速キノガッサ抜き
などです。汎用性は調整1のものよりかは下がりますが、ムクホークが抜ける敵(主にテッカグヤやHBポリ2など)への対面性能は調整1よりも向上します。
個人的には飛行アタッカーとして、最速ガッサ抜きがSの最低ラインだと思っています。ヤクホークはダメ、ゼッタイ。
以下のダメ計は、調整1の性格陽気として計算しています。
技構成
基本的には、ブレバ / 捨て身タ / インファ / 蜻蛉の4つで確定です。必要性が薄いとしたら、ブレバと同威力かつ半減される範囲が似ている捨て身タなので、そこはパーティーに合わせて候補技と入れ替えてください。
【】内は火力指数を、青枠内はダメ計を示します。
- ブレイブバード【55728】
特性適応技その1。反動こそあるものの、範囲が広く高威力を出せるメインウェポンです。
※〔*〕がついているものは、捨て身タでも同威力のものです。
無振りガブリアス*
→ 割合: 100%〜118% 回数: 確定1発
H4カミツルギ
→ 割合: 102.9%〜122.2% 回数: 確定1発
H252B252↑メガフシギバナ
→ 割合: 116.5%〜139% 回数: 確定1発
H252B252↑ナットレイ
→ 割合: 58%〜68.5% 回数: 確定2発
H252B252↑スイクン*
→ 割合: 55.5%〜65.7% 回数: 確定2発
- 捨て身タックル【55728】
特性適応技その2。主に電気タイプを意識して使います。
※〔*〕がついているものは、ブレバでも同威力のものです。
H244ランターン
→ 割合: 116%〜136.7% 回数: 確定1発
H252FCロトム
→ 割合: 105%〜124.2% 回数: 確定1発
H244B252↑化身ボルトロス
→ 割合: 84.3%〜99.4% 回数: 確定2発
H252アシレーヌ*
→ 割合: 118.7%〜140.1% 回数: 確定1発
無振りメガリザードンX*
→ 割合: 104.5%〜123.5% 回数: 確定1発
- インファイト【30960】
飛行及びノーマルが通らない岩・鋼への有効打。範囲的に確定。
H244B252↑輝石ポリゴン2
→ 割合: 53.4%〜62.8% 回数: 確定2発
H252ジバコイル
→ 割合: 97.1%〜115.2% 回数: 乱数1発 (81.3%)
H244テッカグヤ
→ 割合: 46.7%〜55.1% 回数: 乱数2発 (69.1%) ステロ×1混みで、どちらも最低乱数以外確2
- 蜻蛉帰り【18060】
こだわり系と相性の良い交代技。自身の決定力補佐に用います。
H4メガギャラドス
→ 割合: 40.9%〜49.1% 回数: 確定3発
無振りサザンドラ
→割合: 74.2%〜88.6% 回数: 確定2発
無振りカプ・テテフ
→割合: 49.6%〜58.6% 回数: 乱数2発 (99.61%)
★☆候補技☆★
- 電光石火【15480】
唯一の先制技。参考までに、意地メガガルーラの猫騙しの火力指数が14550。
- 空元気【通常時27090 / 状態異常時54180】
火傷での機能停止を防ぐ技。尚、指数を比べれば分かると思いますが、火力は 状態異常時空元気 < 通常時捨て身タックル です。
- その他候補
寝言 / 恩返し【39474】 / 命懸け
ピンポイント性が高かったり打つ状況がかなり限られていたりするため紹介だけ。
左から、対ガッサバナ、無反動の安定打、定数ダメージ重視(H振り調整のみ)。
苦手な相手
ギルガルド、高速電気タイプ、スカーフテテフなど
中でもギルガルドがとにかく重いです。高速電気などには交代読み捨て身タックルがまだ通りますが、そもそも有効打0のギルガルドには意味を成さず。他の鋼もインファでなくともブレバ捨て身タで多少はごり押しが効きますが、ガルドの場合はキンシのせいでそうもいかず。素直に逃げましょう。
相性の良い味方
- ステロ撒き … ガブリアスなど
ステロによる火力補助・襷潰しと、ムクホークの微妙な素早さを補うS操作技を覚えるポケモン。積みエース展開とは異なり、蜻蛉帰りによるサイクル展開も視野に入れているため、上の条件にプラスしてサイクルに参加できるだけの高い数値を持つ(汎用性の高い)ポケモンが適しています。
- 電気受け … ランターン / トリトドン など
電気無効・氷技が等倍以下・それなりにHDが高く、対電気性能を持てるポケモンとして、上の2匹など。どちらもタイプ相性においてお互いの弱点を補完し合うことができ、ランターンならムクホークと蜻蛉ルチェンできる点、トリトドンならギルガルドの下から弱点をつける点が良いところとして上がります。ムクホークの低いDを補いたいこと、特殊が多い電気タイプに役割を果たしたいことから、持ち物はチョッキ推奨。
被ダメージ計算
- 物理
A252ガブリアスの逆鱗
→割合: 84.4%〜100.6% 回数: 乱数1発 (6.3%)
A無振りテッカグヤのヘビーボンバー
→割合: 56.5%〜67% 回数: 確定2発
(インファでのBダウン考慮しても最高乱数以外耐え)
A252↑ミミッキュのじゃれつく
→割合: 54.6%〜65.2% 回数: 確定2発
- 特殊
C4振りフェローチェの冷凍ビーム
→割合: 84.4%〜99.3% 回数: 確定2発
C252メガゲンガーのヘドロ爆弾
→割合: 87.5%〜103.1% 回数: 乱数1発 (18.8%)
C無振りクレセリアの冷凍ビーム
→割合: 50.9%〜60.8% 回数: 確定2発
見てのとおり、物理方面は等倍でもガブの逆鱗を耐える程度にありますが、特殊方面は相手がC無振りでも弱点を突かれると大きなダメージになります。そのため、上記のトドンなどとのサイクルを大切にした運用が重要になります。
総括
メガボーマンダと違って、積みターン無しで指数を叩き出せる、インファや蜻蛉を扱うことができるなどの利点を持つので、マンダを使ってそれらの要素が欲しいと感じたら、是非使用してみてください。
以上です。