- 指定がない限りお互いに理想個体であるとする。
- HP/攻撃/防御/特攻/特防/素早はH/A/B/C/D/Sという略称を用いる。また、タイプのノーマル/電気/地面/格闘/エスパー/ゴースト/飛行/ドラゴン/フェアリーは無/電/地/格/超/霊/飛/竜/妖という略称を用いる。
- 努力値の後の±は性格補正を指す。
- 技名の前の↑↓はランク補正を指す。
前置き
みなさんはじめまして、はかばと申します。今回が初投稿となりますので、ネタはなしの糞真面目な論になるとは思いますがどうか温かい気持ちで見守っていただければなと…。至らぬ点も多々あると思いますが、優しく、あくまで優しく指摘してくださればね、ガラスハートが砕けずに済むんでね…いやほんとに。
ガブリアスについて
第四世代で登場した竜地ポケモン。伝説ポケをのぞいたトップ600族の中でも無駄のない種族値配分、高火力命中安定のメインウェポンから環境上位に居座り続けた主人公ポケモンである。
しかしながら、七世代、特にバンク解禁後はかなりその数を減らしている。使用率は今やランキング6位に降格(2017年5月15日現在)。理由としては竜技が守り神やミミッキュに止められ、地技がギャラマンダを始め多くのポケモンにスカされ、と動きにくいことが挙げられる。そこで今回は動きやすさ、安定感をコンセプトにみがわり竜Zガブを考察していく。既に竜Zの論は存在するが、技構成が違う、投稿されて時間が経っている、といった理由によりフォークにはしなかった。フォークでいいという意見が多ければフォークする…かもしれない。
採用理由
1.最大打点によるサイクル崩し
S102から繰り出される一致Z(火力指数にして5万越え)は等倍であれば並耐久のポケモンは吹き飛ばしてくれる。技が縛られないという点でハチマキとの差別化は可能。ゴツメギャラ、ゴツメランド、クレセ等ガブリアスに後出しされることが多い受けポケモンを突破できる火力はハチマキにはない魅力。またメガマンダに対面から勝てる可能性が生まれる。詳しくは後述のダメ計にて。
2.鮫肌による削り
ダメージとしては微々たるものだが、相手に接触技を躊躇わせる。ガブリアスの強みの一つ。
3.電気無効枠
コケコ、レボルト等によるボルチェンくるくるサイクルを断ち切る、Z透かしのため現環境において電気無効枠は必須と言っても過言ではない。
4.有利対面における余裕
ガブリアスのメインウェポンが両方ともに無効にされやすいのは上述の通りだが、かといって有利対面でわざわざ交代読みで岩技等を打って失敗したときのリスクはとても無視できない。みがわりを採用することで1ターンの様子見が可能となり、相手の行動次第で次の行動を考えることができる(受けポケモンが出てきたら剣舞竜Zで突破、苦手なポケモンが出てきたら交代、突っ張ってきたらまた択、といった具合)。デメリットは後述。
5.奇襲性能
PGLの統計を見ても40%がタスキ、35%がスカーフであり、竜Zは8%しかいない。ただ完全に警戒されないわけではないためおまけ程度。ちなみにみがわりの採用率はトップ10圏外でほぼ読まれない。
持ち物
タスキ、スカーフ、ハチマキ等基本何でも扱えるが、今回は上記の通り竜Zで確定とする。A↓竜ZでH4振りメガマンダが確1と高火力、さらに技が縛られないことで起点になりづらくこだわる際の変な交代読みなどをしなくてもよくなるため、非常に扱いやすい。
特性
鮫肌で確定。すながくれによるメリットも無くはないが、タスキ潰し、ダメ稼ぎ等何かと役立つ機会が多いため。
努力値、性格
性格:ようき
努力値:AS252,B4
実数値:183-182-116-×-105-169
テンプレ通りだが、おそらく1番強い。みがわりを採用するため耐久振りも考えたが、メガガル、メガリザX,Yを考えるとSは落とせない。下記のダメ計を見てもらえばわかるが火力が相当ギリギリなため火力も落とせない。
技
確定技
- 逆鱗
これがないガブはガブじゃない今回は竜Zの考察なため最大打点を出すために確定。
- 地震
安定した高火力一致技。外す理由がない。
- つるぎのまい
全体的に少し物足りない火力を底上げするため確定。下記のダメ計を見ればわかるがこれがないとゴツメランド、ゴツメギャラを倒せない。
- みがわり
今回第ニのコンセプト。相手の交代が明らかな場面、もしくはガッサ対面で胞子が読める場面で置きにいく。択を遅らせるという意味で打ちやすく、安定択になりやすい。バシャーモ、サメハダーに対しても有利に立ち回れる。しかし無闇に使うと本来勝てる相手(メガルカリオ、コケコ、メガマンダ等)に一方的に倒されることになりかねない上、連続技持ち(主につららばり持ちのマンムー、パルシェン)には無意味どころか大きなディスアドを背負うことになる。こいつらが裏に見えている場合はよく考えて使うこと。
今回は以上4つで確定とする。炎の牙、毒づき、岩封など採用価値がないわけではないが、技スペが足りないため断念。抜くとしたら地震だが、パーティと要相談。
ダメ計
- 与ダメ
メガボーマンダ、ランドロス、ギャラドスは威嚇込み。
げきりんZ
H4 メガボーマンダ 101.7%〜120.4%
H196B4 同上 87.1%〜104.6%
H212B236+ ランドロス(霊) 43.9%〜52.3%
A↑時 99.4%〜117.8%
特化ギャラドス 45%〜53.4%
A↑時 100.9%〜118.8%
特化輝石ポリゴン2 43.7%〜52%
A↑↑時 87.5%〜103.1%
特化クレセリア 45.3%〜54.1%
A↑↑時 91.1%〜107.4%
H252テッカグヤ 38.7%〜45.5%
A↑↑時 77.4%〜91.1%
メガボーマンダは耐久振りだと耐えられるが、鮫肌で削れることを考えると悪くない。また、剣舞さえできれば等倍で受けることは不可能な火力が手に入る。テッカグヤは半減の指標。
じしん
B4メガメタグロス 77.4%〜92.9%
H4ミミッキュ 78.6%〜93.8%
B4カプテテフ 74.4%〜87.5%
H236B52カプレヒレ 41.7%〜49.7%
- 被ダメ
物理
特化メガボーマンダ 捨て身タックル 82.5%〜97.2%
A252メガルカリオ インファイト 84.1%〜99.4%
A252キノガッサ タネマシンガン 18%〜21.8%
特化ミミッキュ じゃれつく 75.4%〜89.6%
同上 かげうち 16.9%〜20.2%
無振りカバルドン 氷の牙 61.2%〜74.3%
特殊
特化メガボーマンダ りゅうせいぐん 142%〜168.3%
特化カプテテフ ムーンフォース 111.4%〜131.1%
特化カプレヒレ ムーンフォース 89.6%〜106%
特化カプコケコ マジカルシャイン 75.4%〜89.6%
相性のいい味方
- ギルガルド
比較的テテフへの後出しが安定する。また、このガブリアスから打点がないブルルも安定して見れる。カプZ非考慮。
- ウルガモス
純特殊マンダならりゅうせいぐんでガブが落とされた後起点にしていける。ブルルにきっちり打点があるのもグッド。両刀マンダ非考慮。
その他、カプテテフ、レヒレに後出しがきくコマ(ジバコイルやメタグロス、ハッサムなど鋼タイプはだいたい当てはまる)。また特殊、両刀マンダに強く出れる、もしくは起点にしていけるポケモン。思いつき次第追記。
最後に
いかがだったでしょうか。刺されば強い型ですが、みがわりを貼るタイミングを間違えるとただただ殴り殺される点、ブルルに何もできない点、弱いところはあるため、各自考えつつ使ってみてくれるとうれしいです。初投稿ゆえ穴も多いでしょうが、優しく(優しくね?)指摘していただければ随時修正していくのでよろしくお願いします!最後まで閲覧くださった方、ありがとうございました。