はじめまして。希薄と申します。
今回、育成論を初投稿させていただきます。
至らない点があるかと思いますが、最後まで読んでいただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
- 指定のない限り全てのポケモンは理想個体とします。
- H、A、B、C、D、Sなどの略称を使用します。
- ダメージ計算はPOKEMON SOLDIER様の計算ツールを使用しております。
クレッフィクレッフィというポケモンについて
★XY(第六世代)で初登場した、特性いたずらごころを活かしたサポートが得意なポケモンです。耐性も半減以下が11、弱点が2と優秀です。いたずらごころの弱体化・混乱自傷率の低下(いばるがそもそも技マシンに存在しない)・優秀な競合ポケモンの登場などにより、使用率が減りました。SVで新たに習得した技もありますので、今回はそれを用いた型をご紹介します。
採用型
★両壁サポート型
他の壁貼り要員との差別化
★他のサポートポケモンでは覚えられないまきびしを習得可能です(第8世代より)。
まきびし
ひこうタイプ・特性ふゆう持ちのポケモン以外が場に出たときに最大HPの1/8、1/6、1/4分のダメージを与えます(最大3回まで重ね掛け可能)。
両壁サポートを担うポケモンとしてオーロンゲやエーフィなどが環境で使用されていますが、壁+罠貼りの両立をすることはできません。後続のきあいのタスキ持ちポケモンのタスキを潰したり、サイクル戦に持ち込んだ際に相手に負荷をかけられるという点で差別化することが出来ていると考えます(浮いてないポケモンに限る)。先制で変化技を打てることに加えて優秀な耐性で一撃で落とされるリスクが少なく、壁貼りの役割を確実に遂行できるのが利点です。
持ち物
ひかりのねんど
壁ターンを最大限まで確保できるひかりのねんどで確定です。
特性
いたずらごころ
性格・努力値と調整
ずぶとい、H252/B252/D4
H/Bに全振りし物理アタッカーからの攻撃を最小限に抑えることで、行動回数を確保します。てっていこうせんを使用するため、性格はずぶどい確定です。
技構成
ひかりのかべ/リフレクター/まきびし(確定枠)
コンセプト上ここまで確定です。
てっていこうせん(選択枠)
威力140のはがね技。自分のHPを最大HPの半分を減らします。壁ターンの消費を無駄にせずに自分のHPに干渉できる退場技として優秀であり、相手のまもるなどに依存せずにHPを減らすことが出来るため、壁ターンの調節がしやすいのが利点です。また、イカサマ読みでてっぺきを積みに来たH252/D4クレベースを確定一発で落とせます。
イカサマ(選択枠)
威力95のあく技。相手のこうげきの能力値でダメージ計算します。今の環境ではドラパルト、ミミッキュ、カイリューなどの物理アタッカーが多く、腐ることが少ないです。物理アタッカーの積み技を牽制することができます。てっていこうせんとの入れ替えで採用する型も考えられます。
でんじは
テラスタル
★テラスタルは基本的に使用しませんが、候補となるテラスタイプを紹介します。
あく
オーロンゲなどのいたずらごころ持ちのポケモンに対して強く出れます。オーロンゲ入りのパーティと当たる際は初手対面となることが多く、確実に役割を遂行したい場合はテラスタルを切るのも一つの手かと思います。
はがね
てっていこうせんの火力を上げられます。
立ち回り例
★基本的に選出は初手で起用し、両壁を貼ってまきびしを撒きます。まきびしは複数回撒くことで割合ダメージが増加するため、相手に打点がない場合は使用を検討してもよいと思います。相手の積みポケモンの後出しには注意が必要です。
★いたずらごころ持ちに対してあくタイプを後出しされることがありますが、両壁に加えてまきびしは『ポケモン』ではなく『場』を対象とする効果であるため、無効化されずに繰り出すことが出来ます。
与ダメージ計算
てっていこうせん
被ダメージ計算
- わんぱく無振カバルドンじしん (29.3〜34.8%) 乱数3発 : 4.24% 壁込み
- ようきハチマキマスカーニャはたきおとす (12.9〜15.2%) 乱数7発 : 18.92% 壁込み
- ようきガブリアスじしん (40.9〜48.2%) 確定3発 壁込み
- いじっぱりハチマキカイリューじしん (44.6〜53.1%) 乱数2発 : 28.9% 壁込み
- おくびょうドラパルトだいもんじ (72.0〜85.4%) 確定2発
- おくびょうドラパルトだいもんじ (36.0〜42.7%) 確定3発 壁込み
- ひかえめサザンドラだいもんじ (45.2〜53.7%) 乱数2発 : 39.45% 壁込み
- おくびょうサザンドラだいもんじ (41.5〜49.4%) 確定3発 壁込み
- おくびょうメガネサザンドラだいもんじ (62.2〜73.2%) 確定2発 壁込み
- いじっぱりセグレイブじしん (31.8〜37.9%) 乱数3発 : 91.4% 壁込み
- いじっぱり+1地面テラスセグレイブじしん (71.4〜84.2%) 確定2発 壁込み
- ひかえめウルガモスほのおのまい (51.9〜62.2%) 確定2発 壁込み
- おくびょうサーフゴーゴールドラッシュ (35.4〜42.1%) 確定3発 壁込み
- ひかえめサーフゴーゴールドラッシュ (38.5〜45.8%) 確定3発 壁込み
苦手なポケモン
★ちょうはつ持ちのポケモンで止まります。特に先発で起用されやすいオーロンゲには弱いです。また、特性マジックミラーに対しては、まきびしが跳ね返されるので注意が必要です。
★かわらわり持ちのポケモン(マスカーニャ、ドドゲザンなど)で壁が割られてしまいます。クレッフィに対して後投げしてきたら警戒しましょう。
相性の良い味方・構築例
- セグレイブセグレイブ
りゅうのまいを覚える積みエース。まきびしのささらないひこうタイプに対して相性有利であり、つららばりできあいのタスキやマルチスケイルを貫通することができます。
- オノノクスオノノクス
クレッフィに対して出してきた積みポケモンに対して後投げできます(相性の有利不利はありますが、、、)。積みのターンを実質無視できるため、まきびしの試行回数を増やせます。
最後に
★クレッフィは壁貼りとして優秀なサポートができる反面、ちょうはつで止まってしまったり、裏のポケモンが読まれやすいなど、対策一つで役割が遂行できなくなってしまう弱点も持っています。しかし、相手のちょうはつ持ちのポケモンやあくタイプのポケモンを選出を誘導できるなど、見せ合いの段階でも圧力をかけることができます。ハマれば強いポケモンだと思いますので、ぜひ使ってみてください。
初めての育成論投稿で至らない点が多かったと思いますが、ここまで読んでいただきありがとうございました。
その他、必要と思われる記述やダメージ計算があればコメントにてご指摘いただければと思います。