始めに
ここでは、たいりょく→H、こうげき→A、ぼうぎょ→B、とくこう→C、とくぼう→D、すばやさ→S、A↑の性格+A252振り→A特化というふうに表記致しますので、ご了承下さい。
採用理由
環境に多い水ロトムやヘイラッシャ、キョジオーンといった物理受けポケモン、物理攻撃主体のポケモンに対して強く出れます。
そして、必中眠り技のキノコのほうしが打てるという点で、相手のポケモンを行動不能にし、こちら側のポケモンが動きやすくなるという点も採用理由です。
持ち物
くろいヘドロ
毒タイプのポケモンに持たせるとHPを毎ターン最大HPの1/16ずつ回復し、それ以外のタイプのポケモンに持たせると1/8ずつダメージを受ける
トリックをされたときに、相手のポケモンに負荷がかかるようになるというのと、パーティーにヘイラッシャやキョジオーン等、食べ残しと相性が良いポケモンに食べ残しを持たせることができるようにくろいヘドロとしました。
特性
さいせいりょく
戦闘から手持ちに引っ込めると最大HPの1/3が回復する
確定です。「ほうし」にしてしまうと、万が一「ほうし」のほうが先に発動してしまうと、「キノコのほうし」による眠りの状態異状が麻痺によって通らなくなってしまうからです。
また、サイクル戦をする際、「さいせいりょく」にしておくことでHP管理がしやすくなるからです。
性格・努力値と調整
性格はおだやかにした理由は、D4も含めC特化ドラパルトのかえんほうしゃを確定3発にするためです。
コメントで指摘があったように、C特化眼鏡ドラパルトのかえんほうしゃは耐えませんでした。眼鏡を計算に入れるのを忘れていました。
また、個体値の話ですがAを0にし、性格でA↓になるようにすると、イカサマのダメージを最小にできます。
努力値は、H252 B132 C122 D4、実数値は、H221 B107 C120 D111となります。
無理矢理くろいヘドロの恩恵をMAX受けられるように16n調整すると耐久が薄くなるので、こうしました。
Bの調整については、スカーフいじっぱりソウブレイズだったときの技「むねんのつるぎ」をHP満タン時に残り体力が少なくなってしまいますが、確定耐えするように調整しました。(最大乱数で218ダメージ、98.6%受ける)
技構成
ギガドレイン
タイプ:草 威力:75 命中:100 PP:10(16) 特殊技
与えたダメージの半分自分の体力を回復する
「さいせいりょく」の他にも自分の回復手段は持っていたほうが安定すると思います。
イカサマ
タイプ:悪 威力95 命中:100 PP:15(24) 物理技
相手のポケモンの攻撃力に応じてダメージがあがる
先述した通り、物理攻撃ポケモンに太刀打ちできます。
キノコのほうし
タイプ:草 威力:ー 命中:100 PP:15(24) 変化技
相手を眠り状態にする
草タイプと特性「ぼうじん」、持ち物「ぼうじんゴーグル」を持っているポケモンには効果が無い
本論のテーマなので確定です。
相手を即座に眠りにできる技は言わずもがな強力です。
ヘドロばくだん
タイプ:毒 威力90 命中:100 PP:10(16) 特殊技
30%の確率で相手を毒状態にする
特性「ぼうだん」のポケモンには効かない
フェアリータイプや最近多くなっていると感じる草テラスタルウルガモスやヘイラッシャに強く出れるというのと、ドラパルトや、サザンドラといったポケモンを連れているパーティーに組み込む場合、フェアリータイプのポケモンが選出される場合があるので、そのケアに使えます。
候補技
クリアスモッグ
タイプ:毒 威力50 命中:必中 PP:15(24) 特殊技
100%の確率で相手の能力ランクをもとに戻す(±0にする)
相手の積みエースを台無しにすることができる技です。
エナジーボール
タイプ:草 威力:90 命中:100 PP:10(16) 特殊技
10%の確率で相手のポケモンの特防の能力ランクを1段階下げる
特性「ぼうだん」のポケモンには効かない
草タイプの特殊技の中で高威力を誇り、特防ダウンを狙える技。後続の特殊アタッカーに有利な盤面を作ることができます。
どくどく
タイプ:毒 威力:ー 命中:90 PP:10(16) 変化技
相手のポケモンを猛毒状態にする。
キノコのほうしが効かない草タイプにも状態異状を擦り付けることができます。
毒ダメージで相手をやりきることができる可能性も生まれます。
テラスタル
毒
毒にしないと、くろいヘドロのダメージを受けてしまうので、確定です。
ですが、サポート役兼受けで、テラスタルする機会は滅多にないので、優先度は低いです。
立ち回り例
ヘイラッシャを狩るためにロトムが技「10万ボルト」を打つであろうタイミングで後出しなど、モロバレルが半減できるタイプの技が飛んでくるときに後出しをすると、他のポケモンの被弾も抑えれられ、モロバレルは「さいせいりょく」があるので回復することもできます。
また、先発で出して、「キノコのほうし」で眠り状態にすることで相手のポケモンに対して自分のエースに安全に引くことができます。
このように、器用な立ち回りができます。
与ダメージ計算
本論では、先述した通りサポート役や受け役としているため、与ダメージ計算は少量とさせていただきます。
ギガドレイン
H252ヘイラッシャ→乱数2発(71.5%)
無振り→確定2発
H252キョジオーン→乱数2発(47.7%)
無振りロトム(ウォッシュ)→確定2発
無振りイルカマン(マイティ)→確定2発
ヘドロばくだん
無振りサーナイト→確定2発
無振り特防1段階上昇サーナイト→乱数2発(9.8%)
無振りミミッキュ→確定4発(ばけのかわ込み)
無振り草テラスタルウルガモス→確定2発
H252草テラスタルヘイラッシャ→確定2発
イカサマ
A252ドラパルト→乱数1発(25.0%)
A252ソウブレイズ→乱数1発(62.5%)
被ダメージ計算
C特化ウルガモス「ほのおのまい」→確定2発
〃 「むしのさざめき」→確定2発
A特化ソウブレイズ「むねんのつるぎ」→確定2発
A特化鉢巻イルカマン(ナイーブ)「つばめがえし」→確定2発
A特化イルカマン(ナイーブ)「アクロバット」(持ち物無し補正あり)
→確定2発
C特化眼鏡ロトム(ウォッシュ)「10万ボルト」→確定7発
C特化眼鏡ドラパルト「かえんほうしゃ」→確定3発
C特化眼鏡サザンドラ「りゅうせいぐん」→低乱数1確(12.5%)
C特化眼鏡サザンドラ「あくのはどう」→確定2発
C特化ロトム(ヒート)「オーバーヒート」→確定1発
C特化眼鏡サーフゴー「ゴールドラッシュ」→確定2発
「イカサマ」→確定9発
苦手なポケモン
モロバレルミラー
別の育成論で、Cに特化していたり、ミラーのときに有利な技を持っている場合は勝つことが難しいです。
ハピナス等、特殊受けのポケモンで、攻撃力があまりないポケモン。
特殊型ドラパルト
イカサマが入りづらく、打点も本論では入れていないので、眠らせるのみになってしまう。
サーフゴー
特性「おうごんのからだ」で状態異状にならないため、眠らせるという仕事が果たせない。
アーマーガア等、変化技が効かない、状態異状にならないポケモン。
相性の良い味方・構築例
ヘイラッシャ、ドラパルト、ガブリアス、オーロンゲ、サーナイト
それぞれモロバレルが半減で受けられるタイプが弱点だったり、モロバレルに飛んでくる技を半減で受けられるポケモン。
終わりに
ここまで見ていただき、誠にありがとうございました。
ご指摘や質問がありましたらコメントにてお願いします。