はじめに
初めて育成論を投稿させていただきます、べべまるうどんと申します。
本格的なは前作からで、マスボ級の下の方をふらふらしてたレベルです。
初めての投稿ということで、至らぬ点も多々あるかと思いますがどうかご容赦ください。
この育成論ではHABCDSといった略称を用います。
また、特筆のない限り個体値は全て31とさせていただきます。
あらかじめご了承下さい。
ダメージ計算結果は ダメージ計算SV for ポケモンスカーレットバイオレット を使わせていただきます。
採用理由と役割
現在SV環境シーズン2時点で、おみとおしと挑発を両立出来るポケモンの中で最速ということで、今回このオンバーンを育成するに至りました。
役割としては、相手の起点作りポケモンカバルドンやデカヌチャンに対して挑発を打って機能を停止させます。
また、ガブリアスやドラパルトといった初手で何をしてくるかわからない相手に対して、おみとおしにより持ち物を読む事で、ある程度の展開予想、後続の読みに繋げることができます。
持ち物
持ち物に関してはパーティーと要相談です。
タスキを持たせて確実に行動出来るようにする他、足りない火力をいのちのたまなどで補い、相手の受け出しに圧をかけていくのも良いでしょう。
今回は採用技であるりゅうせいぐんによる継戦能力の低下を防ぐ目的で白いハーブを持たせています。
本来の役割が起点潰しと強行偵察なので、積極的に撃ちあうポケモンでは無いということを念頭に起きつつ、よりパーティーに合った持ち物を持たせると良いでしょう。
特性
本育成論のコンセプトのため、おみとおしで確定。
性格・努力値と調整
おくびょう(素早さ↑攻撃↓)
H4 C252 S252
環境トップクラスのS種族値123という高い素早さを活かすためにも、最速安定です。(マスカーニャと同値)
Sに努力値に振られることの少ない起点作り型と対面するという想定のため、相手の後続により圧をかけられるひかえめも選択肢の一つですが、その場合最速マスカーニャには確定で抜かれるため、注意が必要です。
テラスタルを切る事で襷持ちA特化マスカーニャにほぼ確実に殴り勝つことができるのは、コンセプトとは少し離れるもののひかえめ型ではできない点です。現環境でのいじっぱりマスカーニャの採用率約3割だけど
先述の通り基本的に居座って殴り合う型ではない為、耐久には振らずに残りはCにぶっぱで少しでも相手の後続に対するダメージを稼ぎます。
技構成
ちょうはつ
コンセプトのため確定。
りゅうせいぐん
タイプ一致で実質威力130*1.5=195。C種族値97と決して高い値ではない為、技の威力で補う目的です。
かえんほうしゃ
サブウェポン。テラスタルによってタイプ一致技となり実質威力135。主にメインウェポンの二つを半減してくる鋼タイプなどに撃ち込む用。それでもやはり火力は心許ない。
エアスラッシュ
タイプ一致で実質威力75*1.5=112.5。高い素早さによって怯みも活かしやすくなる。ただし抜群をとっても確1にできる相手は環境に少ない為、やはり火力は期待できない。ただし怯みによるワンチャン狙いも場面によってはアリ。
オンバーンはかなり豊富な補助技や蜻蛉を覚えますが、本育成論ではあくまで相手の起点潰しに重きを置いているため、最低限の仕事の遂行が見込める技構成を目指しました。
テラスタル
4倍弱点を補いつつ、サブウェポンの火力アップも見込めるほのおで確定。
主にセグレイブの礫ケア。
その他ミミッキュのじゃれつくやフェアリー技など。
立ち回り例
基本的には先鋒で繰り出し、相手の持ち物を確認するのが目的です。
現環境ではアタッカー型がほとんどであり、オンバーンの挑発は意外と読まれづらいです。そもそもオンバーン自体がマイナーとかいうもっともな意見はNG
そして先にも書きましたが、相手の持ち物を見ることによってある程度の相手の型の把握ができます。(ゴツメ持ちのカイリュー、ガブリアスなど)
逆に、起点作りを装ったアタッカー型という意表を突いた型を見抜くこともできます。
与ダメージ計算
- りゅうせいぐん
・H252振りガブリアス
210~248(97.6~115.3%)高乱数1発(87.5%)
H212振り以下なら確定1発
・H252振りカバルドン
118~141(54.8~65.5%)確定2発
・H4振りセグレイブ
206~246(107.8~128%)確定1発
・無振りカイリュー(マルチスケイル)
93~109(56.0~65.6%)確定2発
・無振りドラパルト
230~272(141.1~166.8%)確定1発
- かえんほうしゃ
・H252フォレトス
252~300(138.4~164.8%)確定1発
・H4振りデカヌチャン
82~98(50.9~60.8%)確定2発
- エアスラッシュ
・H4振りマスカーニャ
140~168(92.7~111.2%)乱数1発(56.2%)
・無振りウルガモス
102~122(63.7~76.2%)確定2発
その他、必要なダメージ計算値をコメント欄で教えていただけると幸いです。
被ダメージ計算
・A特化カイリューノーマルTS神速
93~109(57.7~67.7%)確定2発
・最速ドラパルト珠ドラゴンアロー
炎テラス 128~150(79.5~93.1%)確定2発
・陽気ガブリアスストーンエッジ
138~164(85.7~101.8%)低乱数1発(12.5%)
苦手なポケモン
- ドラパルトドラパルト
オンバーンより素早く、テラスを切らなければドラゴンアローであっさり沈みます。
基本的に対面させてはいけない。
- バンギラスバンギラス
特に有効打が無い。流星群でもどうにもならないため、きあいだまの採用も一考の価値あり。
基本的に先発で相手のサイクルを狂わせるのが目的のため、高火力高耐久のポケモンとのダメージレースでは勝ち目が薄いです。
よってこのポケモンの使い所を見極め、的確に運用する必要があります。
相性の良い味方・構築例
- ドラパルトドラパルト
相手の起点ポケモンを挑発で潰した後、素早い高火力アタッカーで相手を蹂躙する。展開次第では竜舞を積むのもあり。
- カイリューカイリュー
マルチスケイルを維持したまま降臨させやすく、さらにそこから積み技ないし炎の渦へいける。相手の居座りによる攻撃が怖い場合は素直にオンバーンを切るべし。
おわりに
最後まで閲覧いただきありがとうございます。
改めまして、このオンバーンの強みは相手の起点封じと情報アドバンテージに尽きます。技範囲の広さを生かして相手を殴りに行きたくなりますが、あくまで斥候ということを忘れずに、後ろに抜きエースを用意するのがベストです。
初めての育成論投稿ということで、みなさまのご指南ご意見を頂けると幸いです。