初めに
- LPを100にされながら初投稿です
- 既に同一の調整の育成論が存在しますが、技構成・立ち回り等に見解の相違が見られた為フォーク投稿しました
- ダメ計ツール:https://sv.pokesol.com/calc
オリーヴァの特徴
- こぼれ種
被弾する度にグラスフィールドを展開します
メインウェポンの増強・疑似的な耐久値の底上げ・相手の地面技からの負担軽減などを実現します
普段はレイドで圧倒的な存在感を放っています 帰ってくれ
- 宿り木の種
パルデアでは結構貴重な宿り木の種持ちです(現状宿り木の種を覚えるポケモンは進化前ポケモンを除くと17匹しかいません)
相手の削りとHPの回復を一度に行える便利な技です
耐久ポケモンに植え付けることで居座りの妨害・他の回復ソースを併用することでのループ展開・撃ち逃げすることで後続の負担の軽減など、様々な用途が考えられます
- 力を吸い取る
相手のAを下げながら相手のA実数値分HPを回復するイカレた技を覚えます
単体で使ってもかなり強いですが、宿り木と併用することでAを下げた相手を宿り木の削りでハメ倒す戦術が可能になります
フニャフニャになった相手に種を植え付けて衰弱させていくのはなんかエッチですね
この型
宿り木+力を吸い取る+グラスフィールド+残飯を駆使して回復しつつ、宿り木ダメージで相手を削り倒すことを狙った型です
採用理由
- 対物理
力を吸い取ると宿り木を駆使し、対物理全般の受けを狙います
初手力を吸い取るから入り、宿り木での回復が間に合うくらいにまでAを下げたところで宿り木を植え付けることで、剣舞などの対抗手段を持たない物理アタッカーを対面からハメることができます
また、玉ドラパルト程度の火力であれば、力を吸い取るから入らなくても(=相手の特殊アタッカーに無償降臨されるリスクを背負わなくても)、初手宿り木から入ることで十分ハメが成立するようになります
- 対低~中火力特殊
宿り木+残飯+グラスフィールドで毎ターン1/4ずつ回復する(宿り木の仕様上相手の最大HPで回復量が前後します)為、特殊相手もそれなりに受けられます
具体例としてアイテム無し特化ジバコイルのラスカノ程度なら半分削れないため、宿り木から入っても十分HPを保ちながら他の行動に移る余裕が作れます
- グラスフィールド・宿り木による後続の負担の軽減
撃ち逃げ宿り木・グラスフィールドによる回復・地震の威力半減効果を利用して引き先の負担を軽減することが可能です
宿り木とグラスフィールドを盾に鉢巻セグレイブなどの超火力ポケモンを無理やり繰り出し、一気に破壊するようなプレイングを可能にします
やや変則的ですがクッション的な役割を持てます
- 対水、地面
元々Cが高い種族値配分をしており、さらにグラスフィールドで草技の威力を上げられる為、草タイプとしての役割対象である水・地面に対して役割が持てます
ヘイラッシャに対してギガドレインで大体確2が取れるので、地割れを一回避けられれば倒せます
- キノガッサ対策
胞子無効・タネガン半減・(残飯やグラスフィールドでの回復込みで)マッハパンチを確3に抑えられる為、キノガッサに対して後投げが安定します
現状キノガッサは個体数を減らしていますが、なんだかんだ対策してないと面倒くさいポケモンなので、そいつに後出しが利くのは穴埋めとして優秀です
- ステロ+欠伸対策
欠伸ループに入られる前に宿り木を入れておくことで、ステロダメージを帳消しにしながら欠伸の眠りを回避することができます
ステロ+欠伸を狙ってくるポケモンはカバルドンを筆頭にHPが高いポケモンが多い為、大抵宿り木の回復量がステロダメージを超えます
完璧な対策とは言えませんが、ある程度の解決策にはなるでしょう
差別化
力を吸い取る+宿り木を両立可能なポケモンにはワタッコアノホラグサが存在します
彼らとはまず共通して回復ソース(グラスフィールド)、耐久種族値、フィールドによる実質的な火力差で差別化が可能です
また、ワタッコとは四倍弱点の有無、アノホラグサとは悪弱点の有無によるドドゲザンへの安定性など、耐性面でも差別化が可能です
調整
図太い H252-B252 余りBorCorS(S推奨)
単純なぶっぱです
HB特化することで鉢巻ガブリアスの炎テラバーストを高乱数(87.5%)で耐える為、対面から力を吸い取るを二回打つことでテラスタルを切ることなく宿り木でハメられるようになったりします
Bを削りすぎると鉢巻カイリューの無テラ神速に後出しできなくなったりする為、基本的にぶっぱを推奨します
余りですがS振りを推奨します
35族のヘイラッシャやキョジオーンが、ミラーで上から地割れを撃つ為とかいう犯罪的な理由で多少Sに振っている場合があるためです
この辺のS関係は突き詰めるとイタチごっこではありますが、Sに振ると多少心臓にやさしいランクマ生活が送れます
持ち物
- 食べ残し
宿り木ループを成立させやすくなります
テラスタイプ候補
- 電気
最もメジャーな地面技である地震をグラスフィールドで半減できるため、非常に弱点を突かれにくくなります
不特定多数へのハメ性能を上げたい場合にオススメです
また、テラバーストを採用することで誘う飛行タイプへの打点が持てるようになります
- 毒
本来の弱点である格闘・虫を半減しつつ、地面弱点をグラスフィールドでカバーできます
電気と比べるとエスパー技で弱点を突かれる代わりに半減できるタイプが多い為、明確に得意な相手を増やしつつ弱点もある程度減らしたい、というヨクバリスちゃんにオススメです
毒毒を喰らうと宿り木ハメがほぼ不可能になってしまうので、毒無効であることもポイントです
毒タイプのオリーブを見たらもこみちが失神しそうですね
- 水
イルカマン(ナイーブ)の冷凍パンチ、マリルリの炎テラバーストなど、役割対象の持つ役割破壊技を半減しながら元々のメインウェポンにも耐性を持ち続けることができます
↑の奴らに役割破壊されるとそのまま崩壊しかねない構築の場合オススメです
元々の弱点を全て等倍以下にできるため、役割破壊に対する保険としても、逆に役割破壊を仕掛けていくうえでも活用できます
- 炎
テラバーストを採用することで、宿り木の効かない草タイプやサーフゴー、上から挑発してくるアーマーガア、補助技撃つとアンコールしてくるデカヌチャンへの打点になります
オリーヴァ側から本来打点が存在しない相手に無理やり突破口を開く素質は炎が一番です
反面、本来の役割対象である水・地面・岩から抜群技を貰うようになります(地面は草生やせばある程度カバーできますが)
オリーヴァのSが遅いこともあり、不用意にテラスタルを切るとオリーヴァで倒したかった相手に逆襲されるようになるため、最も慎重にテラスタルのタイミングをうかがうべきタイプになります
- フェアリー
眼鏡サザンドラドラパルトあたりの特殊竜が流星群で無理やり宿り木ループを破壊しに来た時にテラバーストで返り討ちにできます
また、挑発コノヨザルにもほんのりと強くなれます(相手のテラスタルも考慮するとそこまで分は良くないです)
技構成
★確定
力を吸い取る/宿り木の種
コンセプト上確定です
★候補
- ギガドレイン
相手を削りつつ回復もできる技、フィールド下では威力97になります
草枠としてヘイラッシャに地割れの試行回数を最低限度にしながら突破できるようになる技としてオススメです
ちなみにエナジーボールを採用するとグラスフィールドが無い場合でもD252ヘイラッシャを確2にできますが、想定される状況がピンポイントなので基本的にはギガドレインを推奨します
- 大地の力
炎テラバースト以外だとこの技が無いとサーフゴーに好き勝手されるのでオススメです
飛行テラスタルサーフゴーには無力ですが、テラスタルを切らせられるのであれば存在意義はあると考えています
- 守る
宿り木による回復量を稼いだり、マリルリ等のテラバの有無を様子見するのに使います
- アンコール
力を吸い取る・宿り木に対して剣の舞や身代わりなどで対抗してきた相手を縛ることができます
ただオリーヴァのS的にほぼ後攻アンコになるため、一点読みで成功させる必要があり、少し使いにくいです
- テラバースト(電気、炎、フェアリー)
採用理由は前項に書いた通りです
ちなみにテラスタル前は特殊ノーマル技なのでタイプ一致技として使えたりします
力を吸い取るの仕様
結構仕様がややこしい技なのでまとめてみました
- 守るや身代わりで防がれ、Aダウン効果・回復効果共に発生しない
- A実数値を参照する為、マリルリチャーレムのような特性で火力を上げているポケモンに使うと思ったより回復しない
- クリアボディなどでAダウン効果が防がれても回復はできる
- 相手のAが下がりきっている場合(A6段階下降の場合)、回復ができない
- HPが満タンでもAダウンの効果は発揮される この為龍舞連打に対して宿り木を入れられていれば力を吸い取る連打で対応できる
- マジックミラーに反射されると使用者(オリーヴァ)のAが下がり、オリーヴァのA実数値分だけマジックミラー持ちが回復する
- ミラーアーマーに使用すると、使用者(オリーヴァ)のAが下がり、ミラーアーマー持ちのA実数値分だけオリーヴァのAが回復する
- ミラーアーマーに使用したとき、使用者(オリーヴァ)のAが下がりきっていると、回復ができない
- あまのじゃくに使用したとき、相手のAが上がってしまうが、回復はできる
KONMAI語か?ミラーアーマーに撃った時の挙動が怪しすぎますね
また、仕様の話ではないですが、負けん気に撃つと結果的にAを上げてしまうため、宿り木の回復が追い付かなくなる恐れがあります
ドドゲザンが出てきたら総大将かどうかじっくり見ておいた方が良いです(体感7割くらいは総大将の気がしますが)
ダメージ計算
●与ダメ
- ギガドレイン(フィールド無展開)
D252ヘイラッシャ→46.3 ~ 56.0% 乱数2発 : 65.62%
無振りガブリアス→31.7 ~ 38.3%
- ギガドレイン(フィールド展開時)
無振りガブリアス→41.6 ~ 49.8%
- 大地の力
H252サーフゴー→46.4 ~ 54.7%) 乱数2発 : 56.25%
H252ジバコイル→101.7 ~ 122.1%
- テラバースト(電気)
H252アーマーガア→(61.5 ~ 73.2%
- テラバースト(炎)
H252サーフゴー→59.8 ~ 72.2%
- テラバースト(フェアリー)
無振りドラパルト→84.7 ~ 100.7%) 乱数1発 : 6.25%
H252コノヨザル→55.3 ~ 66.4%
●被ダメ
特化鉢巻ノーマルテラスタルカイリュー・神速→48.7 ~ 57.3%
特化セグレイブ・氷柱針*4→90.9 ~ 108.2% 乱数1発 : 19.22%
特化悪テラスタルドドゲザン・ドゲザン→46.5 ~ 55.2%
C252眼鏡サザンドラ・流星群→81.7 ~ 96.3%
特化サーフゴー・ゴールドラッシュ→58.4 ~ 68.7%
- グラスフィールド+残飯の回復量が12.5%なので、(100+12.5)/2=55%以内に収まる物理火力相手なら後投げから受けられます
つまり特化テラスタルドドゲザンが後出しの利く相手としてヒジョーにちょうどいい指標になりますね