はじめに
二回目の投稿です。前回の初投稿である悪テラスアマージョ(育成論SV/704)、環境の変化に付いていけなくなったため、新しい型を模索していたところこの型にたどり着きました。机上論ではありますが、二月から始まるシリーズ2にて解禁されるパラドックスポケモンたちにも役割が持てるかもしれません。
- この育成論ではHABCDSといった非公式用語や、道具の名前の略称等が登場します。ご了承ください。
- ダメージ計算についてはポケソル様(https://sv.pokesol.com/calc)を使用させていただいております。
コンセプトと役割
アマージョは素早さ種族値が72と中途半端なのが弱みです。しかしスカーフを持たせることにより、環境にいるポケモンたちを上から殴ることができます。耐久もそこそこあるため、行動回数も保証されるのも強みです。
持ち物
コンセプト通りこだわりスカーフです。
特性
じょおうのいげん一択です。
キノガッサのマッハパンチ、カイリューのしんそく、セグレイブの礫、イルカマン(マイティ)のジェットパンチ、ドドゲザンのドゲザンなどの先制技を無効化できるため、スカーフとの相性が非常に良いです。またオーロンゲのいたずらごころなども無効化できます。
眠り無効のスイートベールも強いですが、タイプによる胞子無効やとんぼ搭載による欠伸ルート脱出などでケアできるため今回は不採用です。リーフガードは弱すぎて使い方を逆に知りたいレベルです。
性格・努力値と調整
ようきスカーフ込みで準速ドラパルトなどのの最速125族 / 準速142族抜きまでSを振っています。他には最速のマスカーニャトドロクツキテツノブジンテツノワダチ、準速のテツノツツミハバタクカミパオジアンなども抜けます。
火力はぶっぱで、残りはHPに振っています。耐久面は優秀なため、無振りでもある程度の攻撃なら耐えることができます。
技構成
- 基本
パワーウィップ
じゃれつく
環境に多いカイリューサザンドラドラパルトガブリアスセグレイブトドロクツキなどのドラゴンタイプ、他にもに環境にいるあくタイプとかくとうタイプにも弱点をつけるので採用です。他のメインウェポンに比べて威力が低いのでテラスタルで火力を上げましょう。
とんぼがえり
スカーフによるサイクル回しのために採用します。マスカーニャなどへの攻撃手段としても使うことができます。
とびひざげり
- 選択肢
トロピカルキック
アマージョの専用技。A↓効果があり強いので、パワーウィップの命中不安が怖い方はどうぞ。
しねんのずつき
アマージョが苦手とする毒タイプへの打点。最近毒テラスタルも増えてきているので、採用はあり。
テラバースト
前回の育成論で述べた悪や技の通りを広くする氷などがおすすめです。
テラスタル
最初にも述べましたが、この型を考えた理由は初投稿した悪アマージョの刺さりが悪かったところにあります。主に悪テラスタルを切る場面がサーフゴー対面しかないのが大きかったです。一方、環境に多いカイリューサザンドラドラパルトガブリアスなどのドラゴンタイプに刺さるじゃれつくを打つ場面の方が多かったというのがあります。その際の火力を少しでも上げたいため、フェアリーテラスタルにしました。ドラゴンタイプと対面したときは、強気に切ってもいいかもしれません。
立ち回り例
基本的に初手出し推奨です。抜群をつける相手が出た場合は居座り、対面がきつい相手の場合はとんぼで交代します。その際交代技でサイクルを回すのも強いです。初手出ししなかった場合も、相手の技が受けきれそうだった場合は後出しし、交代読みでとんぼを打つ動きが強いです。
またこの型はサザンドラマスカーニャイルカマン(マイティ)などに強く、これらの仮想敵がいた場合は率先して出してください。
サザンドラは、相手がメガネや珠を持っていた場合上からじゃれつくを打つことにより確1、スカーフだった場合C特化大文字でも乱数31.25%で耐えることができます。
マスカーニャは、上からとんぼを打つことにより確一で倒すことができます。今は襷が多いですが。 相手もスカーフだった場合はとんぼかはたきを打ってくるのでその場合もとんぼで対応できます。相手が珠や鉢巻きだった場合が一番おいしいです。
イルカマン(マイティ)は、特性によってジェットパンチを無効化することができます。相手が鉢巻きで冷パンなどを選んできても、上から倒すことができます。
与ダメージ計算
- 無振りイルカマン(マイティ)パワーウィップ
200 ~ 236 (114.3 ~ 134.9%) 確定1発
- HB特化ヘイラッシャパワーウィップ
128 ~ 152 (49.9 ~ 59.2%) 乱数2発 : 98.43%
- H252マリルリパワーウィップ
234 ~ 276 (113.1 ~ 133.4%) 確定1発
- 無振りテツノツツミパワーウィップ
174 ~ 206 (132.9 ~ 157.3%) 確定1発
- HB特化キョジオーンパワーウィップ
116 ~ 140 (56.1 ~ 67.7%) 確定2発
- HB特化ウォッシュロトムパワーウィップ
134 ~ 162 (85.9 ~ 103.9%) 乱数1発 : 25%
- HB特化カバルドンパワーウィップ
126 ~ 150 (58.7 ~ 69.8%) 確定2発
- 無振りハバタクカミパワーウィップ
78 ~ 92 (60.0 ~ 70.8%) 確定2発
- H252カイリューじゃれつく
(妖テラス)確定2発
76 ~ 91 (38.4 ~ 46.0%) 確定3発(マルチスケイル)
152 ~ 182 (76.8 ~ 92.0%) 確定2発(マルチスケイルなし)
(テラスなし)乱数3発
51 ~ 61 (25.8 ~ 30.9%) 確定4発(マルチスケイル)
102 ~ 122 (51.6 ~ 61.7%) 確定2発(マルチスケイルなし)
- 無振りドラパルトじゃれつく
186 ~ 218 (114.2 ~ 133.8%) 確定1発(妖テラス)
152 ~ 182 (76.8 ~ 92.0%) 確定2発(テラスなし)
- 無振りセグレイブじゃれつく
156 ~ 186 (82.2 ~ 97.9%) 確定2発(妖テラス)
104 ~ 124 (54.8 ~ 65.3%) 確定2発(テラスなし)
‐無振りトドロクツキじゃれつく
256 ~ 304 (142.3 ~ 168.9%) 確定1発
- H252チヲハウハネじゃれつく
176 ~ 210 (91.7 ~ 109.4%) 乱数1発 : 56.25%(妖テラス)
118 ~ 140 (61.5 ~ 73.0%) 確定2発(テラスなし)
- H252テツノカイナじゃれつく
138 ~ 164 (52.9 ~ 62.9%) 確定2発(妖テラス)
92 ~ 110 (35.3 ~ 42.2%) 確定3発(テラスなし)
- 無振りサザンドラじゃれつく
212 ~ 252 (106.6 ~ 126.7%) 確定1発
- 無振り鋼テラスサザンドラとびひざげり
154 ~ 182 (77.4 ~ 91.5%) 確定2発
- H252ドドゲザンとびひざげり
244 ~ 288 (117.9 ~ 139.2%) 確定1発(テラスなし)
122 ~ 144 (59.0 ~ 69.6%) 確定2発(相手悪テラス)
- 無振りマスカーニャとんぼがえり
204 ~ 240 (135.1 ~ 159.0%) 確定1発
被ダメージ計算
- A252鉢巻きイルカマン(マイティ)れいとうパンチ
152 ~ 180 (99.4 ~ 117.7%) 乱数1発 : 93.75%
- A252ヘイラッシャゆきなだれ(後攻)
118 ~ 140 (77.2 ~ 91.6%) 確定2発
- A特化マリルリじゃれつく
97 ~ 115 (63.4 ~ 75.2%) 確定2発
- C252テツノツツミフリーズドライ
116 ~ 140 (75.9 ~ 91.6%) 確定2発
- C252メガネハバタクカミムーンフォース
127 ~ 151 (83.1 ~ 98.7%) 確定2発
- A252カイリューダブルウィング
144 ~ 172 (94.2 ~ 112.5%) 乱数1発 : 69.92%(テラスなし)
72 ~ 86 (47.1 ~ 56.3%) 乱数2発 : 84.13%(妖テラス)
- A252カイリューじしん
30 ~ 35 (19.7 ~ 22.9%) 乱数5発 : 99.55%
- A252カイリューほのおのパンチ
90 ~ 108 (58.9 ~ 70.6%) 確定2発(テラスなし)
45 ~ 54 (29.5 ~ 35.3%) 乱数3発 : 18.09%
- A252セグレイブつららばり
50 ~ 60 (32.7 ~ 39.3%) 乱数3発 : 96.94%(テラスなし)
25 ~ 30 (16.4 ~ 19.7%) 乱数6発 : 99.34%(妖テラス)
- A252セグレイブきょけんとつげき
114 ~ 135 (74.6 ~ 88.3%) 確定2発
- A252トドロクツキアクロバット(道具なし)
136 ~ 160 (88.9 ~ 104.6%) 乱数1発 : 25%(テラスなし)
68 ~ 80 (44.5 ~ 52.3%) 乱数2発 : 17.18%(妖テラス)
- A252トドロクツキげきりん
109 ~ 130 (71.3 ~ 85.0%) 確定2発
- A特化テツノカイナれいとうパンチ
138 ~ 164 (52.9 ~ 62.9%) 確定2発
‐C特化サザンドラ大文字
136 ~ 162 (88.9 ~ 105.9%) 乱数1発 : 31.25%
- C252メガネサザンドラ大文字
186 ~ 220 (121.6 ~ 143.8%) 確定1発
- A特化ドドゲザンドゲザン
84 ~ 99 (55.0 ~ 64.8%) 確定2発(テラスなし)
42 ~ 49 (27.5 ~ 32.0%) 確定4発(妖テラス)
- A特化変幻自在マスカーニャはたきおとす
84 ~ 99 (55.0 ~ 64.8%) 確定2発
- A特化変幻自在マスカーニャとんぼがえり
120 ~ 144 (78.5 ~ 94.2%) 確定2発
苦手なポケモン
前回は仮想的だったサーフゴーやアーマーガアラウドボーンテツノドクガといった弱点がつけない受けポケがきついです。
相性の良い味方・構築例
上記のポケモンに強く出れるほのお・じめん・あく技を持ったポケモンや、とんぼからのサイクルを回せる交代技持ち(ヒートロトム推奨)や引き先の受けポケがおすすめです。また、ステロ持ちのキラフロルやガブリアスなども襷対策や火力不足を補えるので相性がいいです。
(パラドックス環境をしばらく潜った結果、アマージョの攻撃を襷などで耐えたパラドックス相手に高い素早さを無視して殴れる先制技持ちがいると安定しました。)
最後に
今回は、前回同様大好きなアマージョの育成論を投稿させていただきました。環境で流行るパラドックスポケモンの型がまだ分からないため、環境中盤あたりにパラドックス対面を書き足すかもしれません。ぜひ使ってあげてください。
※追記
個人的にはパラドックス環境でも、かなり戦えました。先制技持ちを裏に置けば、パラドックスポケモンはテツノドクガ以外基本勝てます。そのため、地面テラスタルセグレイブや相性補完が良く、物理アタッカーに対して鬼火を撒きながらサイクルも回せるヒートロトムがおすすめです。