こんにちは、今作からポケモンを始めたてハマったBlueです。
今回は、ポケモンSVシーズン3で0からランクマッチを始めて、マスボ級まで到達するのに大きく貢献してくれたハピナスを紹介したいと思います。
育成論の投稿は始めてなので、コメントでどんどん議論/補足していただいて、より良い育成論の完成にご協力お願いします!
計算について
ダメージ計算はgame8様のものを使わせていただきました。
(https://game8.jp/pokemon-sv/damage_calculator)
コンセプト
パーティ構築の段階で、特殊受けがほしいと思うようになりました。
なので、環境に登場するであろう特殊アタッカー全てを受けられるポケモンを探した結果、ハピナスに行き着きました。考慮した特殊アタッカーを以下に羅列します。
ウルガモスウルガモス、サーフゴーサーフゴー、サザンドラサザンドラ、ハバタクカミハバタクカミ、テツノドクガテツノドクガ。
またこのポケモンはHP種族値が1位の255と高水準を誇ります。努力値をHPに振らず防御に割り振ることで、防御実数値が2倍以上に跳ね上がります(跳ね上がっても62)。しかしここで『あまえる』を覚えることを考慮すると、条件付きではありますが物理をかろうじて受けながら物理アタッカーを削り、後続スイーパー(削ったポケモンにとどめを刺す役割)に繋ぐことができます。
持ち物
耐久ポケモンなので、たべのこし確定です。
パーティ内に競合がいる場合は、『タマゴうみ』を覚えるのでオボンの実よりもバンジのみ にして、緊急回避ように使うのが良いでしょう。
特性
しぜんかいふくです。交代しないといけないとはいえ、状態異常を回復できるのは、長く場に居続ける耐久ポケモンに欲しい特性です。
性格・努力値と調整
攻撃↓ 特防↑ のおだやかにします。
このポケモンに望む最も重要な役は特殊アタッカーを詰ませることなので、特防はいくらあってもいいです。また防御に性格を振っても実数値6しか変わりませんが、特防に降ると18も上がるので効率が良いです。
努力値は防御252、特防252までは確定です。残り6はHPかミラーケアの素早さ、または特攻に振ってもいいですが、上昇値に見合う効能を感じることは難しいと思います。
本論ではHPに振ったとします。
技構成
- あまえる
- タマゴうみ
- シャドーボール
- ちきゅうなげ
以下に採用理由に関して記述します。
フェアリー:あまえる
効果:相手の攻撃を2段階下降。
ハピナスの高くない物理耐久を押し上げてくれるので、確定です。基本的にハピナスに対面した特殊アタッカーは交代しようとするので、交代読みあまえるを撃って、出てきた物理アタッカーに負荷をかけましょう。
ノーマル:たまごうみ
効果:最大HPの半分を即時回復。
たべのこしと合わせて、耐久性能を高くしてくれます。採用しない理由がありません。
格闘:ちきゅうなげ
効果:自分のレベルと同じダメージを与える。対戦では50ダメージ。
HP種族値1位のハピナスに努力値252を振っても、HP実数値は362しかありません。
耐久しながらこの技を8回打てば相手のポケモン一匹をひんしにできます。PPは最大にすると32あるので、4匹のポケモンまで理論上ひんしにできます。
ゴースト:シャドーボール
効果:命中100威力80。20%で相手の特防を1ランク下げる。
ちきゅうなげ ではゴーストタイプのポケモンに打点がないので採用です。
一応特攻実数値95あるので、まあまあの威力が出ます。
環境にサーフゴーサーフゴー、ハバタクカミハバタクカミ等がいる限り外せません。
ちきゅうなげ と シャドーボール は、選択次第では別の技にできると思います。
無効のないタイプの攻撃技を一つと、補助技を選択すれば役割を終えた後も敵に負荷をかけれるかもしれません。
本論では採用しませんでしたが、可能性のある技を軽く羅列します。
かえんほうしゃ、みずのはどう、れいとうビーム
無効のないタイプの特殊攻撃技です。
エスパー:ひかりのかべ
効果:5ターンの間、相手の特殊攻撃のダメージを半分にする。
特殊に更に強くなります。
ノーマル:みがわり
効果:自分のHPを最大HPの1/4だけ減らして、減らしたHPと同じHPの自分の分身を作り、分身のHPが0になるまですべての攻撃を自分の代わりに分身が受ける
受け性能を上げます。素のHPが高いので身代わりのHPは82.75となり、あまえる が刺さっている場合、2回耐える事があるかもしれません。
いわ:ステルスロック
効果:使用後、相手はポケモンを交代する度に、出てきたポケモンは最大HPの1/8のダメージを受ける。
相手に負荷を掛ける用です。運用上、交代読みで容易に撒くことができますが、ハピナス自身の生存率に関与しないので、採用は好みがあると思います。
でんき:エレキフィールド
効果:5ターンの間、場の状態を『エレキフィールド』にする。
後続のパラドックスポケモンの特性を励起するためです。スイーパーをパラドックスポケモンで用意した場合、大きなバフとなり得るでしょう。
エスパー:じゅうりょく
効果: 5ターンの間、すべてのポケモンの命中率が5/3倍(約1.67倍、1.6倍の説もあり)になる。
後続に じゅうりょく が優位に働くポケモンを用意しているときに使えるかもしれません。
テラスタル
マスボ級到達までに、テラスを切ったことは一度もありませんでした。
スイーパーに切るなり、物理アタッカーの弱点を見るなりで、他のポケモンに吐いたほうが絶対に強いです。
ただあえて上げるのならば、格闘弱点を消しながら、シャドーボールの火力を増やせるゴーストが候補でしょうか。その場合相手にゴースト/あく技を持つポケモンがいないことに注意しましょう。
立ち回り例
相手の特殊アタッカーに後投げすることを前提にしています。
- 相手が特殊アタッカーに交代します。
- ハピナスを後投げします。
- 交代読みの あまえる を数ターン撃ちます。
- 相手が突っ張る様子なら、たまごうみ と攻撃技で削りましょう。
- 相手が物理アタッカーを出してくるなら、あまえる を交えて受けながら、交代読み、積み読みでこちらのアタッカーに交代しましょう。あまえる を1段階入れれているのなら、ハチマキ等でない限り1回は受けれるはずです。
与ダメージ計算
以下、無振りとはHPと特防に性格および努力値を一切振らない個体、耐久特化とは、性格を特防に振って、HPと特防に252努力値を振った個体を指します。
無振りサーフゴーサーフゴー
→ シャドーボール(33.3 ~ 39.5%) 確定3発
耐久特化サーフゴーサーフゴー
→ シャドーボール(19.5 ~ 23.7%) 乱数5発 (100%)
無振りハバタクカミハバタクカミ
→ シャドーボール(29.2 ~ 35.3%) 乱数3発 (15%)
耐久特化ハバタクカミハバタクカミ
→ シャドーボール(18.5 ~ 22.2%) 乱数5発 (58.2%)
無振りウルガモスウルガモス
→ ちきゅうなげ(31.2 ~ 31.2%) 確定4発
耐久特化ウルガモスウルガモス
→ ちきゅうなげ(26 ~ 26%) 確定4発
無振りサザンドラサザンドラ
→ ちきゅうなげ (29.9 ~ 29.9%) 確定4発
耐久特化サザンドラサザンドラ
→ ちきゅうなげ (25.1 ~ 25.1%) 確定4発
無振りテツノドクガテツノドクガ
→ ちきゅうなげ (32.2 ~ 32.2%) 確定4発
耐久特化テツノドクガテツノドクガ
→ ちきゅうなげ(26.7 ~ 26.7%) 確定4発
被ダメージ計算
- 特殊アタッカー
以下、相手はすべて性格補正は特攻1.1倍、特攻努力値252、こだわりメガネで相手の特性は考慮しないものとします。また、自分の持ち物食べ残しも計算の考慮に入れていません。
相手の火力を少し過剰気味に評価しています。実践では、性格補正は素早さに振ったり、こだわりメガネを持たせない場合も多く、持ち物たべのこしまであるため、ここの確定数よりは耐えることができるはずです。
サーフゴーサーフゴー
→ ゴールドラッシュ(30.8 ~ 36.2%) 乱数3発 (51.2%)
特攻が下がるので、実質もう少し耐えます。
ハバタクカミハバタクカミ
→ ムーンフォース(24.4 ~ 29%) 乱数4発 (99.4%)
ウルガモスウルガモス
→ オーバーヒート (32.9 ~ 39.2%) 乱数3発 (99.8%)
特攻が下がるので、実質もう少し耐えます。
サザンドラサザンドラ
→ りゅうせいぐん (31.7 ~ 37.4%) 乱数3発 (88.8%)
特攻が下がるので、実質もう少し耐えます。
テツノドクガテツノドクガ
→ ヘドロウェーブ (25.3 ~ 29.9%) 確定4発
- 物理アタッカー
以下、相手はすべて性格補正は攻撃1.1倍、特攻努力値252、持ち物と特性は考慮せず、あまえるで攻撃2段階下降が入った状態とします。
ガブリアスガブリアス
→ じしん(25.3 ~ 29.9%) 確定4発
カイリューカイリュー
→ ドラゴンクロー(20.2 ~ 24.4%) 確定5発
コノヨザルコノヨザル
→ インファイト(54.9 ~ 65.2%) 確定2発
マスカーニャマスカーニャ
→ トリックフラワー(15.7 ~ 19%) 乱数6発
ドラパルトドラパルト
→ ドラゴンアロー(24.1 ~ 29%) 乱数4発
- 特殊最大想定
ハバタクカミハバタクカミ が格闘テラス性格補正特攻1.1倍特攻努力値252こだわりメガネこだいかっせいを特攻に乗せたテラバースト
→(53.1 ~ 63.4%) 確定2発
特殊アタッカーは少し相手有利に、物理アタッカーは少しハピナス有利に想定しました。実践では特殊はもっと耐え、物理はもう少し耐えないと思いますが、理想値の参考にしてください。
苦手なポケモン
特殊受けとはいっても、同じ回復技持ちの特殊受けは打点が足りません。
相手の特殊受けは素直に物理アタッカーをぶつけましょう。
ハピナスに特殊受けをぶつけてきた場面がマスボ級到達まで殆どありませんでしたが、ハラバリーハラバリーと対面しないといけないときはきつかったです。
また、攻撃に依存しない物理攻撃持ち、具体的に言えばボディプレス持ちはきついです。あまえる が効かない上に、弱点を突かれてしまいます。