クレベース(ヒスイ)ヒスイクレベースについて
クレベース(ヒスイ)は「ポケモンLegends アルセウス」で初登場したクレベースの過去の姿です。
- 種族値について
種族値は原種と比較して
クレベース(ヒスイ)H95 A127 B184 C34 D34 S38
クレベースH95 A117 B184 C44 D46 S28
となっており、CとDが10ずつ減り、AとSが10ずつ上がっています。
特殊の種族値はあって無いようなものだったので、強化されたも同然です。
- タイプについて
タイプがクレベースが氷単タイプだったのに対し、クレベース(ヒスイ)は氷・岩タイプとなりました。
これにより、弱点が4つだったのが6つに増え、
「鋼(4倍)、格闘(4倍)、岩、地面、草、水」
となり、そのうち4倍弱点が2つになりました。
耐性面は、氷タイプ1つしか半減出来なかったものの、
「ノーマル、氷、飛行、毒」
の4つが半減出来るようになりました。
しかし、強化されたとは言い難い変更ですね…笑
コンセプトと役割
そんな、増えた弱点を利用して、クレベース(ヒスイ)を弱点保険トリルアタッカーエースとして採用したいと思います。
トリル発動役はヤドキングヤドキング(ガラル)で確定とします。
理由としては、ヤドキングヤドキング(ガラル)の新規専用技「さむいギャグ」を使うためです。
「さむいギャグ」とは、手持ちのポケモンと入れ替わると同時にに、天候を「⛄️ゆき」にする技です。
天候「⛄️ゆき」状態は、前作までは「あられ」となっており、氷タイプ以外にスリップダメージが入る効果から、「氷タイプの防御を1.5倍にする」という効果に変更されました。
つまり、物理耐久がとても高いクレベース(ヒスイ)とかなり相性が良く、特性「アイスボディ」の天候が「⛄️ゆき」の間はHPが最大HPの16分の1回復するという効果も相まって、「たべのこし」を持っているのと同じ効果を得られます。
さらに!!
「オーロラベール」をタマゴ技で覚えるため、カッチカチの要塞と化し、4倍弱点や特殊もある程度受けることが可能となります。
(⚠ただ、行動できるトリルターンが3ターンしかないため、注意しなければなりません。)
天候「⛄️ゆき」状態を最大限に活かしている型だと思います。
ヤドキングヤドキング(ガラル)の型については
↓こちらの育成論を参考にさせて頂きました。
育成論SV/736
ヤドキングかヤドキング(ガラル)どちらがパートナーとして優れているかですが、個人的にはヤドキング(ガラル)は地面タイプが弱点であり、クレベース(ヒスイ)の4倍弱点と一貫してしまうため、ヤドキングの方が良いかと思われます。
持ち物
- じゃくてんほけん
効果抜群の攻撃を受けた時に、攻撃と特攻が2段階ずつ上昇する道具。
耐久があり、弱点が多くなったクレベース(ヒスイ)と相性が良い。
コンセプト上確定とさせて頂きます。
特性
- アイスボディ
天候が「⛄️ゆき」のとき、毎ターン終了時に最大HPの16分の1回復する特性。
雪が降っている間は、実質「たべのこし」を持っているのと同じ効果を得られます。
- がんじょうあご
顎やキバを使う技の威力が1.5倍になる特性。
クレベース(ヒスイ)が覚える顎技は、「かみつく」「こおりのキバ」「かみくだく」のみとなっており、かなり範囲が狭く、今回の型とは相性が悪いです。
- がんじょう
HPが最大の時、瀕死状態になるダメージを受けても必ず1残り、かつ一撃必殺技を無効化する特性。
4倍弱点が2つあるので、使う機会も多く、ヘイラッシャの「じわれ」などを無効化出来るのは強いですが、今回はトリル雪パなので不採用とします。
性格・努力値と調整
- 性格
・ゆうかん
攻撃が上がり、素早さが下がる性格。
トリル物理アタッカーのため、ほぼ確定です。
・のんき
防御が上がり、素早さが下がる性格。
物理耐久をさらに上げたいならばこちら。
- 努力値
H・・・212
A・・・252
B・・・44
Aに252振った余りで、物理耐久指数が最大となるような調整
最遅クレベース(ヒスイ)の素早さ実数値は38であり、トリル下で上を取られてしまうのは
無振りのバチンウニ
最遅のドータクンブリザポスヤドランヤドキングブリムオンクレベースコータスドオーなどです。
技構成
- ひょうざんおろし
威力:100/命中:85/タイプ:こおり
クレベース(ヒスイ)の専用技かつ高威力のタイプ一致技。
30%の確率で相手を怯ませる追加効果もあります。
この追加効果を見る限り、トリルアタッカーで使えという意思が伝わりますね。
しかし、命中不安のため豪運に自信がある方のみお願いします笑
(命中90くらいでも文句言われない気がしますが…笑)
- アイススピナー
威力:80/命中:100/タイプ:こおり
命中が安定しており、「ひょうざんおろし」と選択です。
「がんじょうあご」補正の「こおりのキバ(威力65)」の方が威力は高いです(威力97)。
- いわなだれ
威力:75/命中:90/タイプ:いわ
タイプ一致の岩技。
「ひょうざんおろし」と同じく30%の確率で相手を怯ませる追加効果があります。
- ストーンエッジ
威力:100/命中:80/タイプ:いわ
タイプ一致の高威力技。急所ランク+1。
しかし、命中不安のため「いわなだれ」と選択。
個人的に命中も比較的に高く、怯み効果がある「いわなだれ」がいいかなと思います。
- じしん
威力:100/命中:100/タイプ:じめん
今作で新規習得しました。
氷・岩タイプの技をどちらも半減するジバコイルドドゲザンサーフゴーなどの鋼タイプなどへの打点。
さらに命中安定のため、他の2つを外すと負けてしまう場面で安心出来る技にもなります。
- オーロラベール
天候が「⛄️ゆき」のときのみ使用でき、5ターンの間、相手から受ける物理と特殊の攻撃のダメージを半減する壁を貼る技。
この技により、4倍弱点や特殊技を受けても、耐えて弱点保険を発動させることも可能となります。
- ボディプレス
攻撃ではなく防御の数値でダメージを与える技。
「じしん」と同じく相性補完の良い格闘タイプの技。
防御数値の高いクレベース(ヒスイ)と相性は良い。
しかし、「てっぺき」を積まなければ高威力は見込めず、そのための技スペースが足りないため優先度は低いです。
テラスタル
- じめん
弱点保険を使うので、受けとしてのテラスタルより、攻めとしてのテラスタルの方が良いと考えるため、「じしん」の威力を上げる地面タイプがオススメです。
4倍弱点を等倍に出来ますが、草と水の弱点は一貫しています。
加えて氷タイプでなくなるので、防御1.5倍の恩恵が受けられなくなります。
立ち回り例
・クレベース(ヒスイ)を繰り出すのは、相手に物理アタッカーが多いときに限ります。
1. ヤドキングヤドキング(ガラル)「トリックルーム」を展開。
(残りトリル5ターン)
2. ヤドキングヤドキング(ガラル)「さむいギャグ」で雪を降らせ退場し、クレベース(ヒスイ)と交代。
(残りトリル4ターン)
3. クレベース(ヒスイ)上から攻撃、もしくは「オーロラベール」
(残り3ターン)
・特殊技を撃ってくる相手の前で上から「さむいギャグ」を使うと、クレベース(ヒスイ)が特殊技を受けてしまうので注意が必要です。
・ヤドキングヤドキング(ガラル)の前に「ステルスロック」を撒いておけると、トリルターンをムダなく使えます。
与・被ダメージ計算
・〇=与ダメージ、⚫=被ダメージ と表記します。
・🌍=地面テラスタル と表記します。
・天候「⛄️ゆき」状態で、防御を1.5倍にして計算しています。
・「アイスボディ」による回復は考慮していません。
・「じゃくてんほけん」が発動すれば与ダメージは2倍、「オーロラベール」を貼れれば被ダメージは2分の1になります。
- 物理
カイリュー
〇H4振り(マルチスケイル)
→ひょうざんおろし(114.9~136.5%) 確定1発
→アイススピナー(91.0~108.9%) 乱数1発
〇H252振り(マルチスケイル)
→ひょうざんおろし(96.9~115.1%) 乱数1発(87.5%)
→アイススピナー(76.7~91.9%) 確定2発
〇HB特化(マルチスケイル)
→ひょうざんおろし(69.6~82.8%) 確定2発
→アイススピナー(55.5~66.6%) 確定2発
⚫A特化
→げきりん(22.8~27.4%) 乱数4発
→じしん(25.3~30.4%) 乱数4発
パオジアン
〇H4振り
→いわなだれ(73.0~85.8%) 確定2発
→ストーンエッジ(96.1~112.8%) 乱数1発(75.0%)
⚫A特化
→せいなるつるぎ(56.8~67.0%) 確定2発
🌍クレベース(ヒスイ)
→せいなるつるぎ(20.8~24.8%) 確定5発
ミミッキュ
〇H4振り(ばけのかわダメ込み)
→ひょうざんおろし(96.9~112.9%) 乱数1発(81.25%)
※「ストーンエッジ」も同じ
→アイススピナー(79.3~92.3%) 確定2発
→いわなだれ(76.3~87.7%) 確定2発
⚫A特化
→じゃれつく(12.6~15.7%) 乱数7発
→シャドークロー(10.6~12.6%) 乱数8発
→かげうち(6.0~7.6%) 乱数14発
ハッサム
〇H252振り
→いわなだれ(38.9~46.3%) 確定3発
→ストーンエッジ(52.5~61.5%) 確定2発
→じしん(35.0~41.2%) 確定3発
🌍クレベース(ヒスイ)
→じしん(52.5~61.5%) 確定2発
⚫A特化(テクニシャン)
→バレットパンチ(44.6~54.8%) 乱数2発(18.75%)
→インファイト(58.8~71.0%) 確定2発
🌍クレベース(ヒスイ)
→バレットパンチ(16.7~20.3%) 乱数5発
→インファイト(22.3~26.3%) 乱数4発
セグレイブ
〇H4振り
→いわなだれ(53.4~62.8%) 確定2発
→ストーンエッジ(70.1~82.7%) 確定2発
⚫A特化
→きょけんとつげき(24.3~28.9%) 乱数4発
🌍セグレイブ
→じしん(40.6~48.7%) 確定3発
ガブリアス
〇H4振り
→ひょうざんおろし(208.6~247.8%) 確定1発
→アイススピナー(165.2~197.2%) 確定1発
⚫A特化
→じしん(36.5~43.6%) 確定3発
→げきりん(21.8~26.3%) 乱数4発(10.95%)
ドドゲザン
〇H252振り
→じしん(51.2~60.8%) 確定2発
🌍クレベース(ヒスイ)
→じしん(76.3~90.8%) 確定2発
⚫A特化
→アイアンヘッド(60.9~73.0%) 確定2発
🌍クレベース(ヒスイ)
→アイアンヘッド(22.8~27.4%) 乱数4発
ガチグマ
〇252振り
→ひょうざんおろし(74.2~88.6%) 確定2発
→アイススピナー(60.7~71.7%) 確定2発
⚫A特化(こんじょう発動)
→ぶちかまし(68.0~82.2%) 確定2発
→じしん(58.8~70.0%) 確定2発
ランドロス(霊獣)
〇H252振り
→ひょうざんおろし(208.1~244.8%) 確定1発
→アイススピナー(165.3~195.9%) 確定1発
※「いかく」込みでも確定1発
〇HB特化
→ひょうざんおろし(146.9~173.4%) 確定1発
→アイススピナー(118.3~140.8%) 確定1発
※「いかく」込みでそれぞれ乱数1発と確定2発
⚫A特化
→じしん(40.6~48.7%) 確定3発
🌍ランドロス(霊獣)
→じしん(54.8~64.9%) 確定2発
ウーラオス(いちげき)(水)
〇H4振り
→じしん(35.2~41.4%) 確定3発
🌍クレベース(ヒスイ)
→じしん(52.8~61.9%) 確定2発
⚫A特化
→インファイト(87.3~105.5%) 乱数1発(18.75%)
※「オーロラベール」があると乱数2発(17.57%)
→すいりゅうれんだ(45.6~54.8%) 乱数2発(2.07%)
- 特殊
⚠基本的にタイプ一致の特殊技は、耐えないので、「オーロラベール」を貼った前提の被ダメージを書きます。
ハバタクカミ
〇H4振り
→ひょうざんおろし(112.2~132.8%) 確定1発
※「ストーンエッジ」も同じ
→アイススピナー(90.0~106.1%) 乱数1発(37.5%%)
→いわなだれ(84.7~100.7%) 乱数1発(6.25%)
⚫C252振り
→ムーンフォース(45.1~53.2%) 乱数2発
→シャドーボール(38.0~45.1%) 確定3発
サーフゴー
〇H4振り
→じしん(78.5~93.2%) 確定2発
🌍クレベース(ヒスイ)
→じしん(117.7~139.8%) 確定1発
〇H252振り
→じしん(65.9~78.3%) 確定2発
🌍クレベース(ヒスイ)
→じしん(98.9~117.5%) 乱数1発(93.75%)
〇HB特化
→じしん(47.4~56.7%) 乱数2発
🌍クレベース(ヒスイ)
→じしん(71.1~84.5%) 確定2発
⚫C特化
→ゴールドラッシュ(226.3~268.0%) 確定1発
🌍クレベース(ヒスイ)
→ゴールドラッシュ(56.3~67.0%) 確定2発
イーユイ
〇H4振り
→いわなだれ(128.2~151.1%) 確定1発
→ストーンエッジ(169.4~201.5%) 確定1発
→じしん(112.9~134.3%) 確定1発
⚫C特化
→オーバーヒート(90.3~106.5%) 乱数1発
→かえんほうしゃ(62.4~74.1%) 確定2発
テツノツツミ
〇H4振り
→いわなだれ(63.6~77.2%) 確定2発
→ストーンエッジ(83.3~100.0%) 乱数1発(6.25%)
⚫C252振り
→ハイドロポンプ(98.9~117.2%) 乱数1発(93.75%)
テツノドクガ
〇H4振り
→いわなだれ(132.0~157.6%) 確定1発
→ストーンエッジ(176.9~208.9%) 確定1発
→じしん(235.8~279.4%) 確定1発
⚫C特化
→エナジーボール(64.9~76.6%) 確定2発
ヒードラン
〇H252振り
→じしん(119.1~141.4%) 確定1発
虫テラスタルヒードラン
→いわなだれ(67.6~79.7%) 確定2発
→ストーンエッジ(88.8~106.0%) 乱数1発(37.5%)
⚫C特化
→ラスターカノン(162.4~192.8%) 確定1発
🌍クレベース(ヒスイ)
→ラスターカノン(40.6~48.2%) 確定3発
ボルトロス(霊獣)
〇H4振り
→ひょうざんおろし(158.7~187.0%) 確定1発
※「ストーンエッジ」も同じ
→アイススピナー(127.7~150.9%) 確定1発
→いわなだれ(120.0~140.6%) 確定1発
⚫C特化
→10万ボルト(49.2~58.3%) 乱数2発(98.04%) 乱数2発
上記以外にも追加すべきポケモンがいたらコメントにて教えてください。
苦手なポケモン
ゲッコウガ
「オーロラベール」を貼る前に「みずしゅりけん」で先制されます。
特殊ポケモンや4倍弱点を突かれる相手の前では「オーロラベール」を貼るターンが必要なので、トリルターンの扱いが難しくなります。
相性の良い味方・構築例
ヤドキングヤドキング(ガラル)
「トリックルーム」&「さむいギャグ」を使えるポケモン
カバルドンバサギリなど
「ステルスロック」を撒くことによって、「きあいのタスキ」や「マルチスケイル」「がんじょう」を潰せます。
さいごに
ここまで読んでいただきありがとうございました。
この記事を書きながらトリックルームのターンの少なさを痛感しました笑
ハマればとても強い型なので、是非参考にしてみて下さい。
また、修正箇所や補足事項などがあれば、遠慮なくコメントにて教えてください。