- 初めまして、ほむらと申します。
拙い育成論ですが、よければ最後までお付き合いください。
はじめに
今回は、四災環境で強かった、カラミンゴカラミンゴの育成論を書いていきます。
一般的にカラミンゴといえば、特性:きもったまの格闘枠として有名だと思います。サーフゴーワンパン選手権トップ常連。
ですが、今回はカラミンゴの別の可能性をお教えしたいと思います。
コンセプトと役割
コンセプトは、格闘・飛行タイプという環境に刺さっている耐性をフルに活用した物理受け兼クッション要員です。
パオジアンやハッサムといった環境ポケモンに、予想外の定数ダメージを入れることができます。
持ち物
コンセプトなのでゴツゴツメット確定です。
パオジアンの噛み砕くや聖なる剣、ハッサムのバレットパンチに蜻蛉返り、ディンルーのしっぺ返しなどなどを咎めます。
特性
特性は、きょうえんとちどりあしは発動機会が少なすぎるのできもったまです。
性格・努力値と調整
タイトルにもある通り、努力値はHB特化が望ましいです。性格もBに補正をかける腕白です。余りは攻撃、特防、素早さどれでも大丈夫です。
技構成
カラミンゴは案外有用な技を多く覚えます。色々試しましたが、ゴツメカラミンゴにおいては、
1.格闘技
2.蜻蛉返り
3.羽休め
4.自由枠
が最も強いと思います。それぞれの具体的な理由を記していきましょう。
- 格闘技
特性きもったまによる最強の一貫性から放たれるタイプ一致枠です。スリップダメにプラスして負荷をかけるため必須です。候補はいくつかあります。
けたぐり
耐久を下げずに高火力が出せる技。パオジアンディンルーなどは体重も重い
ので火力が出やすいです。優先度は高め。
ローキック
相手の素早さを下げることができる技。火力は不足しますが,素早さ至上主義のこ
の環境でのS操作技は強いです。
インファイト
お馴染み最高打点。ですが耐久が下がるので優先度は低め。決定力を上げたい方は
どうぞ!
- 蜻蛉返り
お馴染み対面操作。ハッサムなど、カラミンゴからそそくさ逃げていくポケモ
ンが多いので、そこに刺さります。ほとんどメインウェポンとして使うので、確定で
す。
- 羽休め
カラミンゴを受けとして使える要因。氷弱点を消したりもできるので便利。確定
です。
- 自由枠
入れたら強いだろうな、という技が多かったので、4枠目は好みです。
ちょうはつ
ディンルーチオンジェンヘイラッシャなどといった受けポケ・ネチネチポ
ケに刺さります。個人的には使用感がとても良かったので優先度高めです。
フェイント
攻撃を気合の襷で耐えられた時に使います。優先度+2なので実質神速。
アクアブレイク
後述するみずテラスタルをした際のテラスタイプ一致技。
ブレイブバード
もう一つの最高打点。ただし体力が削れるので相性は悪いです。
みがわり
最強の安定択。ヘイラッシャのあくびやチオンジェンの宿木の種、
キョジオーンの塩漬けにも強く出れます。
テラスタル
氷半減かつ悪・格闘等倍のみずテラスです。
立ち回り例
さて、ここまで見てきて疑問に思ったことでしょう。
パオジアンの氷技でやられてしまうのにこの環境で物理受けができるのだろうか?
当然です。
奇襲性・受ける性能・技の豊富さ・役割対象への火力など優秀な点は多いですが、役割対象のパオジアンの氷技で負けてしまうなら意味がありません。よって、パオジアンと対面するポケモンを考える必要があります。
例を挙げましょう。
こちらのイダイナキバイダイナキバvs相手のパオジアンパオジアン
この時、相手はどんな行動を取るでしょうか。
ここで取られる行動は経験上2つです。
- とりあえず最大打点!というかつらら落とし!
- 受けられるポケモンヘイラッシャにいったん引こう
となります。この場合、イダイナキバカラミンゴに一貫するつららおとしを打たれていれば負けます。これは芳しくありませんよね。
よって、カラミンゴは、弱点技が飛んでこないタイミングで交代することが重要なポケモンとなっています。一旦無事に着地できればテラスタルを絡めて役割をこなすことができるでしょう。
相性の良い味方・構築例
- パオジアンパオジアン
厄災には厄災ぶつけんだよ!
パオジアンパオジアン対面では、まず間違いなくつらら落としは飛んできません。よって、カラミンゴの相方としてふさわしいです。
- イルカマンイルカマン(ナイーブ)
こちらも氷半減ポケモンであり、初手性能が高いです。というか大体初手に出して交代するポケモン。その引先にいいかもしれません。
与ダメージ計算
今回は、特に有用性の高いけたぐり、蜻蛉返りの計算を載せます。ですが今回はA無振りなので、そこまでの火力は出ません。
ダメージ計算には、ポケソルさんのダメージ計算機を使わせていただきます。いつもお世話になっております。
- けたぐり
無振りパオジアン/364 ~ 432 (234.9 ~ 278.8%) 確定1発
H252ディンルー/128 ~ 152 (48.9 ~ 58.1%) 乱数2発 : 95.31%
H252チオンジェン(特性込み)/78 ~ 92 (40.7 ~ 48.0%) 確定3発
H252セグレイブ/164 ~ 194 (73.9 ~ 87.4%) 確定2発
H252 ハッサム/64 ~ 76 (36.2 ~ 43.0%) 確定3発
無振りマスカーニャ/102 ~ 122 (67.6 ~ 80.8%) 確定2発
H252ドドゲザン/220 ~ 264 (106.3 ~ 127.6%) 確定1発
H252ノーマルカイリュー(マルスケ込み)(初撃)/79 ~ 94 (39.9 ~ 47.5%) 確定3発
〃 (二撃)/237 ~ 282 (119.7 ~ 142.5%)
(役割対象ではないですが)
H252サーフゴー/80 ~ 96 (41.3 ~ 49.5%) 確定3発
- 蜻蛉返り
被ダメージ計算
- テラス前(格闘・飛行タイプ)
A特化パオジアンの噛み砕く
42 ~ 49 (22.2 ~ 26.0%) 乱数4発 : 4.66%
A特化パオジアンの聖なる剣
31 ~ 37 (16.5 ~ 19.5%) 乱数6発 : 99.98%
A特化ハチマキパオジアンの悪テラス噛み砕く
83 ~ 98 (44.0 ~ 51.9%) 乱数2発 : 14.06%
A特化ハッサム(テクニシャン)のバレットパンチ
51 ~ 60 (27.0 ~ 31.8%) 確定4発
A特化ハッサムの蜻蛉返り
14 ~ 17 (7.5 ~ 9.0%) 乱数12発 : 6.88%
A特化ディンルーのしっぺ返し
18 ~ 22 (9.5 ~ 11.7%) 乱数9発 : 0.67%
A特化セグレイブの巨剣突撃
106 ~ 126 (56.1 ~ 66.7%) 確定2発
A特化ドドゲザンの1.2倍ドゲザン
42 ~ 51 (22.2 ~ 27.0%) 乱数4発 : 27.48%
A特化カイリューの神速
45 ~ 54 (23.9 ~ 28.5%) 乱数4発 : 96.39%
A特化ハチマキカイリューのテラス神速
102 ~ 120 (54.0 ~ 63.5%) 確定2発
- テラス後(みずタイプ)
A特化パオジアンのつらら落とし
44 ~ 52 (23.2 ~ 27.5%) 乱数4発 : 72.63%
A特化ハッサム(テクニシャン)のバレットパンチ
25 ~ 30 (13.2 ~ 15.9%) 乱数7発 : 63.51%
A特化セグレイブのつららばり5発
60 ~ 70 (31.8 ~ 37.1%) 乱数3発 : 20.16%
A特化イルカマン(マイティ)のウェーブタックル
57 ~ 68 (30.2 ~ 36.0%) 乱数3発 : 41.72%
A特化ドドゲザンの1.2倍アイアンヘッド
40 ~ 48 (21.2 ~ 25.4%) 乱数4発 : 0.09%
苦手なポケモン
特殊は全般苦手です。
特に、テラス前テラス後両方の弱点を一つの技でついてくるテツノツツミは勝てません。
サーフゴーも有利ではないですが、きもったまインファイトのイメージからかあまり出てきません。ラッキーラッキー
あとここだけの話、電気テラスパオジアンには勝てません。裏にスカーフガブリアスなどを置いて対策しましょう。
終わりに
この育成論は以上となります。
もうすぐホーム解禁ポケモン環境がやって来るので、それまでに四災環境で私を瞬間二桁まで持っていってくれたカラミンゴを紹介できて良かったです。
意見やツッコミ、コメントはいつでもお待ちしております。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。