※更新12/23
役割を明確に記載。
環境の遷移によるテラスタル変化が想定されるが、ゴーストの一貫が切れ対面性能自体に変動はないためこのまま記事を残しておきます。
現環境において大きな役割対象であった、キョジオーンキノガッサが減ったように感じるため単体性能(対面)重視コノヨザルは有利対面が取り辛く要検討中。環境の参考順位3000位を目安に環境を見ています。この付近についての環境は間違いありませんが上位帯やモンスターボール級でも同じかどうかはわかりませんのでご了承ください。
ランクバトルにおいて途中までこのコノヨザルを使いましたが、今はパーティーから抜けているため、記事を鵜呑みにするのは現環境において注意が必要です。
壁構築が一時期流行ったタイミングでミスマッチを誘えてかなり強く使えはしましたが、環境的に強いとは言い難いです。対策が必須なポケモンというよりはパーティー単位である程度対策されてしまうポケモンではあるので、使用率が上がったことにより上手く使うのが個人的に難しいポケモンになったという立ち位置です。
あいさつ
この記事に興味を持っていただきありがとうございます。あそと言います。
2回目の投稿のため至らぬ点があるとは思いますが、不足している部分に関しては随時補足していく予定なのでしばしお待ちください。
はじめに
- この育成論では「種族値」「個体値」「努力値」といった非公式用語、および略称を用います。
- ステータスを「H-A-B-C-D-S」、個体値31を「V」と表記します。
- 特に注釈がない限り、6Vあるいは理想5Vを前提として論じます。
記事を見るうえでの注意
具体的な立ち回りを載せているので、軽く型が見たい人は読み飛ばしながらをおすすめします。ダメージ計算等は個体別になっているため見にくいという意見があるようでしたら、ページ分けも検討。また、憤怒の拳(次節説明)を威力50で計算しているためダメージ計算の際にはお気を付けください。
コノヨザルコノヨザルが覚える憤怒の拳について
憤怒の拳
タイプ一致威力50、相手の攻撃を受けることで威力が上がる
1度攻撃を受けると100,150と50ずつ上昇
※最高威力は350
(匿名さんよりありがとうございます)
初心者向けの説明にはなりますが、攻撃技の威力が倍(50→100)になる=相手のポケモンに与えるダメージが倍になると考えていただいて問題ありません。
現環境(S1)
環境でミミッキュアーマーガアサーフゴーキョジオーンキノガッサモロバレルドラパルト等が猛威を振るっており、様々な型に対応するのが難しい現環境です。(少なくとも1体も見ない日はないです)
スカーフを持たせて命懸けを使うにも環境の多くはゴーストタイプであり、キョジオーンですらもゴーストテラスタルをしてくる始末です...
これらのポケモンに強く出られるコノヨザルコノヨザルを考察し、ランクバトルにおいて活躍してくれたため公表します。
あくまでも役割対象はアーマーガアキョジオーンキノガッサモロバレル等ですが、ミミッキュサーフゴーに対しても対面から抗えるといった認識でお願いします。
持ち物
- パンチグローブ
パンチ系統(ドレインパンチ、憤怒の拳)のダメージを1.1倍することができます。
憤怒の拳は威力が50ずつ上がるので、かなりの火力上昇を見込めます。
また、非接触技扱いで打つことができるのでゴツゴツメットアーマーガアやウルガモスをはじめとした特性:炎の体のポケモンによって火傷しなくなる。火傷状態は物理攻撃の威力を半減させてしまいますので、基本的に避けられるものなら避けたいところ。
- 食べ残し
言わずと知れた回復ソース。
毎ターン体力の1/16回復することが可能。
HPへの努力値を188振ることで16n+1の実数値209で砂ダメージ等を考慮したうえで最大効率となるためおすすめできる。食べ残しの枠が余っていたら場持ちがよくなるので強いが本論のコノヨザルには少し不向き。毒炎飛テラスタルであるならこちらがおすすめ。相性補完や火傷耐性、ヘイラッシャキョジオーンの地割れ対策により場持ちがよくなるため、恩恵を受けやすい。
壁展開の食べ残し型との差別化
※更新12/23(大前提を記載しておらず、勘違いさせてしまい申し訳ありません。もちろん壁構築として使っても弱くはないとは思いますが適性が比較すると低い)
大前提として壁構築ではなく、単体性能(対面)を意識したコノヨザルと頭の片隅に入れておいていただけると幸いです。後述するオーロンゲは起点を作る。後攻の尻尾トリック、捨て台詞等で相手アタッカーを機能させにくくする役割として使用します。(純粋な粘土両壁とは少し違う形、気になる方は先に相性の良い味方の欄を見ることをお勧めします。)
そのため、壁構築として使用するエースではないのでご了承ください。
対面有利な相手に負荷をかけ、起点を他のポケモンで作成しハメれる仮想的であればエースアタッカーとして運用するが基本的には汎用的に使用。残り2匹も戦いに組み込みつつ勝利しに行くことを目指します。
食べ残し型とは方向性が若干違う気がしたので追記させていただきました。
壁展開をしたい方は場持ちがよい食べ残し(毒飛炎テラス)のほうが間違いなく強いことを初めに記載します。
- この型のメリットは大きく2点
ゴツメや炎の体等での接触回数を稼がれないこと。
ノーマルテラスタルによりサーフゴーミミッキュ対面でも機能しやすく、無理に壁展開で詰めようとしなくても動かしやすいこと。
アーマーガアドオーのような受けまわしなら許容できるが。ポケモンをセットで出すことは読まれやすく、役割破壊や起点にされるため難しい。
例)
自分オーロンゲコノヨザル@1選出
相手サーフゴー@2選出
先発でオーロンゲサーフゴー対面を作られると相手目線こちらのアイテムは読みやすいが自分目線ではどの型かわかりにくいことが欠点として挙げられる。
壁展開はハマってしまえば強い一方、身代わり悪巧み型サーフゴーに展開を合わせられるとアドバンテージを取られこちら側の読みあいが難しくなることがある。先に述べたように相手のサーフゴーが眼鏡であるのかどうかの判断はできないため、オーロンゲは光の壁からしか入ることができない。(眼鏡だと落とされてしまうため)
上記のような展開を1例として挙げたがサーフゴーの使用率から無視できない。
立ち回りが上手ければ壁貼りからコノヨザルバックで展開するパターン等があるが相手依存になりがちでどこまでケアすればいいのかも分かりにくいため、難しい。
壁展開に依存しないことで逆に相手目線の選出ミスマッチも誘える。
ウルガモス鬼火型は壁展開のオーロンゲコノヨザルだとなかなか見るのが難しい。(壁貼りコノヨザルに後投げウルガモス※1)しかし、本稿では壁展開のコノヨザルを軸としていないため相手のパーティーにコノヨザルがある程度刺さっていて選出したい場合についてもコノヨザルウルガモスに強いポケモン@1のような汎用的な選出ができる。食べ残し型もなかなかに強力なので単独で出しても問題はないが耐久ラインや素早さ、テラスタル、持ち物によって差別化としては十分だろう。
※1 遅れて出されるパターン想定(本来は壁貼りターンの猶予もある)
ウルガモスがHBなら上から挑発を打てるが、アーマーガアの蜻蛉返り等でサイクルを回されると鬼火や鉄壁のために挑発を強要され壁ターンを枯らされる。
※更新12/23
炎テラスタルであれば鬼火を解決してくれるため流行っている模様
記事を書いた時と現環境(12/23)にいるポケモンが遷移しているが、ゴーストタイプの一貫を切ることができるのは差別化でき、対面性能に関しては変動していないためこのまま残しておく。
特性
- やるき
眠り状態にならなくなる。
これによってキノガッサモロバレル、欠伸を打つポケモンに対して強く出られるため確定。
性格・努力値と調整
- 陽気(C↓S↑)H204,B52,S252
型のコンセプト上、相手より早く動けることのメリットが多いため最速採用。
セグレイブキラフロルウォッシュロトムヒートロトムソウブレイズサーフゴーや意地ミミッキュあたりを抜けます。
H252振るよりH204,B52のほうが総合耐久指数が増えるため技:いのちがけを採用しないのであればこっちのほうがおすすめ。
違いが大きく出る例はノーマルテラスタルをした場合
本稿の調整
コノヨザルH204,B52
ミミッキュ陽気AS252@命の珠/じゃれつくA+2
175 ~ 208 (83.0 ~ 98.6%) 確定2発
HPに努力値を振り切った場合
コノヨザルH252
ミミッキュ陽気AS252@命の珠/じゃれつくA+2
187 ~ 222 (86.2 ~ 102.4%) 乱数1発 : 12.5%
ミミッキュ対面では
- 対ミミッキュ陽気AS252@命の珠
※ノーマルテラスタルのコノヨザルをコノヨザルノと略します。
3.での攻撃が乱数1発で落とされてしまい負けてしまうのはもったいない。
実数値
- 211-135-107-x-110-156
HP: 4n+1~+3 (みがわり4回使用可能)
環境にいるポケモンで例えると
マリルリがHP204,B102,D102あたりなのでそれと同等の耐久値があります。
技構成
- 確定技
ドレインパンチ
タイプ一致威力75、相手に与えたHPの半分を回復する
回復するすべが少ない身代わりコノヨザルとって必須級。
憤怒の拳
タイプ一致威力50、相手の攻撃を受けることで威力が上がる
1度攻撃を受けると100,150,200を限界として50ずつ威力が上がる。
ビルドアップ
攻撃と防御を1段階ずつ上げる
- 選択技
キョジオーンヘイラッシャの地割れや塩漬けを重く見る。
身代わり
自分のHPを最大HPの1/4だけ減らして、減らしたHPと同じHPの自分の分身を作り、分身のHPが0になるまですべての攻撃を自分の代わりに分身が受ける。
アーマーガアカバルドンモロバレル等の低速起点作り、積みポケモンを重く見る。
挑発
3ターンの間、相手は攻撃技しか出せなくなる。(変化技を使えなくする)
テラスタル
- ノーマル
火力増強には使用しないので相性補完型のテラスタル。ゴーストタイプを透かせ行動回数の増加に期待できる。残りドラパルトコノヨザル対ロトム系統@こだわりスカーフでゴースト技の一貫を切れるため重宝。
- 毒炎飛
相手が鬼火を持っている場合等を考慮し、火力不足を懸念する場合はこちら。
この場合は食べ残しを持つと場持ちがよくなり、相性がいいが本稿には不向き。
具体的な立ち回り例
ポケモンごとに場合分けできますので、参考程度に
前提として、コノヨザルがタスキ、スカーフであることまで考慮すると相手目線どれでも正解になりゆる。あくまでも技構成と持ち物は不明の状態での想定。
対面からテラスタルを使用するべきはミミッキュドラパルト
後からでも間に合う可能性が高い(使用しない)のはサーフゴーキノガッサモロバレルキョジオーン
ミミッキュ陽気AS252@命の珠(ゴーストテラスタル)
- シャドークロー/じゃれつく/影打ち/剣の舞
パターンA
パターンB
- ミミッキュ「シャドークロー」を選択、コノヨザルノ「憤怒の拳」(威力50)選択。
- ミミッキュの化けの皮がはがれる。
- ミミッキュ「じゃれつく」を選択、コノヨザルノ「憤怒の拳」(威力100)選択。
- ミミッキュ倒れる
パターンC
ゴーストタイプの一貫は本作品において凄まじく、コノヨザルがスカーフであることまで考慮するとパーティーの中にコノヨザルを受けれるポケモンがいないことから居座り(A)が多い印象。持ち物:パンチグローブによってゴツメ持ちや炎の体が唐突に来ても体力が削られないのが強い。
※交代先によくいるアーマーガアに関して別で項目を作成するので(C)だった時用にご覧ください。
憤怒の拳
84 ~ 102 (64.7 ~ 78.5%) 確定2発
陽気AS252@命の珠/じゃれつく
174 ~ 211 (82.5 ~ 100.0%) 乱数1発 : 6.25%
陽気AS252@命の珠/シャドークロー
135 ~ 164 (64.0 ~ 77.8%) 確定2発
陽気AS252@命の珠/影打ち
81 ~ 96 (38.4 ~ 45.5%) 確定3発
ミミッキュゴーストテラスタル
陽気AS252@命の珠/シャドークロー
182 ~ 218 (86.3 ~ 103.4%) 乱数1発 : 18.75%
陽気AS252@命の珠/影打ち
109 ~ 130 (51.7 ~ 61.7%) 確定2発
コノヨザルノーマルテラスタル
陽気AS252@命の珠/じゃれつくA+2
175 ~ 208 (83.0 ~ 98.6%) 確定2発
ドラパルトアタッカー@型が多いため汎用性のある書き方をします。
- ドラゴン技/ゴースト技/サブウェポン/積み技orとんぼ返り
パターンA
パターンB
パターンC
ミミッキュドラパルトに関してはコノヨザルノ「憤怒の拳」が安定択
相手のノーマルテラスタルまで考え始めると不利な読みあいの部分なので割愛。パーティー単位でこの2体に弱い構築を組む人はいないと思うので、こいつらにテラスタルを切らせたことを喜ぼう。(後述する天然ドオーがすべてを受け止めてくれる)
憤怒の拳
90 ~ 108 (55.3 ~ 66.3%) 確定2発
A特化/ドラゴンアロー
102 ~ 120 (48.4 ~ 56.9%) 乱数2発 : 94.09%
A特化@鉢巻/ドラゴンアロー
152 ~ 180 (72.1 ~ 85.4%) 確定2発
C特化/流星群
111 ~ 132 (52.7 ~ 62.6%) 確定2発
C特化@眼鏡/流星群
168 ~ 198 (79.7 ~ 93.9%) 確定2発
サーフゴーアタッカー@型が多いため汎用性のある書き方をします。
- 鋼技/ゴースト技/サブウェポンor積み技/変化技等
パターンA: スカーフ
パターンB: 風船等
選択肢として「憤怒の拳」で削るか「ビルドアップ」の選択。スカーフであればノーマルテラスタル後出しで透かすことができるのが強く、風船型であればテラスタルせずに「ビルドアップ」もいいだろう。動く順番で判断可能であるため1ターン目は火力アップアイテムでなければ余裕がある。
憤怒の拳
74 ~ 90 (45.7 ~ 55.6%) 乱数2発 : 58.98%
C特化/シャドーボール
168 ~ 198 (79.7 ~ 93.9%) 確定2発
C特化/ゴールドラッシュ
126 ~ 148 (59.8 ~ 70.2%) 確定2発
自分より素早さが遅いポケモン(キノガッサモロバレルキョジオーン)
特性により茸の胞子が無効であるため、かなり強く立ち回れる。
現状こちら側への有効打を搭載していない型が多いため、起点にする。
キョジオーンに対しては対面から身代わりをすることでシャットアウト可能。
- キノガッサの燕返しに注意
キノガッサA特化テクニシャン/燕返し
128 ~ 152 (60.7 ~ 72.1%) 確定2発
ミミッキュキノガッサ等の対面からアーマーガア引き
- アーマーガア腕白HB252@防塵ゴーグルorゴツゴツメット
ドリルくちばし/蜻蛉返り/挑発or鉄壁/羽休め
アーマーガアは素早さがコノヨザルより遅く確実に一度上からビルドアップを積むことができるため、ビルドアップ身代わりで粘りつつ憤怒の拳の火力を上げ、ドレインパンチで突破をするなど逆に起点にできてしまう。
ボディプレ型に関してはノーマルテラスタルをミミッキュ対面で切る必要があるため、必ずしも安定とは限らない状況に応じて後続の特殊アタッカー等に引くのもよい。
ドリルくちばし
46 ~ 55 (21.9 ~ 26.0%) 乱数4発 : 4.71%
コノヨザルノーマルテラスタル
B特化/ボディプレスB+2
194 ~ 230 (92.0 ~ 109.1%) 乱数1発 : 50%
苦手なポケモン
あくまでも本稿において紹介したコノヨザルコノヨザルは対面から相手への詰ませ性能が高いだけであり、積まれたミミッキュドラパルトには到底及びません。
また、コノヨザルより早いポケモン(素早さ種族値が91族以上)に関しても火力で押し負けてしまうのでピンポイント採用であったり、他のポケモンで補ってあげることが必要です。
相性の良い味方・構築例
- ドオードオー
天然のドオーを採用することで相手の積みアタッカーをシャットアウトすることができる。ウォッシュロトムには注意が必要。
- ドラパルトドラパルト
目には目を歯には歯をドラパルトにはドラパルトを。
特殊スカーフでの採用が強く、蜻蛉で有利展開を作ってあげたりするといい。
- ロトム系統
こだわりメガネでダメージを入れたり、鬼火で積みのサポートをしたり何でもできる。
- オーロンゲオーロンゲ
後攻の尻尾トリックや捨て台詞などを駆使して、コノヨザルを全力で介護する。
相手の積みアタッカーや高速アタッカーに対して後攻の尻尾を押し付けることが目的。捨て台詞はサーフゴーに聞かないので注意。
トリック、捨て台詞、挑発、攻撃技(かみ砕くがおすすめ)
おわりに
ここまで読んでいただきありがとうございました。
コノヨザルコノヨザルはスカーフ命懸け型が主流かと思われますが、身代わりビルド型も悪くなさそうに見えたら幸いです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。