しゃどと申します。
ハバタクカミハバタクカミを許しません。
ついでにテツノツツミテツノツツミも許しません。
よろしくお願いします。
このポケモンは以上のポケモンに対する特殊受けだけでなく、物理方面にもある程度対応できます。
その上、詰み技による能力変化のリセットなど多くの役割を持たせられます。
汎用受けポケモンとしてぜひご活用ください。
※この育成論ではHABCS表記や「ぶっぱ」「@〜」などの表記を致します。それぞれ下記の通りです。
H=HP A=こうげき B=ぼうぎょ C=とくこう
D=とくぼう S=すばやさ
「ぶっぱ」=性格補正込+努力値252
「@X」=Xというアイテムを持たせている
「物理」=Aの数値で計算される攻撃
「特殊」=Cの数値で計算される攻撃
- 修正履歴
2023/7/24 ヒードランとの差別化点を含む、複数の情報追加を行いました。
2023/8/26 対ハバタクカミ以外の対応想定ポケモンについて記載しました。
2023/8/28 誤字脱字の修正や表現の変更など、軽微な訂正を行いました。紹介技の追加を行いました。
2023/8/31 執筆理由を追加しました。ダメージ計算に情報追加を行いました。
執筆理由
みなさん、モロバレルモロバレルを使ったことはありますでしょうか。使われたことがあるという人は多いと思いますが、使ったことがある、または常習的に使っているという人は一定の割合に落ち着くのかなと思います。今回紹介するモロバレルモロバレルは、一般的に想定される搦手(状態異常技のどくどく、キノコのほうしなど)を用いた妨害役ではありません。ハバタクカミハバタクカミやテツノツツミテツノツツミに受け出しから突破まで狙える、そんな調整になっております。技の選択によって対応できるポケモンも大きく変わりますので、本育成論を参考にあなたにとって一番使いやすいとつげきチョッキモロバレルを育成してみてください。それでは、育成論をどうぞ!
コンセプトと役割
- 満たせる欲求
・テラバーストを毒タイプかつ物理にしたい。
・妖テラハバカミ@こだわりメガネハバタクカミのムーンフォースを33%未満(確定4発)で耐えて突破したい。
・テツノツツミテツノツツミへ受け投げ後投げし、そこからテツノツツミテツノツツミを突破したい。
・それ以外の物理攻撃もなるべく対応したい。
・相手の積みを無力化したい。
・はがねタイプにも対応したい。
- 役割
・ハバタクカミハバタクカミの無力化
・テツノツツミテツノツツミの処理
・相手の積みリセット
・サイクル戦でのゾンビ要因
持ち物と特性
持ち物はとつげきチョッキ、特性はさいせいりょくです。
持ち物を変えるとコンセプトが崩壊し、特性を変えると連撃ウーラオスウーラオス(れんげき)への後出しに強くなります。特性はお手持ちと相談しながらセットしてください。さいせいりょくの方が使いやすいかなと思います。
性格・努力値・テラスタル
性格:なまいき
努力値:H252 A4 B176 D76
テラスタル:どく
→耐久を上げるためのH252、物理毒テラバーストのためのA4、後述のハバタクカミハバタクカミを耐えるためのD76、余った分で物理防御を厚くするためにB176。
→はがねテラスだとマジカルフレイムに弱くなるのでNG。
技構成
- 確定枠(コンセプト上必須)
・クリアスモッグ
→相手の能力上昇をリセットできる。毒タイプの技のため鋼タイプには無効。その他の場合には必中の効果あり。
・テラバースト
→毒で物理のテラバーストをハバタクカミハバタクカミに叩き込む。
・ギガドレイン
→テツノツツミテツノツツミへの攻撃手段。乱数1発。条件次第では確定1発。詳細はダメージ計算にて。
- 選択枠
・ヘドロばくだん
→命中100威力90、30%で毒のおまけつき。居座る時は連打得な一技。
・エナジーボール
→草タイプの安定技。命中威力はヘドロばくだんと同値。追加効果はないが、ギガドレインとどちらを採用するかは一考の余地有り。
・じだんだ
→はがねタイプへ打点を持たせたい場合に有効。この技を搭載しないと、はがねタイプに対し役割を持てなくなる。後述のサーフゴーサーフゴーにも対応可能。
・イカサマ
→サーフゴーサーフゴーへの打点にはなり得る。一応覚えるので、ダメージ計算にも記載。
立ち回り例
・ハバタクカミハバタクカミやテツノツツミテツノツツミなどの特殊アタッカーに後投げする。
・相手の攻撃を一旦受けてみる様子見として出し、交代先を考える時間稼ぎ用員に。
被ダメージ計算
・Cブッパ妖テラハバタクカミ@こだわりメガネハバタクカミのムーンフォース
→確定4発(27.6~32.5%)
・Cブッパハバタクカミ@こだわりメガネハバタクカミのムーンフォース
→確定5発(20.3~24.4%)
・Cブッパ炎テラハバタクカミ@こだわりメガネハバタクカミのマジカルフレイム
→確定2発(65.1~76.9%)
→毒テラ/確定4発,乱数3発(乱数98% / 32.5~38.4%)
・Cブッパハバタクカミ@こだわりメガネハバタクカミのマジカルフレイム
→確定3発,乱数2発(乱数6.2% / 43.4~51.5%)
→毒テラ/確定5発,乱数4発(乱数1.5% / 21.7~25.7%)
・CS252最速(クォークチャージS上昇)テツノツツミテツノツツミのフリーズドライ
→確定3発(35.2~41.6%)
→毒テラ/確定6発,乱数5発(乱数2.4% / 17.6~20.8%)
・CS252最速(クォークチャージS上昇)テツノツツミテツノツツミのハイドロポンプ
→確定8発,乱数7発(13.5~16.2%)
→毒テラ/確定5発(20.8~24.4%)
・Cブッパもらいび無効ヒードランヒードランのマグマストーム
→確定2発(57.0~67.8%)
→毒テラ/確定4発,乱数3発(乱数0.6% / 28.5~33.9%)
・Cブッパサーフゴーサーフゴーのシャドーボール
→確定5発,乱数4発(乱数70.3% / 23.0~27.6%)
※20%の確率でDを1段階下げてきます
・Aブッパディンルーディンルーのじしん
→確定3発(40.7~47.9%)
→毒テラ/確定2発(81.4~95.9%)
・A無振り<b>ディンルー<b>ディンルーのじしん
→確定4発,乱数3発(乱数33.3% / 30.3~35.7%)
→毒テラ/確定2発(60.6~71.4%)
与ダメージ計算
- 毒テラバースト(物理)
→H252振りハバタクカミハバタクカミ : 確定2発(53.0~62.9%)
※テラスタルをしていない場合 もしくは 毒で弱点をつけるタイプへのテラスタルをした場合
→H252振り草テラスタルヒードランヒードラン : 確定2発(52.5~62.6%)
- ギガドレイン
→H無振りテツノツツミテツノツツミ : 確定2発,乱数1発(乱数18.7% / 87.0~102.2%)
※HP満タン(残りHP131)のテツノツツミテツノツツミの場合
>モロバレルモロバレルのHPが57~66回復。全体HPの25.79~29.86%
※HP無振りで1/4削れてる(残りHP98)のテツノツツミテツノツツミの場合
>モロバレルモロバレルのHPが49回復。全体HPの22.17%
→H252D無振りディンルーディンルー : 確定4発(25.9~32.0%)
※HP満タン(残りHP262)のディンルーディンルーの場合
>モロバレルモロバレルのHPが34~42回復。全体HPの15.38~19.00%
- じだんだ
→H252振りヒードランヒードラン : 確定2発(52.5~62.6%)
→H252振りヒスイヌメルゴンヌメルゴン(ヒスイ) : 確定4発(27.8~33.1%)
→H252振りサーフゴーサーフゴー : 確定4発(27.8~32.9%)
- イカサマ
→H無振りA0性格下降補正サーフゴーサーフゴー : 確定4発,乱数3発(乱数93.4% / 32.0~38.2%)
※一番ダメージが入らないラインでこのダメージ量
立ち回り例
・ハバタクカミハバタクカミやテツノツツミテツノツツミへの後投げ、そこからの突破。
・雑に投げてクッションにし、時間を稼ぐ。
・特性さいせいりょくを活かしたサイクル。
相性の良いポケモン
・地面技を誘った場合に、それを透かせる飛行タイプ持ちのポケモン。
・ハバタクカミハバタクカミやテツノツツミテツノツツミを誘い出せる、タイプ相性上不利であったりDが低いポケモン。
苦手なポケモン
・はがねタイプを持つポケモンアーマーガアドドゲザン 場合によってはサーフゴー
→じだんだを採用しない場合、クリアスモッグも効かなければ草技も半減で受けられる場合が多いので基本的に何もできません。
・パオジアンパオジアン
→強すぎ、無理♡
差別化点(コメントリクエスト)
- ヒードランヒードラン
・特性「さいせいりょく」の有無
・自己回復攻撃技(技「ギガドレイン」など)の有無
・技「クリアスモッグ」の有無
・4倍弱点の有無
・四災対策の格闘タイプにテラスタル無しで弱点を突かれるか否かという点
相性の良い味方・構築例
私が使っているパーティです。ぜひご覧ください。
パーティ構築/5060
終わりに
皆様の心優しいコメントやアドバイスを頂けることを心待ちにしながら、今回の執筆を終えようと思います。
気づいたことがあればその都度更新し、更新履歴も残していきます。
ダメ計リクエストなど対応しますので、リクエストよろしくお願いします。