はじめに
皆様お久しぶりです、そうでない方は初めましてkと申します。今回はdlc碧の仮面でメガヤンマメガヤンマが内定したので育成論を書いていきます。質問・指摘等ございましたらコメントの方をよろしくお願いします!
メガヤンマについて
メガヤンマメガヤンマは第四世代ダイヤモンド・パールにてヤンヤンマヤンヤンマの追加進化として登場しました。無駄のない種族値と毎ターン素早さが一段階上がる優秀な特性かそくにより一定数の強さを誇っていましたが、環境トップクラスというわけではなく中堅クラスとしての強さに止まっていました。その理由として、 というアタッカーとしてのタイプ自体の弱さと技範囲の狭さです。弱点もメジャーなものが多く特定のポケモンを出せば簡単に止められてしまうという弱さがありました。しかし今作svでは厄災ポケモンやゴリランダーゴリランダーなど環境トップに強く出られる上テラスタルにより苦手な相手にも反撃できるようになりました。というわけで今回はsvにおけるメガヤンマの強さを書いていこうと思います。
採用理由と役割
ディンルーディンルーやパオジアンパオジアンなどの厄災、ハバタクカミハバタクカミやテツノツツミテツノツツミなどのパラドックス、ウーラオス(いちげき)ウーラオスそしてゴリランダーゴリランダー等環境トップへの対策として採用しました。基本的には低耐久の高速アタッカーに出し、加速で素早さ関係を逆転させ先に倒すという立ち回りになります。
持ち物
メガヤンマの絶妙な火力不足を補う為いのちのたまを採用しました。hp管理が難しい場合や他にいのちのたまを採用したいポケモンがいる場合はタイプ強化系やたつじんのおび等の火力を補う持ち物を強くおすすめします。
特性
昨今の大素早さインフレ時代にも張り合える最強の特性かそく。メガヤンマは他にもいろめがねとおみとおしがありますがs96以上の素早さを持つポケモンが蔓延っている現環境で活躍できるのは間違いなくかそくの方なので今回はこちらを採用させていただきます。
性格・努力値と調整
- ひかえめ火力重視型
- 最速でなくとも素早さ一段階上昇で現環境トップの素早さを持つテツノツツミテツノツツミ(ドラパを除く)を抜けるため火力を重視した性格ひかえめ型。C特化にすることにより倒せる相手が増えるという利点があります。
- h60...10n-1調整で実数値169にすることによりいのちのたまの反動ダメージを最小に
- c252...cぶっぱで火力を最大に
- s188..素早さ一段階上昇で最速テツノツツミテツノツツミ抜き抜き調整
- b4、d4...あまり
- 追加:わざわざ10n-1調整にする意味があまり無いと感じたのでh60とb4かd4を素早さにまわした方が良いかもしれません。準速にすることで最速81属までは抜くことができます。
- おくびょう最速型
- 最速スカーフサーフゴーサーフゴーやドラパルトドラパルトなどを考慮したおくびょうの最速型。準速ウーラオス(いちげき)ウーラオスに上をとれブーストテツノツツミツツミなどもS二段階上昇をすればこちらが先に動けます。
- s94属以下の最速スカーフに怯えなくて良いという利点があります。
- c252...cぶっぱで火力を最大に
- s252...最大まで振ることで抜ける相手が増える
- b4またはd4...あまり
今回は火力重視のためひかえめ型を採用しましたがもし火力よりもS重視の安定を取りたい方はおくびょうの最速型をおすすめします。以下の育成論ではひかえめ型であることを前提に話を進めていきます。
なぜテラスタルなのか?
常に環境トップを走り続けているハバタクカミハバタクカミ、サーフゴーサーフゴーに対して打点を持てるようにテラスタイプはにしました。ゴーストテラスシャドーボールで上記ニ体を一撃で倒すことができ、カイリューカイリューのしんそくやガチグマガチグマのからげんきを透かすこともできます。元が飛行タイプなので地震はほぼ打たれることはなくうまく決まればこれらのポケモンに対し1ターンの隙を与えることができます。元々はやを考えていたのですがはカイリューやヒードランで完全に止められてしまう、はサーフゴーに打点を持てないなど様々な問題を考慮した上で最もゴーストが今の環境に適していると考えました。
追加:個人的にはテラスタルも候補として充分入ると思いました。ムーンフォースやゴールドラッシュを半減にできるのでメガヤンマの低い耐久を補い一回攻撃を耐えてから反撃するという形がとれます。c特化させればテラスタルを切らなくてもシャドーボールで確定2発はとれるのでテラスタルもアリだと思います。
技構成
- エアスラッシュ
- メガヤンマの代表技と言ってもいいほど優れた技。特性により相手の上から打つことによって3割の怯みを押し付けることができます。威力75と少し弱いですがいのちのたま込みで考えると十分強力な技となるので入れるようにしましょう。それと命中率が95と少し不安定なのでそこはよく覚えておうようにしましょう。
- むしのさざめき
- 対厄災、ゴリランダーゴリランダー、その他ポケモン用の技。虫タイプの技は基本的に通りが悪いのですが今作では弱点をつける相手が多いので入れる価値は十分にあります。音技なのでテツノツツミに身代わりされても強い点が良いですね。
- シャドーボール
- 対サーフゴーサーフゴー、ハバタクカミハバタクカミ用の技。ゴーストテラスすることで無振りハバタクカミハバタクカミ確定1発、h振りサーフゴーサーフゴーも確定1発にすることができます。ゴーストテラスタルとシナジーがとても良いのでテラスタイプをゴーストにする場合はこちらを必ず入れてください。
- まもるorみきり
- 特性を安全に発動させるための防御技。今作では相手がテラスを切るかどうかの確認もできるため非常に使い勝手が良いです。上記3つの技は選択になるかもしれませんが特性を加速にする場合は必ずこの技を入れて下さい。
他の技の選択肢
・テラバースト
他のテラスタイプを採用する場合の技。今回はハバタクカミハバタクカミとサーフゴーサーフゴーに重みを置いた為テラスタイプはゴーストにしましたが、他のタイプに強く出れるテラスタルやテラスタルを採用する場合はシャドーボールと変えるようにしましょう。
・とんぼがえり
サイクルを重視するならこの技。ただメガヤンマ自体そこまで耐久が高くなくサイクルというより対面向きのポケモンであるためそこまで重要視される技ではないです。
・フェイント
対タスキポケモン用の技。ただ加速でこちらが上から殴れるので先制技を持つウーラオス(いちげき)ウーラオスとパオジアンパオジアンぐらいにしか打つ機会がなく採用するべきかどうかは使い手であるみなさんに委ねます。
・さいみんじゅつ
最強の運ゲー技。ポケモンというゲームの真骨頂であるギャンブル運ゲーを楽しみたいたい方はどうぞ。
立ち回り例
最初に説明した通り低耐久高速アタッカーとの対面を作り、「守るor見切り→加速発動、次のターンに先制で攻撃」の立ち回りを行うようにしましょう。ディンルーディンルー等起点作りポケモンと対峙した時に守るをするとただ相手に起点作りの猶予を与えてしまうだけなのですぐに攻撃をするようにしてください。
逆に起点作成ポケモンと対峙したりすると後から出てくるポケモンに対し必ず上を取れるようになるのでこちらも加速の起点にするチャンスだと思いましょう。
また、後ほど紹介しますがブーストエナジー持ちのハバタクカミハバタクカミとテツノツツミテツノツツミに関しては先に選出しておいて加速を積んでから対峙すると戦いやすくなります。注意点としてS二段階上昇してもひかえめ型は抜くことができません。ただ「守る→攻撃→守る」で一回でも攻撃を耐えれば抜くことができます。
赫月ガチグマガチグマ(アカツキ)は技「ブラッドムーン」にうまく守るを合わせることができれば大ダメージは避けられますのでうまく状況を判断して守るを使用してください。
そして一番の問題点はウーラオス(いちげき)ウーラオスと対峙した時です。ウーラオス(いちげき)ウーラオスは特性により守るを貫通するので一歩間違えるとこちらがただダメージを受けるだけになってしまいます。ですが現在最も採用率が高いパンチグローブを持っているウーラオス(いちげき)ウーラオスには守るが成功します。相手のウーラオスが何を持ち物にしているか見極めて臨機応変に対応してください。
与ダメージ計算
エアスラッシュ
- hd無振りウーラオス(いちげき)144.0〜170.8%確定1発 h252振りでも確定1発
- hd無振りオーガポン(かまど)112.2〜136.9%確定1発 h148振りまでなら確定1発
- h252振りヤバソチャ114.0〜135.9%確定1発
- h252振りイイネイヌ100.0〜117.4%確定1発
- hd無振りテツノブジン169.2〜200.7%確定1発
- h252振りコノヨザル86.2〜101.9% 乱数1発 h12振りまでなら確定1発
- hd無振りオオニューラ131.0〜156.2%確定1発 h252振りでも確定1発
- h212振りローブシン114.1〜133.4%確定1発
- h252振りランドロス(霊獣)51.5〜61.7%確定2発
- h252振りハッサム57.0〜68.3%確定2発
- h252振りカイリューマルスケ込み21.7〜25.8%乱数4発
弱点タイプなら基本確定1発で倒せます。耐久がそれほど高くないポケモンは弱点ではなくても確定2発までとれることが多いです。
むしのさざめき
- h252振りゴリランダー129.5〜154.6%確定1発 チョッキ込みでも86.5〜102.9%の乱数1発
- hd無振りパオジアン182.6〜218.1%確定1発
- hd無振りマスカーニャ355.0〜423.9%確定1発
- hd特化ディンルー48.5〜57.7%乱数2発
h252振りまでなら69.5〜83.3%確定2発
- h4振りイーユイ67.0〜80.8%確定2発
- hd特化チオンジェン124.5〜149.0%確定1発
- h44振りテツノツツミ111.7〜132.2%確定1発
- h140振りガチグマ54.3〜64.6%確定2発
- h252振りガチグマ(アカツキ)64.5〜76.8%確定2発
- h252振りヘイラッシャ55.3〜65.8%確定2発
- h252振りきせきカミッチュ76.9〜91.9%確定2発
- h252振りクレセリア76.7〜93.0%確定2発
- h252振りウォッシュロトム62.6〜73.6%確定2発
- hd無振りマンムー82.7〜97.9%確定2発
- h244振りミロカロス42.6〜50.0%乱数2発
- h252振りカビゴン35.5〜42.4%確定3発
シャドーボール
以下はテラスタルした前提で話を進める
その他ダメージ計算を追加して欲しいポケモンがありましたらコメントをお願いします。
被ダメージ計算
全てA252、C252振りであることを前提として話を進めます
- ウーラオス(いちげき)パンチグローブ補正込みすいりゅうれんだ74.6〜90.6%確定2発
- カイリュー一舞じしん(ゴーストテラス時)58.6〜69.3%確定2発 無舞なら確3
- パオジアンふいうち37.9〜45.0%確定3発
こおりのつぶて43.8〜53.3%乱数2発
- ハッサムバレットパンチ37.9〜45.0確定3発 A無振りなら29.7〜35.2%乱数3発
- ハバタクカミムーンフォース78.2〜92.4%確定2発
- サーフゴーゴールドラッシュ97.4〜115.4%乱数1発
- テツノツツミハイドロポンプ85.3〜101.2%乱数1発
基本的に物理技であればワンパンされませんが特殊が脆いので高火力特殊技をくらうと落ちてしまいます。無論岩技をくらうと物理特殊関係なく落ちます。
他に被ダメージ計算を追加して欲しいポケモンがあったらコメントをお願いします。
苦手なポケモン
・高耐久ポケモン
今回のメガヤンマは高速紙耐久アタッカーを加速で上から殴って先に倒すというコンセプトなので弱点をつけない高耐久ポケモン、例としてヒードランヒードランや ヌメルゴン(ヒスイ)ヒスイヌメルゴン、カビゴンカビゴン、バルジーナバルジーナなどにめっぽう弱いです。一応上記2体はダメージ計算には入れましたがテラス前提の立ち回りになるので居座るのはおすすめしません。
・ブーストエナジー持ちハバタクカミハバタクカミテツノツツミテツノツツミ
全ての元凶。この2体のせいで素早さニ段階上昇しても抜くことができません。前にも書いた通りこれらのポケモンと対峙する前に加速を積んでおけば簡単に抜かすことができるので「ラスト1対1でブースト持ちと対峙する」という状況を作らなければ大丈夫です。また、特にハバタクカミハバタクカミのブースト持ちは火力に振り切ってないことが多くムーンフォースくらいなら珠ダメージ込みでも耐えるので「守る→攻撃→守る」で耐えて反撃という形をとることも可能です。
相性の良い味方・構築
ステルスロック込みならメガヤンマのあと一歩届かない火力でも倒すことのできる敵が増えるのでステロが使えるディンルーディンルー、カバルドンカバルドンなど
特にディンルーはメガヤンマの苦手とするヒードランヒードランに強く出れるのでおすすめです。
また、メガヤンマの苦手とする耐久ポケモンに圧倒的な攻撃力で崩すガチグマ ガチグマやローブシンローブシン、ウーラオス(いちげき)ウーラオスなど
その他相性の良い味方が見つかったら追加していきます。
最後に
今回紹介したメガヤンマメガヤンマはいかがだったでしょうか。メガヤンマメガヤンマは今まであまり使われていないポケモンでしたがテラスタルを含めれば今の環境で十分輝けるポテンシャルは持っていると私は考えています。レギュレーションeがどのような環境になるのかまだわかりませんが何か変化があったらその都度書き直していきます。dlcでメガヤンマ解禁により使いたいと考えていた方はぜひこの育成論を参考にしてみて下さい。最後までご覧頂きありがとうございました!