はじめに
こんにちわ。英知です。
今回はDLCで解禁された僕の琴線に触れた準伝説ポケモンのキチキギスについて考察していきたいと思います。キャラデザが素晴らしすぎるd(^_^o)
ずっとどうにかこの癖のある種族値のポケモンを活躍させられないかと思案し、この型に至りました。
※本育成論は非公式の略称HABCDSを使用しています。
ご了承ください。🙇
ダメージ計算に関してはポケソル様のものを使用しています。
また、このポケモンは初心者さんから上級者さんまで幅広く使うことができるポケモンだと思いますので使ってくださると嬉しいです。
コンセプトと役割
本論のキチキギスは既存のとんぼ返りなどでサイクル適正を高めたり、どくどくや挑発をまく型ではなく居座ることに重きを置いた型となっています。
もちろん耐性を活かしたサイクルパーツとしての役割もこなせます。
基本戦術としては相手の物理特殊に合わせて甘えるや瞑想でいなし、隙を見て攻撃しつつ猛毒状態による崩しを狙っていくというスタイルになります。
甘える瞑想ハバタクカミ、との差別化点
このキチキギスを使おうと考えた時、戦術が極めて似てしまうこのポケモンが思いつきました。
キチキギスとハバタクカミは複合のタイプが違えど同じタイプということもあり個人的にはこいつがキチキギスの比較対象であるというふうに感じています。
まず両受けハバタクカミの長所を挙げるとするならば
・第一にメガネやブーエナアタッカー型を警戒されるため、初見で型バレがされにくい
・ブーストエナジーによるS補強などで先行でアンコールや挑発を打たれにくい。
・ドレインキッスや痛み分けなどで相手を削り
つつ耐久の補強ができる
などと非常に強力ですがキチキギスの強みはハバタクカミとは大きく異なります。
?総合耐久の高さ
ハバタクカミはHP212B252D44の努力値ぶりの個体であった場合耐久指数は18369であるが、この型のキチキギスの耐久指数は26325であり、実に1.43倍の差があります。
特殊耐久でも実に1.1倍の差があり、総合的に1.57倍の耐久差があるといえます。
この差は非常に大きく物理特殊関係なくさまざまな攻撃に受け出しを行うことも可能で、居座りだけでなくサイクル的な運用もできるのです。
?崩し性能の高さ
キチキギスはただ積むだけではなく特性、どくのくさりによる崩しができることも大きな強みです。確かに運の要素は大きいですが、運が上振れればタスキを貫通したり、不利状況を打破したりとノッテる時のポテンシャルはハバタクカミを優に超えると言えます。
?高速再生技の有無
カミとの差別化としてはここが1番の差であるのかなと感じます。
だったらハバタクカミも痛み分けとかドレキでHP管理ができるじゃねえかと思われるかもしれませんが、痛み分けは相手のHPの残量で回復量が左右されてしまうことと、ドレキはヒードランなどが相手だと思った回復ができないなどの問題を抱えています。
その点羽休めはきっかり半分を回復することができ、安定感という点においては痛み分けやドレキを上回っていると言えます。
持ち物
おんみつマント
ほぼ確定と言っても良いです。
先ほどの項では触れませんでしたが、今回の型の最大の強みの一つでもあるキョジオーン殺しの代名詞とも言えるアイテムです。
この道具を持たせることにより、敵アタッカーと相対した時の安定感がグッと上がります。
特にハバタクカミのシャドーボールやパオジアンの氷柱落としによるDダウン、怯みなどの崩しを拒否し、甘えるやめいそうで受けに行くことができるのは大きな強みと言えます。
一応食べ残しや黒いヘドロも候補に入ると思われますが、瞑想や甘えるなどを絡めて受けに行く以上ターン数がかかってしまうため事故を防ぐという意味でもこのアイテムを1番に推奨します。
特性
どくのくさり
確定です。
どんな相性不利なポケモンでも腐らせる可能性を持つパチンコ特性です。
本来苦手なオーガポンや打点にかけるヘイラッシャなどを一瞬で腐らせたり、相手のダメージ感覚を狂わせてくれます。
確率に左右されるために安定して発動する訳ではありませんが、この型自体がそこまでこの特性に依存していないので、安心してください。
発動したらついてるなくらいに思っておくと良いですよ👍
性格・努力値と調整
B方面を伸ばした方が総合耐久が上がり、場持ちが良くなるためHB方面に厚く振り、性格を図太いにしています。
HP252: 総合耐久の底上げのために極振り
B164:余り
S92:準速イダイトウ♂抜き
Sに関しては、試合終盤に詰め要員として表れるタスキイダイトウ♂に対して上から甘えるを打てるようにある程度多めに振っています。
技構成
- 確定枠
甘える
今回のコンセプトとなる技です。
交代されるとリセットされてしまいますが、キチキギスの受け性能を高めるだけでなく裏のポケモンの積みの起点にできるという強みも持ち合わせています。
特に最後の詰めの手段としてはえげつない強さを発揮します。
今回のコンセプトとなる技です。
交代されるとリセットされてしまいますが、キチキギスの受け性能を高めるだけでなく裏のポケモンの積みの起点にできるという強みも持ち合わせています。
特に最後の詰めの手段としてはえげつない強さを発揮します。
テラスタルを切らなくてもカイリューに余裕で勝てるため非常に使い勝手がいいです。
めいそう
今回のコンセプトとなる技ですが、場合によっては入れ替えが可能ですので優先枠としました。
足りない火力と特殊耐久を補うための技です。
甘えると違って自分の能力値を上昇させるため、居座りに向いています。
はねやすめ
安定の高速再生技です。
PPが減っても強いものは強いのです。
羽休めを打つタイミングは意外とわかりやすいので、相手との択合戦には注意⚠️
- 優先枠
ムーンフォース
タイプ一致メインウェポン。
キチキギスが覚える技の中で威力命中共に十分であり、確定枠としました。
運が上振れすぎるとCダウン+どくのくさり発動とかいう意味のわからないことになります。
- 選択枠
ねっぷう、ヘドロばくだん、ぼうふう、こごえるかぜ、あくのはどう
※良い技たちはありますが、どう足掻いても火力や追加効果共にムンフォの方が汎用性が高いと思うので選択枠に留めておきます。
テラスタル
?
ウーラオスの水流連打、ハッサムのバレパン、イーユイの炎技に対するメタとしてのテラスタルになります。
?
環境に蔓延るオーガポン(かまど)に対して、他のポケモンに対して汎用性を落とさずに対策を行えるテラスタイプです。
しかし、現環境でドラゴンタイプは大変弱点を突かれやすいので炎オーガポンがそれほど重くないというのであれば他のテラスタルを推奨します。なんならオーガポン(かまど)をピンポメタしてーならで良いのでは?と思ってしまいます。
?
かくとうやドラゴンへの役割を残しつつ、地面弱点を消しムーンフォースのダメージを増強させることができます。
立ち回り例
エースポケモンの裏、もしくは先発から出して、相手のエースポケモンの積みをあまえるやめいそうで咎めたり、めいそうによる火力上昇で切り返すというのが主な役割です。
ドラゴン、虫、草、悪、フェアリー、かくとうに半減以上の耐性を持つため、様々なところに受け出しできるところも魅力です。
例えばムンフォからはいってくるハバタクカミに対してはムンフォ(受け出し)+シャドーボールに対して瞑想が間に合ったりします。
特に最近急増しているトドロクツキにも強く出ることができます。
与ダメージ計算
C↑1ムーンフォース
無振りハバタクカミ36.7 ~ 43.6%
HP252ウーラオス(れんげき)88.0 ~ 104.4%
無振りオーガポン(かまど)20.0 ~ 23.9%
マルスケ込みHP244カイリュー31.0 ~ 37.1%
無振りランドロス(霊獣)44.3 ~ 52.8%
HP252キョジオーン32.4 ~ 38.2%
無振りイダイトウ♂39.0 ~ 46.7%
無振りイーユイ39.7 ~ 48.1%
HD特化コノヨザル44.3 ~ 52.6%
無振りテツノツツミ69.5 ~ 82.5%
被ダメージ計算
メガネC252ハバタクカミムーンフォース26.1〜31.2%
メガネC252ハバタクカミシャドーボール44.6〜52.8%
ハチマキ特化カイリューしんそく34.8〜41.5%
A252オーガポン(かまど)44.6〜52.8%
パンチグローブ特化ウーラオス(れんげき)すいりゅうれんだ52.3〜64.6%
C252テツノツツミハイドロポンプ38.9〜46.1%
A252パオジアン42.0〜49.7%
ハチマキ特化ウーラオス(いちげき)あんこくきょうだ36.4〜43.0%
特化ハチマキハッサムバレットパンチ77.9〜92.3%
特化ウォッシュロトムボルトチェンジ22.0〜26.6%
特化ゴリランダー10まんばりき53.4〜63.6%
特化イーユイオーバーヒート70.8〜83.6%
C252キュウコン(アローラ)ふぶき29.7〜35.3%
C252サーフゴーゴールドラッシュ89.2〜105.6%
特化(ガチグマ(アカツキ)}ブラットムーン57.4〜68.2%
※一見すると「柔らか!!」と思うかもしれませんが甘えるや瞑想を絡めることが前提ですのでご安心ください!
苦手なポケモン
オーガポン(かまど):あまえるを打ってもツタこんぼうの急所により受けが安定しない。だがしかし裏のガブリアスなどの積みの起点にできるため、何もできないわけではない。みがわり持ちは要注意。
スカーフサーフゴー:メガネ、悪巧み型より遥かに面倒。型が判明するまでは潔く引いた方が良い。
エンペルト:ムンフォの追加効果で勝気が発動する可能性があるため危険。毒状態にもならないので崩しにくい。
ヒードラン:毒があるため(以下略)。ムンフォも四半減
アーマーガア:毒☠️。特製のミラーアーマーでC↓を返される恐れがある。某赫月の熊対策でHD型が増えているため尚更突破しにくい。
相性の良い味方・構築例
ガブリアス:キチキギスがあまえるを打って退場した後、物理アタッカーを剣の舞の起点にできる。
ウォッシュロトム:キチキギスの弱点である鋼や地面技に強く出られて、弱点の草をキチキギスがカバーしてくれる。
終わりに
本論を最後まで読んでいただきありがとうございます。😊味方二匹瀕死かつ相手三匹残りから3縦できてしまうくらいのスペックを持ったキジですのでみなさんにも使っていただけると嬉しいです。