はじめに
今回はウェーニバルウェーニバルについての育成論を書くに至りました。
ウェーニバルはマスカーニャやラウドボーンと同じくストーリーでクラベル校長から貰えるポケモンの進化系です。
そのため、思い入れのある方も多いのではないでしょうか?
今回のウェーニバルはそんな旅パ時代と変わらぬ無双を目指す抜きエースとしての運用を目指します。
ぜひ最後までご覧になってください。
以下の文章では各能力をHABCDSと表記いたします。
ウェーニバルって何ができるの?
まずはウェーニバルというポケモンのスペックを軽く説明したいと思います。
はじめに、タイプはみず、かくとうであり、単タイプに限ればすべてのポケモンに等倍以上をとれるアタッカー向きのタイプと言えます。
次に種族値に注目してみますと、A120という高い攻撃力に、S85というそれなりの素早さ、H85B80D75と高速アタッカーにしては及第点ともいえる耐久をしています。
そして、夢特性はじしんかじょうを持ち抜きエース性能を高めることができます。
最後に何と言っても攻撃しながらSを上げられる専用技アクアステップの存在が大きいでしょう。
ウェーニバルについてまとめると、攻撃的なタイプを持ち、種族値は攻撃力は高くそれ以外は並み、抜きエースを務めるのに必要な技と特性とを兼ね備えたポケモンと言えます。
これらのスペックを活かして相手を3タテしよう、というのが今回の型のコンセプトです。
持ち物
いのちのたま
確定欄はいのちのたまとしていますが、パーティ内で取り合いになるアイテムですので、他ポケモンとの兼ね合いでラムのみや、きあいのタスキも良いでしょう。
今回は最も抜き性能が高くなるいのちのたまを持つものとして続けます。
特性
じしんかじょう
特性はじしんかじょうで確定です。
相手を倒すたびに攻撃力が上がるこの特性は、抜き性能を高める大きな要因になります。
詳しくは後述しますが、敵をアクアステップで倒すことでAとSを1段階上昇させながら次のポケモンと対峙できることが何よりの強みだと考えております。
性格・努力値と調整
陽気AS252H4
特に今回は環境に多いであろうサーフゴーをつるぎのまいの起点にするため、最速とします。
抜きエースを務めるために、最大限攻撃力を確保するようAにもぶっぱ、残りはHに振ることでHP実数値が2n+1となります。
3タテを目指すのが今回のコンセプトであり、突破力を下げてまで耐久調整をするのは、今回の型にはそぐわないと考えています。
技構成
- 確定技
アクアステップ
水のくさわけ、ニトロチャージとも言える、攻撃しながらSを上げられる強技。
しかも威力は破格の80であり、これを外す理由はありません。
インファイト
高威力の格闘技でありながら、連発できる言わずと知れた強技。
水と格闘の範囲で多くの相手に等倍以上をとれます。
こちらも外す理由はないでしょう。
つるぎのまい
自分のAを2段階上げる積み技です。
これを積むことでサーフゴーら自分より遅いが倒すのに2ターンかかる相手を無理やり起点にできます。
加えて、自信過剰の発動を恐れて相手が引くことを読んで打つことで一気に3タテが見えてきます。
上の二つの技のように、無いと使い物にならないという技ではないですが、全抜きエースがコンセプトなので是非とも採用したい技です。
- 選択技
アイススピナー
威力80、命中100の氷タイプの物理技で、フィールドを壊す効果があります。
水と格闘で等倍以上をとれない、具体的にはドラパルトに打ちたい技です。
フィールド解除は環境にフィールドを展開するポケモンがあまりいないので役立つ場面は少なそうです。
みがわり
自分より遅い相手からの鬼火や電磁波を透かしたり、HPの少ない相手が自信過剰を発動させないために交代するかどうかの択が発生したときの安定択となります。
アクアジェット
使い勝手の良い先制技ですが、他にも採用したい技があるので優先度は低めです。
今回はタイマン性能より抜き性能を重視したいので、水わざを打つならアクアステップを打ちたいです。
ウェーブタックル
今作から登場した水のフレアドライブともいえる高威力技です。
水技はアクアステップがありますし、命の珠と反動を合わせるとHPがゴリゴリ減るのであまりお勧めできません。
ブレイブバード
キノガッサ対策の草テラスタルがあまりにも流行るなら一考の価値ありですが、くさ単タイプにはインファイトでもダメージを与えられます。
テラスタル
自信過剰が発動していない状態のアクアステップで相手を倒して素早さを上げたいので、その威力を高めるためみずとしました。
この型では何度も攻撃を受けることは想定していないので、受けではなく攻めのテララスタルを切る方針で良いと思います。
立ち回り例
主に2番手以降で出します。
起点役に完璧な起点を作ってもらうのも良し、サイクルの過程で削れた相手を起点にするのも良し、積みサイクルパで採用して最初の積みポケモンが倒しきれなかった相手を起点にして攻め続けるのも良いでしょう。
また、こちらを一撃で倒すすべのない自分より遅いポケモンにはつるぎのまい→アクアステップと打ちたいです。
基本的には上からのアクアステップ一撃で倒せる相手に出して、アクアステップで倒してAとSを上げる、または交代読みでつるぎのまいを打ち、全抜きを狙うのが基本です。
与ダメージ計算
持ち物はいのちのたまとします。
水テラスタルアクアステップ
インファイト
アイススピナー
被ダメージ計算
苦手なポケモン
いのちのたま持ちミミッキュ、スカーフマスカーニャ、サザンドラ、ドラパルトら超高速アタッカー、ヘイラッシャら天然組です。
ミミッキュは珠持ちでなければ勝てる可能性があります。
高速スカーフ組はアクアステップを2回打たないと抜けない奴らばかりなので苦手と言えます。
天然ポケモンは積みポケの天敵ともいえる存在で、ヘイラッシャは他のポケモンで対策必須です。
ラウドボーンとドオーにはタイプ有利を取れるので勝てると言いたいところですが、テラスタルを切られるとラウドボーンは突破困難ですし、ドオーは貯水の可能性を考えるとなるべく別のポケモンで見たいです。
相性の良い味方・構築例
カバルドンのようなステロを撒けるポケモン、ドラパルト、オーロンゲのような壁貼り役らウェーニバルが快適に動ける環境を作ってくれるポケモンです。
構築としては積み構築、積みサイクル構築、サイクル構築、ある程度どこにもハマると考えています。
どの構築においても弱った相手を起点に全抜きを目指すことをイメージして運用してください。
おわりに
今回のウェーニバルについての育成論はいかがだったでしょうか?
この型は思い入れあるポケモンで3タテしたい!という思いで考えてみました。
味方のサポートを受けられれば、一気に勝負を決められる爆発力を秘めている型を作ることができて、とても満足しています。
一度ハマると簡単には止まらないウェーニバル、是非使ってみてください。
最後にになりましたが、私の育成論を終わりまで見ていただきありがとうございました!