コンセプトと役割
「特攻130で技範囲も広いのに、火力も速さも微妙に足りないせいでステルスロック&どくびしマシーンになってるなんて勿体無い!」という、これまでランクマに参加した全てのシーズンでキラフロルを使用した、熱いキラフロル推しの思いから生まれたキラフロル側の消費ターン0で火力とすばやさを補うトリックルーム下特殊アタッカー型です。
『メテオビーム』で特攻を、『トリックルーム』ですばやさをそれぞれ補い、使用率上位50位以内においては多分無二の技範囲を押し付けられるのが強みです。
キラフロル以外も極力メジャーなポケモンで固めることができれば、主役の『キラフロル』を先発起点作成と誤認させる効果にも期待できます。
新レギュレーションで優秀な『トリックルーム』使いが増加し、また『キラフロル』自身もタイプ一致『メテオビーム』使いの中で伝説・幻を含めても最高の特攻を誇るという個性を手に入れました。
現環境はアタッカー型『キラフロル』にとって過去最高の環境と言っても過言ではないでしょう。
持ち物
『パワフルハーブ』これ一択です。型の要になります。
特性
どちらでも構いませんが、先制技を受ける場合を考慮すると『どくげしょう』の方が役に立ちます。
性格・努力値と調整
特攻特化・最遅(すばやさ個体値が0、性格は『れいせい』)
以上は固定です。
耐久方面の努力値振りについてはお好みで。私はHPに厚く振っていました。
技構成
※太字は私が実戦で採用したもの
確定:『メテオビーム』
推奨:『ヘドロウェーブ』、『だいちのちから』
自由選択枠:『エナジーボール』、『マジカルシャイン』、『パワージェム』
自由選択枠については基本的に『エナジーボール』か『マジカルシャイン』のどちらかが良いと思います。扱い易いと感じるのは『エナジーボール』ですが、『マジカルシャイン』を採用すると『ウーラオス(いちげき)』に強く出られます。
テラスタル
を推奨。タイプ相性の補完、サブウェポンの強化の2点で優れています。
テラスタル前後で弱点が一貫してしまいますが、『パオジアン』及び『ウーラオス(いちげき)』の何かしら攻撃+『ふいうち』を耐えないので、その対策ににするのはありです。
立ち回り例
基本的には、
1)先発に物理アタッカーを出して相手を削る
2)2体目に『トリックルーム』役を出し、速やかに自主退場
3)キラフロルを繰り出し、相手に合わせて技選択。最初は特攻を上げるために、相手が半減以下でない限り『メテオビーム』を選択します。
与ダメージ計算
(特攻1段階上昇時)
無振り『ハバタクカミ』:『メテオビーム』101.5~120% 確定1発
HP振りマルチスケイル『カイリュー』:『メテオビーム』85.3~101.5 乱数1発(12.5%)
特防特化『オーガポン』:『ヘドロウェーブ』106.9~126.2% 確定1発
無振り『ウーラオス(れんげき)』:『ヘドロウェーブ』114.8~135.4% 確定1発
無振り『パオジアン』:『ヘドロウェーブ』121.9~143.8% 確定1発
特防振り『ガチグマ(アカツキ)』:『エナジーボール』92.5~109.5% 乱数1発(56.3%)
特防振り『ブリジュラス』:『だいちのちから』105.4~124.8% 確定1発
HP振り『サーフゴー』:『だいちのちから』94.8~112.3% 乱数1発(75%)
無振り『ランドロス(霊獣)』:『メテオビーム』124.3~146.3% 確定1発
HP振り『ハッサム』:『メテオビーム』115.2~135.5% 確定1発
特防特化『ディンルー』:テラスタル『エナジーボール』75.6~89.5 確定2発
被ダメージ計算
先制技以外の攻撃を受ける想定をしていませんが、防御に振っても『ウーラオス(いちげき)』の『あんこくきょうだ』+『ふいうち』を耐えないのことが分かっているのがやや辛い点です。
苦手なポケモン
無効のに絶対に勝てません。
相手の構築に『エアームド』や『アーマーガア』、『ドータクン』、『ミミズズ』等がいたら選出しないのが無難です。『ふうせん』を持った『ジバコイル』や『ヒードラン』にも同様の理由で勝ち目がほぼありません。
また、『エナジーボール』を等倍で受けられるの『ガブリアス』や、特攻上昇前の『キラフロル』の攻撃を一回耐えて『あんこくきょうだ』+『ふいうち』ができる『ウーラオス(いちげき)』、『トリックルーム』下で最遅『キラフロル』より速い『ガチグマ(アカツキ)』も苦手な手合いです。
尚、『ガブリアス』や『ウーラオス(いちげき)』については、『マジカルシャイン』採用の型にすることである程度抗えるようになります。
相性の良い味方・構築例
重要なポイントは、確実に『トリックルーム』を残せることと、幅広く相手を削り、『キラフロル』の負担を減らせることの2点です。
(1)『トリックルーム』役
『キラフロル』の行動ターンを稼ぐため、確実に『トリックルーム』を展開しつつ速やかに自主退場できることが望ましいです。
・『だいばくはつ』で対面を削りつつ自主退場できる『アグノム』
・『ステルスロック』+『おきみやげ』で『きあいのタスキ』潰しと負担軽減を兼ねる『ユクシー』
・『がんじょう』による行動保証と『ミストバースト』による削り+自主退場ができる『メレシー』
等が候補に上がります。
(2)物理アタッカー
とへの打点があり、キラフロルの苦手な相手を削れることが重要です。確実な役割実行のために先制技も持っていることが望ましいです。
例)
・『パオジアン』や『セグレイブ』、『マンムー』といった、への打点と先制技を併せ持つ物理アタッカー
・『すいりゅうれんだ』と『インファイト』の高火力と『アクアジェット』がある『ウーラオス(れんげき)』
・前述の条件とは異なりますが、『ステルスロック』+強制交代技で裏まで満遍なく削れる『ガブリアス』、『ブリジュラス』。『ブリジュラス』ならの技も覚えるので、『アーマーガア』や『エアームド』で詰みにくくなります。