始めに
どうも皆さん、初投稿でドキドキのぬえふあです。
今回は、前作ポケモン剣盾で最強の名を冠していたザシアン(王)の育成論を投稿させていただきます。自信作とまではいきませんが、自分がレギュレーションGルールの仲間大会において613名中46位という好成績を収めた際に大活躍してくれた型なので、みなさんの参考になればなと思います。ミスも多々あると思いますが、暖かい目で読んでいただければと思います。
注意点
- 本育成論では種族値、努力値、個体値やHABCDS等の略称を使用させていただきます。
- 使用するザシアン(王)の個体値はC以外すべて理想個体を想定した育成論となっています。
- ダメージ計算ツールはポケモンソルジャーさんのものを使わせていただいています。
コンセプトと役割
- このザシアン(王)のコンセプトとしては、なるべく多くのポケモンに等倍以上の技を打ち込んでいくというものになっています。このコンセプトに至った理由として、今作から強力な一致技である『きょじゅうざん』の追加効果がなくなったりザシアン(王)のA種族値や特性である『ふとうのけん』が弱体化されたことで、前作と比べてより対面的かつエースとしての抜き性能を上げる型にするべきだという結論に至ったということがあげられます。
持ち物
『くちたけん』
このポケモンにおいて最も重要なAとSを上げつつ、強力な専用技と優秀なタイプを加えることができるにも関わらず、技選択に縛りを生まない最強のアイテムです。
特性
『ふとうのけん』
弱体化されたことで一試合につき一回しか発動しなくなりました。これによりサイクル性能は下がりましたが、今作ではテラスタルの性質上全体的に対面的な戦い方をするポケモンが多いので活きる場面はまだまだ多いと考えています。
性格・努力値と調整
性格 ようき
努力値 H76 A252 B12 C0 D4 S164
- Sはミライドンの登場によって環境に増加すると考えられる最速テツノツツミ抜き調整です。本育成論ではテラスタル後だとテツノツツミに対してタイプ的に不利となるため、最速テツノツツミ抜き調整にしていますが、コライドンやミライドン、ハバタクカミを意識した最速S135族抜き調整にしても良いと考えています。
- Aは可能な限り上げたいためぶっぱしました。
- HBDは、余った努力値の中で、Hを奇数調整したうえでの最大耐久指数を引き出せるように調整しました。
技構成
- きょじゅうざん
- タイプの一致技。等倍で撃っていきたい高火力技として採用しました。
- じゃれつく
- タイプの一致技。等倍打点兼弱点を突いていきやすい技なので採用しました。
- テラバースト
- 本育成論でのザシアン(王)のテラスタイプはタイプなので、この技もタイプの技となります。タイプはザシアン(王)の一致技であるの技がどちらも半減されてしまうタイプに対して弱点を突くことが可能であり、技の相性補完として非常に優れているので採用しました。
- つるぎのまい
- 上記三つの技を使い分けることで多くのポケモンに打点を持つことができますが、一撃では倒しきれずに返しの一撃で倒されてしまうこともあるので、抜き性能を上げるために採用しました。
- 攻撃範囲を広げるための技候補として上記の技以外に『ワイルドボルト』『せいなるつるぎ』などの様々な技があげられると思います。自分も採用を検討したのですが、どの技も特定のポケモンに対してのメタ的な技であり、一致技の通りが悪い際の補完として運用するのには不向きであったため採用しませんでした。個人的にはパーティーによってはある程度選出誘導ができるため採用するのはありだと考えています。
- 抜き性能を上げるための技として『つるぎのまい』以外に『くさわけ』があげられます。Sを上昇することでSの一段階上昇したハバタクカミやテツノツツミを抜くことができますが、火力上昇による受けポケモンなどに対する突破性能を重視した方が活きる場面が多いと考えて採用しませんでした。
テラスタル
- ザシアン(王)が通常では技を覚えないため、テラバーストをにして使います。ついでではありますが、耐性変化と環境に増えている『でんじは』も対策でます。
- ザシアン(王)の他のテラスタルタイプとしてなどがあげられますが、どれも技範囲の補強としてはに劣るので採用しませんでした。
立ち回り例
- 『ふとうのけん』を大切にしていきたいので、なるべく有利対面を作り出せそうな場面で出していきます。
- 有利対面が作り出せたら、後出しや『みがわり』『アンコール』などを警戒しつつ『つるぎのまい』をしていきたいです。
- 『つるぎのまい』でできたら殴っていきます。『つるぎのまい』できなくても火力は出せるので、臨機応変に立ち回りましょう。
- テラスタルは何手か先を考えつつ弱点を突きたいときに使い相手を突破していきます。
- 相手にメタモンがいると『つるぎのまい』をしたザシアン(王)がコピーされて負けに直結することがあるので、意識して立ち回りましょう。
与ダメージ計算
B4バドレックス(こくば) (ザシアン(王)A一段階上昇)
169 ~ 201 (96.6 ~ 114.9%) 乱数1発 : 81.25%
H252ホウオウ (ザシアン(王)A一段階上昇)
78 ~ 92 (36.7 ~ 43.2%) 確定3発
B4ザシアン(王) (ザシアン(王)A一段階上昇)
127 ~ 150 (76.1 ~ 89.9%) 確定2発
H252バドレックス(はくば) (ザシアン(王)A一段階上昇)
204 ~ 240 (98.6 ~ 116.0%) 乱数1発 : 81.25%
H252ガチグマ(アカツキ) (ザシアン(王)A一段階上昇)
123 ~ 145 (56.0 ~ 66.0%) 確定2発
H252ランドロス(霊獣)
103 ~ 123 (52.6 ~ 62.8%) 確定2発
B4テツノツツミ (ザシアン(王)A一段階上昇)
127 ~ 150 (97.0 ~ 114.6%) 乱数1発 : 81.25%
HB特化カバルドン (ザシアン(王)A一段階上昇)
93 ~ 109 (43.3 ~ 50.7%) 乱数2発 : 2.34%
H252ゴリランダー
103 ~ 123 (49.8 ~ 59.5%) 乱数2発 : 99.6%
B4ミライドン
170 ~ 204 (97.2 ~ 116.6%) 乱数1発 : 87.5%
B4カイオーガ
93 ~ 111 (53.2 ~ 63.5%) 確定2発
B4オーガポン(いど) (ザシアン(王)A一段階上昇)
147 ~ 174 (94.9 ~ 112.3%) 乱数1発 : 68.75%
HB特化ディンルー (ザシアン(王)A一段階上昇)
158 ~ 188 (60.4 ~ 71.8%) 確定2発
H252カイリュー 『マルチスケイル』 (ザシアン(王)A一段階上昇)
135 ~ 159 (68.2 ~ 80.4%) 確定2発
HB特化ママンボウ (ザシアン(王)A一段階上昇)
106 ~ 126 (39.0 ~ 46.4%) 確定3発
HB特化チオンジェン
92 ~ 110 (48.0 ~ 57.3%) 乱数2発 : 90.62%
B4テラスタルコライドン
134 ~ 162 (76.6 ~ 92.6%) 確定2発
B4ミライドン
152 ~ 180 (86.9 ~ 102.9%) 乱数1発 : 12.5%
H252orテラスタルバドレックス(はくば)
162 ~ 192 (78.3 ~ 92.8%) 確定2発
HB特化ブリジュラス (ザシアン(王)A一段階上昇)
138 ~ 164 (70.1 ~ 83.3%) 確定2発
HB特化ドヒドイデ (ザシアン(王)A一段階上昇)
122 ~ 146 (77.8 ~ 93.0%) 確定2発
HB特化ドオー (ザシアン(王)A一段階上昇)
222 ~ 264 (93.7 ~ 111.4%) 乱数1発 : 62.5%
被ダメージ計算
C252バドレックス(こくば) アストラルビット
109 ~ 129 (61.6 ~ 72.9%) 確定2発
A252テラスタルコライドン ニトロチャージ (ひひいろのこどう発動)
186 ~ 218 (105.1 ~ 123.2%) 確定1発
C252ミライドン イナズマドライブ (ハドロンエンジン発動)
135 ~ 159 (76.3 ~ 89.9%) 確定2発
A252ホウオウ せいなるほのお
152 ~ 180 (85.9 ~ 101.7%) 乱数1発 : 6.25%
A特化バドレックス(はくば) 10まんばりき
124 ~ 148 (70.1 ~ 83.7%) 確定2発
A252ランドロス(霊獣) じしん
164 ~ 194 (92.7 ~ 109.7%) 乱数1発 : 50%
C特化ガチグマ(アカツキ) だいちのちから
152 ~ 182 (85.9 ~ 102.9%) 乱数1発 : 12.5%
C252イーユイ かえんほうしゃ (わざわいのたま発動)
186 ~ 222 (105.1 ~ 125.5%) 確定1発
A特化ディンルー じしん
150 ~ 176 (84.8 ~ 99.5%) 確定2発
A特化カイリュー じしん
112 ~ 134 (63.3 ~ 75.8%) 確定2発
苦手なポケモン
この型では残念ながらどうしようもないです。ザシアン(王)にとっても最大の障壁といっても過言ではありません。テラスタルにすることで殴り合えるようにすることも考えたのですが、その場合『せいなるほのお』でやけどにされるリスクを負うことを考えると対面することから避けて他のポケモンで戦っていくべきだという結論に至った次第です。一定数は環境にいると思うので必ず対策してください。
タイプ的にも不利であり、『つるぎのまい』をしていても『あくび』や『ふきとばし』でいなされてしまいます。環境的にディンルーやランドロス(霊獣)のほうが多くなると考えられますが、軽めに対策しておいてください。
タイプ相性や特性などザシアン(王)にとってはめちゃめちゃキツいですが、他のポケモンでの対策は容易だと思います。
『つるぎのまい』をつんだザシアン(王)をコピーされてしまうと負けに直結します。相手にいる場合慎重な立ち回りが求められます。
ザシアン(王)に対して後投げして『いかく』から対面してきますが、ザシアン(王)の『ふとうのけん』が発動している場合、後投げにあわせて『つるぎのまい』を使ってからテラスタルを使って対面すれば逆に起点にしつつ突破できます。ただ、条件が多く理想に近いので、難しいところではあります。
相性の良い味方・構築例
上記のザシアン(王)が苦手な5体に対して強く出れます。ホウオウに対しても『パワージェム』を搭載することで強気に戦えます。メタモンは場合によりますが、ハバタクカミに『きあいのタスキ』を持たせればある程度戦えます。『でんじは』で起点作りもできて優秀です。
- オーロンゲなどの起点作りポケモン
起点作りをすることでザシアン(王)の動きやすさが変わります。ちなみに自分が仲間大会で好成績を残した時はオニシズクモで『ねばねばネット』撒いてました。
最後に
以上が自分の考えたザシアン(王)になります。シンプルな運用しやすい型で、未熟な自分には扱いやすかったので初心者さんには特におすすめです!
ここまで読んでいただきありがとうございました!