大前提
この育成論はノコッチの育成論ですが、内容はいわゆるまひるみ運ゲー型です。
まひるみ運ゲーの型・育成論自体が嫌いという方はブラウザバックを推奨します。
その上で読み進めてくれた方には納得のいく育成論をお届けするつもりですので、よろしくお願いします。
読んでくれるみなさんへ
定期的にこの育成論を見直していく方針ですので、この育成論の投稿日より後になってもどしどしコメント送っちゃってください!
ご挨拶
こんにちは、そふとです。
前回の原種マタドガスに続き2回目の育成論投稿です。
今回は僕の推しポケであり意外とポテンシャルを秘めているノコッチノコッチをご紹介したいと思います。
是非最後までお付き合いのほどよろしくお願いします。
前置き
- この育成論ではHABCDSなどの略称を用います。
- ダイマックス→DMと表記します。
- 個体値は全て理想個体を前提としています。
- 大前提でも書きましたがこの育成論はまひるみ運ゲー型です。運ゲー自体が嫌いな方はブラウザバックを推奨します。
- この育成論でのダメージ計算にはダメージ計算機 for ソード/シールド様を使用させてもらっています。
ノコッチノコッチというポケモンについて
まずはスペックからご紹介していきたいと思います。
- タイプ
ノーマル単タイプ
環境に多いゴーストポケモンのタイプ一致技無効&弱点1つのみという優秀なタイプです。
他に有名なノーマル単タイプにポリゴン2ラッキーハピナスカビゴンなどがいます。
かなり高耐久ポケが目立ちますね...
- ノコッチノコッチの種族値
H100 A70 B70 C65 D65 S45
HPが一番高く素早さにかけてどんどん下がっていくというような種族値になっています。
決して高くない耐久・攻撃に加えて遅めのSとなっており、この種族値からマイナーポケモンとして扱われることも多々あります...
次は特性を見ていきましょう。
- ノコッチノコッチの特性
にげあし:てんのめぐみ:びびり
にげあしは戦闘において死特性なので触りません。
夢特性であるびびりはびびり発動の対象技となるゴースト・むし・あくタイプの技のうちノコッチはゴーストタイプの技が無効になってしまうのであまりノコッチに関しては言えば有用な特性とは言えません。
なので2つともあまり有用な特性では無いですね...
そうです、特性てんのめぐみを除いては。
特性てんのめぐみとはポケ徹さんによると”技の追加効果の発生率が2倍になる。”とのことです。
これはエアスラッシュの3割怯み効果が6割怯みとなったり(トゲキッス)げんしのちからの1割で全能力1段階上昇から2割全能力1段階上昇となったり(トゲキッス)と誰が見ても分かる通りの超優秀な特性となっています。
- ノコッチノコッチにおけるてんのめぐみとは
ノコッチはてんのめぐみの主な対象となる優秀な技を覚えます。例えばずつき、いわなだれ、げんしのちから、アイアンテール、しねんのずつき、どくづきetc...のような感じになっています。
この中でもずつきという技はかなり強力でこの育成論のコンセプトでもあるまひるみ運ゲーにおいてタイプ一致で打てて6割怯みというかなりのぶっ壊れ技になります。
- ノコッチノコッチの技範囲
- 物理技
ずつき、いわなだれ、アイアンテール、しねんのずつき、どくづき、のしかかり
- 特殊技
シャドーボール、れいとうビーム、10万ボルト、かえんほうしゃ、エアスラッシュ
- 変化技
へびにらみ、とぐろをまく、はねやすめ、ステルスロック
へびにらみととぐろをまくを覚えるのは蛇形ポケモンの特権ですね。
この育成論における型について
- まひるみ運ゲーとは
1/4の確率で動けなくなる+素早さ1/2となる麻痺状態に加え、怯み効果のある技(エアスラッシュ、ずつき、いわなだれ)で攻めて相手がずっと行動出来ない状態を作って相手のポケモンを強引突破する戦法のことです。(トゲキッス)
ただ、あくまで動けなくなるのは、ポケモンにおける確率による運なので、いわゆる運ゲーと呼ばれています...
改めまして、この育成論ではノコッチの優秀な特性であるてんのめぐみとノコッチと相性抜群のずつき、優秀な変化技であるへびにらみを使った運ゲーまひるみを紹介していきたいと思います。
技構成
- 確定枠
- ずつき(威力:70)
タイプ一致の3割怯みというこの型の要と言える技です。外せません。
- へびにらみ
蛇形ポケモンのみが持つことを許されている超優秀な変化技です。(イワーク<俺は...?)
命中100%で地面タイプも麻痺に出来る優秀な技です。まひるみ型なので外せません。
- はねやすめ
飛行タイプで無いのに持っている技。体力の半分を回復します。アーマーガアアーマーガアなどが使うと地面技が抜群になってしまいますがノコッチはそもそも飛行タイプで無いので関係ないです。控えめに言っても強いですね!長い間場に居残り続けるポケモンなので確定です。
- 選択枠
- いわなだれ
僕はウルガモスウルガモスを仮想敵に設定しているのでこれを採用しました。
それ以外にもかなりの頻度で打ったので確定欄ではこれにしています。
- しねんのずつき
この技も怯みを引きます。
- かみつく
この技も怯みを引く+命中安定ですが如何せん威力が低いです。
努力値
ノコッチというポケモンはS45と遅いポケモンなので素早さ計算は全て相手が麻痺込みでの計算となります。
ですが、性格ようきでSに努力値252振ったとしても、
悲しいかなドラパルト最速ドラパ(麻痺込み)で同速対決の運ゲーとなります。
「まひるみ運ゲーでゴリ押し!w」と今まで言ってきましたが運ゲーと言っても勝てる運ゲーを選ぶべきです。(そもそもドラパルトドラパルトにはずつき無効ですし...)
このノコッチというポケモンは相手を麻痺にすることで多くのポケモンを抜けるようになります。
仮想敵をどのポケモンにするかでSの努力値が変わってきます。
いわなだれを採用して打ちたい相手の筆頭がウルガモスとリザードンなのですが
何とこの2匹は同じS帯に属しているのでSに92振ることで麻痺にすれば抜くことが出来ます。
Aの努力値なんですが、リザードンリザードンはそうでもないですがウルガモスがラムの実を持っていることがあるので麻痺にせずとも当てれば乱数85%で確1取れるようになっています。
HBDの努力値に関してはポリゴン2{ポリゴンz}達のダウンロード対策をしつつ総合耐久を最大にするよう振りました。
持ち物によって確定数が変わってきますが、それは後述します。
(というかPT的にワルビアルワルビアルがきつかったのでワルビアルのインファイト確定耐えしつつダウンロード対策&余った努力値での総合耐久が最大になるように努力値振りをしています...)
- その他
僕の場合はウルガモスウルガモスを仮想的にしたのでそれ以外の努力値は皆さんがご自身で振っていただければと思います。
仮想敵をどのポケモンにするかで努力値振りが変わってきます。(特にS)
仮想敵を絞ってそのポケモンが麻痺状態の時に抜けるようにSを振って
そのポケモンから受ける主な技を耐えられるようにH&BorDを調整して、必要最低限のAを確保してやればいいと思います。(ダウンロード対策が出来ればより良いと思います。)
(エースバーン抜き調整はあまりおすすめしません。対面だと当たり前ですが飛び膝蹴りで確1ですし、交代で刺さったときに限り美味しいですが、ラムの実持ちだと意味を成しません。ほかのポケモンで対策すべきです。)
持ち物
- メトロノーム
ノコッチのような1つの技を連続で打つようなポケモンにぴったりのアイテムです。
火力重視で確定欄ではこれにしています。
また相手が耐えてくる読みで積んできたポケモンを倒すことが出来ます。
- ラムの実
ノコッチにおいて意外と厄介な状態異常を1回無効に出来ます。
- チイラの実
努力値調整により相手のポケモンをかなりギリギリで耐えることが多いので結構これも汎用性高いかもしれません(僕はメトロノームとラムの実でしか使ったことありませんが...)
- ひかりの粉(みみさんご提案)
害悪ノコッチのすゝめ
- その他何かありましたらコメントでよろしくお願いします
ノコッチの環境からの向かい風と追い風
- 追い風
- 高耐久ポケモンが出てきたこと(試行回数を稼がせてくれます)
- 厨ポケが増えたこと(ノコッチをかなりの確率で舐めてかかってきます)
- 向かい風
- DMという仕様(怯みがありません)
- トゲキッス
- 強いゴーストタイプの多さミミッキュドラパルトギルガルド(シールド)
特にDMという仕様がノコッチにかなり強い向かい風ですね
トゲキッスとの差別化
今までちょくちょくこの育成論にアイコンとして出現したトゲキッスについてですが
ここでいくつか差別化していきます
ですが
どんなに頑張ってもやはりトゲキッスとノコッチの間には種族値の差があります(その差約130です)
130という差はポケモンをやっている方なら分かると思いますが、正直型が似ているポケモンだと埋めるのはかなり困難です。ですので育成論者としてあまり言いたくはありませんが正直採用理由は愛という形になってしまうのでしょうか、個人的にはノコッチの方が活躍する場面もありましたがそれもやはり限られたものかもしれません。
そのことも踏まえた上で以下の差別点をお読みください
- 弱点が1つ
弱点がかくとう一つだけなので格闘以外の技だと耐えることが多く成功しやすいです。
またノコッチの種族値なら不一致格闘技なら1発耐えてへびにらみを入れてはねやすめで回復して相手が麻痺ってくれるのを待って麻痺ったときにまくれることもあります!
(まあトゲキッスは種族値でその弱点を補えるのが強いのですが...)
- 物理と特殊の差
言わずもがなですがトゲキッスは特殊で攻めてノコッチは物理で攻めます。
- 勝てる運ゲを選べる点
トゲキッスも一応でんじはも覚えます。ですが皆さんご存知の通りでんじはの命中率は90です。またでんじはは地面タイプと電気タイプに利きません。ですがノコッチのへびにらみは地面タイプにも有効です。
また、微々たる差ですがエアスラッシュの命中は95ですがずつきの命中は100です。
上記の項とほぼ同じ内容となってしまいますがトゲキッストゲキッスのまひるみ運ゲー型(でんじはエアスラ)には常に命中不安が付きまといます。それに比べてノコッチノコッチのまひるみ運ゲー型(へびにらみずつき)は命中安定が選べるので勝てる運ゲをしかけることができます
- 回復技のPPと使用
ノコッチの回復技のはねやすめはPP最大16確定でHPの1/2回復できるのに対しトゲキッスの回復技であるあさのひざしはPP最大8天気によってHPの回復量が変わるとしつこいですが相手に対して勝てる運ゲーをしかけることが出来ます。
- 相手のDM強要orDM切りためらわせ
どういうことだ、と思った方もいらっしゃると思います。相手は自分のポケモンがひるみ続けるとDMしたくなります。(DM状態だとひるまないため)
ノコッチというポケモンに対してDMを切ってくれる時点でこちらのアドとなります。
またこの時点で麻痺っている前提での話ですがDM状態でも麻痺して動けないことがあるので相手にDM切りをためらわせることが出来ます。この時点でもアドだと思います。
こんな感じです。
立ち回り例
相手が麻痺している状態でSが抜ける相手だったら基本出せます。
ですが交換だしで相手からの攻撃を1発受けてからだとそのまま突破されてしまうので、後攻とんぼ・ボルチェン・捨て台詞・クイックターンで逃げるかゴースト技が飛んで来そうな時に出すといいです。(ノコッチがゴースト無効なのもいいですね)
または耐久ポケモンに対して出すのもいいと思います。(怯みの演出が出まくると気持ちいいです)
かくとうポケモンには基本勝てないので素直に引きましょう。
与ダメージ
申し訳ないですがこの育成論でメトロノームでの攻撃Upを目的にしているので与ダメージ計算が難しい&怯みを目指していく型なので与ダメージは載せません。
2つだけ載せるのであれば
- いわなだれ
・CSウルガモスウルガモス99.4~119.3%
・CSリザードンリザードン90.9~109.1%
4倍弱点のポケモンしか載せないで申し訳ないですがこれぐらいしかまともなダメージ計算はできないです...
ノーマル技は全てのタイプに対して弱点を付けないですし。
被ダメージ
姑息ですが、かくとうポケモンからの格闘技でのダメージ計算は載せません。(エースバーン含む)
また、電気タイプにもこの型のメイン技であるへびにらみが効かないのでほぼ負けますのでダメージ計算を載せません。
この2つのタイプにはほぼ確実に倒されてしまいます
(あと不意の鉢巻持ちやヒヒダルマ(ガラル)にも対面勝てないです)
ウルガモスを仮想敵とした努力値での被ダメージ計算です。
ようきASドラパルトドラゴンアロー
53.6 ~ 64.9%
ようきASミミッキュじゃれつく
39.2~46.9%
ようきASミミッキュドレインパンチ(ランクマでミミッキュを1回も使ったことが無いのでチイラの実型の努力値構成が分からなかったのでこの努力値とさせていただきます。)
44.3~52.6%
ひかえめCSウルガモスだいもんじ
63.4~74.7%
ひかえめCSリザードンだいもんじ
54.6~64.9%
ようきASギャラドスたきのぼり
43.8~52.6%
おくびょうCSトゲキッスエアスラッシュ
39.2~46.9%
ひかえめHCポリゴン2トライアタック
39.2~46.4%
ようきASゴリランダードラムアタック
57.2~68.0%
おくびょうCSサザンドラあくのはどう
43.3~51.5%
ようきASドリュウズじしん
57.7~68.6%
ようきASオノノクスインファイト
99.0~116.5%
ほぼ耐えられません...
いじっぱりHAガラガラ(アローラ)ホネブーメラン
59.7 ~ 71.1%
ようきASワルビアルインファイト
83.5~99.0%
不一致の格闘技ぐらいなら1発耐えてくれるのがデカいです。
(流石にオノノクスレベルだと無理ですが...)
相性の良い味方
- サイクルを回させたくないのでステルスロックとねばねばネットと相性がいいですね。(ステルスロックの方がサイクル戦を回させないのとノコッチ以外の他のDMエースのお膳立てが出来るのでおすすめですね)
- DMエース
ノコッチは基本的にDMしないので他にDMアタッカーを控えておくといいかもしれません。
- ゴースト・エスパーポケモン
ゴースト技読みで無償交換できるとノコッチにとってかなり美味しいです。
このポケモンの対策
かくとうタイプにはほぼ勝てません。
エースバーンなどには勝てません。
またへびにらみも電気タイプには効かないので遅い電気ポケモン以外にはほぼ負けます。
また挑発持ちには勝てないわけでは無いですが勝てる運ゲーでは無くなります。
また、ありがたいことにヨプの実持ちの(育成論ソードシールド/1319)こちらの育成論がとても素晴らしいものとなっているので、相手がこの育成論のノコッチをこちらの育成論の個体だと思ってくれれば少し立ち回りが楽になりますね。
最後に
まひるみ運ゲー型はあまり評価されるものではありません。皆さんもトゲキッスと戦ってそのようなことが多々あったと思います。
しかし、ノコッチノコッチをアタッカーとして育てる以上まひるみ運ゲー型は1つの型として認識される必要はあると思います。
もしノコッチノコッチにまひるみ運ゲーをされても健気に頑張っているノコッチノコッチの姿を見て見守ってやってください。
ご覧いただきありがとうございました。