はじめに
- ヨロイビギニングを想定した育成論になります。
HP/こうげき/ぼうぎょ/とくこう/とくぼう/すばやさ についてはHABCDSの略称を用います。
個体値については、さいこう=v ダメかも=0 の略称で、本育成論ではA0の他vの個体(いわゆるA05v)が望ましいです。
また、すばやさ以外の性格補正(1.1倍)にきそポイントを252(またはHPに更に252含む)振られたものを特化○○または○○特化と表記しています。
すばやさに関しては、252振られただけのものを準速、性格補正(1.1倍)まで入れたものを最速と称しています。
採用理由と役割
ヨロイビギニングでは、シングルバトルで猛威を奮っているポケモン達の大半エースバーンゴリランダードラパルトトゲキッスミミッキュカバルドンドリュウズ,etc.が使用不可なシングルバトルのため、使用率4位のポリゴン2が最強になります。
そのポリ2に有利を取りやすく、尚且つ交代先のポケモンにも負荷をかけていけるウーラオス(特にいちげきのかた)が流行るかと思われます。弱点もはっきりしているため、サイクルに組み込まれるウーラオス(いちげき)が初手に出てきたとき、特性ダウンロードのポリ2を初手に合わせることで、逆に有利を取れることに気付きました。
簡単に説明すると、
- ポリゴン2特性ダウンロードが発動。Cが上がる(ウーラオス(いちげき)はBが大幅に高く、Dは少なめのためB>Dになる)
- ポリ2をダイマックスさせ、ダイアタックを選択。ウーラオスは耐えられずひんし、またはタスキかダイマックスかで耐えてSが下がる
- 本育成論のポリ2ならばSが逆転し、ポリゴン2が先手を取る。攻撃技を選択してウーラオスを倒す。HPは削れているものの、C+1upしているダイマックス状態のポリ2が残る(残りダイマックスターンは1or2)
初手にウーラオスが来ないことも大いにありえますが、噛み合った際にダイアタックを選択するだけで、対面しているウーラオスを倒しにいけたり、相手の交代先に+1上昇の威力130×タイプ一致をぶつけたりして強引に数的有利を取りに行けるのが強みです。
ヨロイビギニングで使用可能なゴーストタイプがガラガラ(アローラ)フワライドブルンゲルシロデスナのみなのでノーマル技が無効化されにくい点も追い風
持ち物
しんかのきせき
耐久が跳ね上がり、要塞と化せる悪魔のアイテム。確定です
性格・きそポイントと実数値
- ひかえめ で採用
- きそポイント
H244 B4 C4 D4 S252
- 実数値
191 76 111 138 116 112
- 調整意図
H:16n-1
すなあらし、やけど、もうどく等のダメージ最小。どく、やどりぎのタネ、ステルスロック、しめつける状態のダメージ最小
S:準速
S4振りの90族ガルーラポリゴンZ抜き
S1段階ダウンの最速ウルガモスウルガモス抜き(ウーラオス(いちげき)も込み)
単に最速ウーラオスを抜くだけならばSに割くきそポイントを236に変えて他の箇所に振り分けることができます。本育成論ではミラーも考えてSに振り切ることにしました。
技構成
- 確定技
トライアタック
威力80のタイプ一致技。ダイアタックが威力130*1.5=195。メインウェポン
- 選択技
攻撃技
ほうでん
30%で麻痺にさせることができるサブウェポン。みず・ひこうへの打点
シャドーボール
ゴーストタイプへの打点
ソーラービーム
変化技
みがわり
トラアタやほうでんと相性がいい。どくどくも防ぐことが可能
じこさいせい
耐久を生かす回復技。
技構成の候補としては
- ほうでん トライアタック みがわり じこさいせい
- ほうでん トライアタック みがわり ソーラービーム
- トライアタック シャドーボール ソーラービーム じこさいせい
の3パターンの組み合わせがよさそうに思います。
立ち回り例
- 相手のパーティにウーラオス(いちげき)エアームドワルビアルヤドランヤドラン(ガラル)バチンウニミルタンクパルシェンシザリガーペリッパーカジリガメヨクバリスバルジーナペンドラーコータスサダイジャグソクムシャカマスジョージャラランガアップリューの内2体以上いた場合は積極的に1番手に選出します。
※ウーラオスやエアームド、ワルビアルやペンドラーに至っては初手に出てきやすいため、1体しかいない場合でも出してもよさそう
- 初手の対面が上記の仮想敵であれば基本ダイアタック、ムドーやカジリガメの場合はほうでん、ガラルヤドランでAが上がった場合やペリッパー、バルジーナはみがわりを選択。
- 仮想敵ではないが、どくどくやはたきおとす、トリックなどの危険がない敵に対しては、ほうでんやトライアタック、シャドーボールなんかを選択。
- どくどくやはたきおとす、トリックを持っているがポリゴン2より遅い敵に対してはみがわりを選択することで危険を回避しつつトラアタ等でじわじわと削るのも一つの手。
- 技構成によってはガラガラ(アローラ)ドサイドンキリキザンシロデスナギガイアスもCアップしつつ突破可能になります。
与ダメージ計算(割合に関しては%を省いています)
+1ダイアタック
D4振りいちげきウーラオス 106.8~126.8
H252D4ペンドラー 101.1~119.1
H4ガラルヤドラン 98.8~116.3(93.7%)
H252D4バチンウニ 92.9~109.0(50%)
H244D4輝石ポリ2 46.0~54.9(58.9%)
(C20振りの場合47.1~55.4の72.6%)
ヘドロ回復非考慮D特化ドヒドイデ 45.8~54.1(50.7%)
(C20振りの場合46.4~55.4の67.5%)
H252かわりものメタモン 85.8~101.2(6.2%)
D特化てんねんヌオー 39.3~46.7
無振りジバコイル 47.5~55.8(81.6%)
(C20振りの場合48.2~57.2の91.4%)
H236D4ハッサム 42.8~50.8
H244D4ドラミドロ 61.9~73.6
(C20振りの場合63.1~74.2)
H252D4フシギバナ 67.3~79.1
H252D4チョッキマリルリ 49.2~57.9(96.4%)
(C20振りの場合49.2~58.4の98.4%)
ヘドロ回復非考慮D特化モロバレル 47.5〜56.1(81.6%)
(C20振りの場合47.9~57.0の88.2%)
D+1upH4ウルガモス 50.9~60.2
+1トライアタック
H252D4ワルビアル 50.9~60.8
H244D4ガラルヤドラン 51.2~61.1
H244D4原種ヤドラン 46.2~55.2(64.4%)
(C20振りの場合46.7~55.7の77.3%)
H244D4ミルタンク 51.2~61.1
D4ヨクバリス 49.7~58.9(99.6%)
C20振りは確定2発
被ダメージ計算(ダイマックス時)
特化ハチマキウーラオスのインファイト 64.3~75.9
特化ウーラオスのインファイト42.9~50.7+ふいうち12.8~15.1
C実数値148までのポリ2のトライアタックをみがわり(47)が確定で耐える
相性の良い味方
- 拘りスカーフ持ちのいちげきウーラオス
ぶきようミミロップのすりかえやはたきおとすをローリスクで受けやすい
相手のウーラオスを誘いやすく、万が一のチョッキウーラオスのケアまで可能
- ウルガモス
さいごに
Cさえあげることができれば最低でも1.5体分は持っていけるパワーはあると思うので、強いポリ2が思い浮かばない際は是非使ってみてはいかがでしょうか
大会に向けて調整に入ったりするため、コメントの返信が遅れることがあると思いますので質問等をコメントされる際はご了承ください。