採用理由
- みががむによる対面性能/崩し性能/起点作り性能
- 身代わり+アンコールによる初手性能/崩し性能
- 飛/電/妖/鋼/毒/草/水への繰り出し性能 (耐久と遂行技の不足をみががむによって補った擬似的なもの)
- 電磁波無効/毒毒無効/毒菱回収枠
身代わり+がむしゃら+カムラの実
- 対面性能
自分より速い相手に対しては攻撃を1発耐えて(必要なら後攻身代わりでHPを調整して)がむしゃら→カムラ発動で上から攻撃、自分より遅い相手に対しては身代わり連打→がむしゃら、という流れで突破または機能停止が狙える。
- 崩し性能
耐久数値/(霊無効を除く)タイプ相性を無視した削りであるため、交代で受け回すことを許さない。したがって、対面構築が苦手とする低速受けサイクルの崩しを担える。
- 起点作り性能
がむしゃらによりHPを赤にしたポケモンを相手の場に残しながら退場することで、後続のビーストブーストフェローチェアーゴヨンカミツルギ/自信過剰ボーマンダギャラドスが簡単に火力upできる状況を作り出せる。
戦術的な注意点としては、先制技、身代わり貫通(音技/連続技/すり抜け)、ダイマ(がむしゃらの仕様)、回復実、ゴーストなどが挙げられる。
このストリンダーの強み
- 認知度の低いアンコール
身代わり→アンコールの動きでステロ撒きカバルドンラグラージ/壁貼りオーロンゲレジエレキなどを起点にすることができるため初手性能が高い。有利対面と見たカバルドンラグラージが確実に欠伸orステロを選択してくる点、オーロンゲレジエレキに対してタイプ上強めな点からもこの動きを取りやすい。再生技ドヒドイデポリゴン2で粘ってくる相手への回答にもなるため崩し性能の向上にも。
- 電毒複合の優秀な耐性
半減8に対して弱点2と防御面で優れたタイプ。耐久数値は高くないがテッカグヤカプ・コケコカプ・レヒレなどに最低限の後出しが可能で、流し性能も高いため身代わりと相性がよい。麻痺無効なため足を奪われない/痺れないこと、電磁波オーロンゲをアンコールして流せる可能性があることも偉い。
- 音技に強い
パンクロックにより身代わり貫通の音技を半減で受けられるため、HP管理がしやすい。そもそもメジャーな音技使いニンフィアアシレーヌラプラスにはタイプ相性上有利。
- 火力と一貫性のある爆音波
ほぼCに振っていない割りには火力が高い。このストリンダー(ハイ)の爆音波(火力指数25,116)は臆病アーゴヨンのヘドウェ(火力指数25,507)とほぼ同じ火力であり、無振りガブリアス/H振りウォッシュロトム程度の中耐久なら2発で落とせる。岩バンギラスウツロイド/一部の鋼ドリュウズナットレイを除けばストリンダー(ハイ)に出てくるポケモンにも比較的通りが良く、身代わり貫通もエルフーンの処理などで役に立つ。
仮想敵
対面起点対象:鈍足ステロ撒きカバルドンラグラージ/欠伸持ちカビゴンニンフィアブラッキー/胞子持ちモロバレル
対面から突破or機能停止可能:高速中火力フェローチェアーゴヨンキュウコン(アローラ)ウーラオス(いちげき)/中速〜鈍足(このストリンダー(ハイ)より遅いポケモン)ほぼすべて
後出し可能:飛テッカグヤアーマーガアエアームドサンダー(ガラル)/電カプ・コケコレジエレキライコウデンジュモクウォッシュロトムヒートロトムジバコイル/妖カプ・レヒレアシレーヌピクシー/水スイクンドヒドイデヌオーミロカロス/受けポリゴン2クレセリアハピナスラッキーナットレイ/サポートオーロンゲエルフーン
構成
性 格:臆病
努力値:H212 B4 C28 D12 S252
実数値:177-92-91-138-92-139
特 性:パンクロック
技構成:爆音波/がむしゃら/アンコール/身代わり
持ち物:カムラの実
- 配分
H:4n+1調整(身代わり4回でHP1)
B:A200ウーラオス(いちげき)の暗黒強打を最高乱数以外耐え
C:爆音波でH196-D100ランドロス(霊獣)を91.7%の高乱数2発/H157-D127ウォッシュロトムを87.5%の高乱数2発
D:C73ドヒドイデの熱湯を身代わりが確定耐え / DL対策(D>B)
S:最速 / 準速86族ウォッシュロトムヒートロトム抜き / S+1で準速151族フェローチェ+5
カムラ込みで抜ける相手を増やすための最速。みががむ意識のHP調整をしつつ、特殊方面はドヒドイデ対面で身代わりを安定択にできるように、物理方面は1発耐えることを目的にウーラオス(いちげき)の攻撃を指標として調整。残りをCに振ることでガブリアスランドロス(霊獣)ウォッシュロトムといった中耐久相手に爆音波の乱数が改善する。
物理耐久 (指数:177*91=16,107)
A140オーロンゲ ソウルクラッシュ 18.2%~21.5%
A92 タイプ不一致イカサマ 20.9%~24.8%
A200ハッサム テクニシャンバレットパンチ 21.4%~25.4%
A121テッカグヤ ヘビーボンバー(威力120) 25.4%~30.5%
A112マリルリ 力持ちアクアジェット 32.2%~37.8%
A177サンダー(ガラル) DMブレイブバード 42.9%~50.8%
A182ウーラオス(いちげき) 暗黒強打(確定急所) 76.8%~91.5%
A200ウーラオス(いちげき) 暗黒強打(確定急所) 84.7%~100.0%
A168エースバーン 珠火炎ボール 92.6%~108.4%
A132カバルドン 地震 185.3%~219.2%
特殊耐久 (指数:177*92=16,284)
C73 ドヒドイデ 熱湯 20.3%~24.2%
C131ニンフィア マジカルフレイム 22.0%~26.5%
C161カプ・レヒレ ムーンフォース 26.5%~31.6%
C167レジエレキ トランジスタ10万ボルト 38.1%~44.7%
C177サンダー 珠DM暴風 55.9%~66.1%
C96 クレセリア サイコキネシス 61.0%~72.3%
C172ウォッシュロトム ハイドロポンプ 66.1%~77.9%
C179アーゴヨン 流星群 81.3%~95.4%
[他調整案]
臆病 H148 B108 C4 D4 S244 (169-92-104-135-91-138)
- 特性
爆音波の威力補強および身代わりとのシナジーからパンクロックで確定。
- 技構成
がむしゃら
身代わり
コンセプトであるため確定。
アンコール
初手の起点作りに対応するために確定。
爆音波
呼ぶ地面に対して最も高い打点となるため確定。
H147-D57 フェローチェ 112.2%~132.6%
H155-D71 レジエレキ 85.8%~101.2%
H183-D106ガブリアス 49.1%~57.9%
H196-D100ランドロス(霊獣) 48.4%~57.1%
H157-D127ウォッシュロトム 47.7%~56.6%
H215-D136カバルドン 32.5%~38.6%
H191-D116ポリゴン2(輝石) 28.7%~34.0%
- 持ち物
S↑により対面性能の向上や後続の削りが期待できるカムラの実で確定。
運用
先発からみががむを展開するのが基本。相手の攻撃や後攻身代わりでカムラが発動→がむしゃらで相手のHPを赤にする→S逆転から攻撃技で突破→後続にもがむしゃらを当てる、というのが理想の動きである。最低でもがむしゃらで相手を機能停止にしたまま後続に繋ぐ。したがって、多くの対面で1対0.9~1.9の交換が期待できる。初手のステロ撒きカバルドンラグラージ/壁貼りオーロンゲレジエレキに対しては身代わり→アンコールで流しつつ、相手の構築全体を疲弊させることが可能。後投げからみががむを展開できる相手も一定数いるため、控えに回ることもできる。特に受け全般は後出しからでもみががむで強引に削ることができるため、崩しの駒に困った場合は積極的に選出してよい。
先制技持ちメタグロスハッサムマリルリに対しては身代わり*4→がむしゃらという立ち回りが通用しないので、先制技を耐えるHPを残してがむしゃらを押すかそもそも相手にしないのが吉。霊に全く打点がない構成でありドラパルトミミッキュ入りなどには出しにくいが、ストリンダー(ハイ)のテンプレであるチョッキ型はこれらに弱くないため、型バレするまで基本的に後投げされることはない。
構築
対面構築に向く。がむしゃらによりHP赤のポケモンを相手の場に残せるため、ダイジェット等で踏み台にできるエースを後続に置きたい。速い地面ガブリアスランドロス(霊獣)ドリュウズには無力なため引き先は必ず用意する必要がある。また、高速ポケモンドラパルトエースバーンボーマンダの初手ダイマにも対応できないため、別の先発要員か切り返しができる後続が欲しい。以下具体例。
以上です
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