前書き
育成論を投稿します駿-ShuN-と申します。初めての投稿なので不明な点等も多々あると思いますが、ございましたらどんどん指摘していただければ幸いです。よろしくお願いします。今回は僕が好きなポケモンであるジュカインの考察をしていこうと思います。
注意
・この投稿論ではHP=H、攻撃=A、防御=B、特攻 =C、特防=D、素早さ=Sなどの略称を使います。
・この育成論では、「ダメージ計算機SS」というサイトを使用させていただきます。
採用理由と役割
・従来想定されるタスキがむしゃらやヤタピリフストと全く異なる型なので奇襲ができます。
・環境トップのサンダーやエースバーン、カプ・レヒレといったポケモン達を一気に相手できます。
持ち物
ミストシードで確定です。しかし組み合わせるポケモンによってはエレキシードやサイコシードもありです。
特性
かるわざですばやさを上げる前提なのでかるわざ確定です。
性格・努力値と調整
性格:いじっぱり(A↑C↓)
ジュカインはもともとA種族値が85とそれほど高いポケモンではないので少しでも打点を上げるためにいじっぱり採用です。
努力値:H132-A252-B4-C×-D4-S116
実数値:H162-A150-B86-C×-D106-S155
A=火力を補うため特化 S=すなかき発動中の最速ドリュウズ 抜き
残りをHBDに振り分けてます。
持ち物がミストシードの理由
シード系のアイテムだと他にエレキシード、サイコシード、そしてグラスシードが存在します。それを発動するためにカプ(カプ・コケコ 、カプ・テテフ 、カプ・レヒレ 、カプ・ブルル )を同時に選出しますが、ミストシードにすると相手のあくびやおにび展開を自然と抑えられるので今回はミストシードにしています。
その他の物理くさタイプアタッカーとの差別化
この2匹にはグラスメイカーでくさ技の打点をあげたり、ビーストブーストで全抜き体制を整えやすいといった利点がありますが、どちらもエースバーン やサンダー には弱めです。しかしいわ技を覚えることができるジュカインはお膳立てこそ必要ですが、相手の攻撃を耐えて攻撃するという他2匹にはできない戦術が可能です。
・ナットレイナットレイ
高い物理特殊両耐久を持ち、やどりぎのたねやてっぺきでHP管理や詰ませ性能も高いですが、やはりエースバーン を始めとするほのおタイプへの有効打を考えるとジュカインは十分差別化できると思います。
技構成
確定枠 つるぎのまい:A+2にすることで抜き性能が一気に上がります。同様にAを上げる技としてりゅうのまいも覚えますが、+1だとランドロス(霊獣) の特性いかくで±0にすぐされてしまうのでおすすめしません。
いわなだれ:いわなだれがあることで本来苦手なほのおやひこう、むしタイプにも有効打を持つことができます。
選択 リーフブレード:威力90で急所ランク+1の物理タイプ一致技です。可能性はそれほど高くありませんが急所を狙いやすい&瞬間打点を出しやすいのでおすすめです。ダイソウゲンは威力130になります。
グラススライダー:ダイマックスを終えた後にグラスフィールド上で先制技になります。瞬間火力はリーフブレードに劣りますがある程度火力のある先制技となります。ダイソウゲンだと威力120なので注意。
ソーラーブレード:物理ダイソウゲンでは最高火力の140を出せますが、ダイマックス以外では使いにくいのでおすすめしません。
じしん: ヒードラン を始めとするはがねタイプやどくタイプへの有効打になりますが、ダイソウゲンをすると威力が落ちてしまうので注意。
げきりん: ドラパルトといったドラゴンタイプへの有効打になります。また ドラパルト限定に考えるとじごくづきやかみくだくといったあくタイプの技も有効です。
かみなりパンチ: テッカグヤ といったじしんの効かないはがねやひこうタイプに有効です。
立ち回り例
今回はミストシードを持たせているのでカプ・レヒレ を出してリフレクターを張り、ジュカインに交代することでミストシードが発動しD+1かつかるわざが発動します。その後隙があればつるぎのまいで打点を上げにいきます。
与ダメージ計算
(つるぎのまいをしてる前提)
ダイロック(いわなだれ)
・無振ダイマエースバーン 99.4〜117.4%
・無振ダイマサンダー 84.8〜100.0%
・HB特化ダイマサンダー 49.7〜58.9%
・H振ゴリランダー 64.7〜76.3%
・無振ダイマボーマンダ 86.5〜101.8%
・無振ダイマボルトロス(化身) 105.8〜124.7%
・H振ダイマブリザポス 47.3〜56%
ダイソウゲン(リーフブレード)
・H振ダイマカプ・レヒレ 92.1〜109.0%
・タイプ等倍無振ダイマエースバーン 77.5〜84.8%
・無振ダイマあくウーラオス(いちげき) 52.6〜62.0%
・無振ダイマウツロイド 89.1〜105.5%
ダイサンダー(かみなりパンチ)
・H振ダイマテッカグヤ 58.3〜69.1%
・HB特化ダイマアーマーガア 41.5〜49.3%
ダイアース(じしん)
・無振ダイマパッチラゴン 81.2〜95.8%
・無振ダイマアーゴヨン 106.8〜125.7%
・H振ダイマドリュウズ 84.3〜99.5%
ダイドラグーン(げきりん)←ミストフィールド無
・無振ダイマドラパルト 101.8〜120.2%
ダイアーク(かみくだく)
・無振ダイマ ドラパルト94.5〜111.7%
ダイソウゲン(A+1の状態)
・無振ダイマランドロス(霊獣) 46.0〜54.3%
・H振ダイマランドロス(霊獣) 38.5〜45.3%
被ダメージ計算
(こちらダイマ&リフレクターとD+1状態)
・陽気キョダイエースバーンの玉キョダイカキュウ71.0〜83.3%
・控えめ玉サンダーのぼうふうダイジェット77.3〜92.8%
・C4振サンダーのぼうふうダイジェット58.6〜69.8%
・陽気いのちのたまランドロス(霊獣)のそらをとぶダイジェット67.9〜77.9%
・陽気あくウーラオス(いちげき)のあんこくきょうだ44.4〜52.8%
・控えめいのちのたまテッカグヤのエアスラッシュダイジェット65.1〜77.2%
・Aいじっぱりブリザポスのつららばりダイアイス56.8〜67.0%
苦手なポケモン
基本的には技構成に依存しますが、ブリザポスやテッカグヤ、アーマーガアといったポケモンはつるぎのまいをしてなおかつ弱点を突く技がないと打ち負けます。
またゴリランダーやカミツルギ、ナットレイといった耐久のあるくさタイプ相手だと有効打を持ちにくいので注意が必要です。
相性の良い味方・構築例
今回ミストシードを持たせる関係でカプ・レヒレと組み合わせるのがおすすめです。また物理アタッカーなのでカウンターケアのためにステルスロックを撒けるポケモン、特にランドロス(霊獣)だとカプ・レヒレとの相性補完もいいのでおすすめです。しかしゴリランダーを始めとする有効打が乏しい相手も多くいるので、ほのお打点を持つ高速アタッカーで牽制しにいくのも手です。
ミストフィールド展開役について
単にミストフィールドを展開するだけならカプ・レヒレだけでなくマタドガス(ガラル)や、技ミストフィールドによって展開することもできます。しかし、マタドガス(ガラル)だと退場する時におきみやげを使って退場しますが、相手に交代されてしまった瞬間に効果が消えてしまうので、リフレクターを貼るカプ・レヒレの方が優位性があります。また技ミストフィールドを使う場合、ピクシーやニャオニクス♂ですることが可能であり、ピクシーに至ってはステルスロックも使えるのでポケモン一枠分を空けることも可能です。しかしその分技スペースが厳しくなったり、はがねタイプが重くなったりと何かと不便な点が出てきます。しかしカプ・レヒレだとめいそうをして自分でもエースになることもできるので、その点においては優位性があると思われます。
備考
ジュカインのかるわざは最速すなかきドリュウズを抜く調整をしているので、エースバーンに一回ダイジェットされても上を取り続けることができます。また、スカーフやすなかきウオノラゴンよりも早いので、リフレクターなしでも陽気エラがみなら36.4〜43.2%と2発耐えられるので、つるぎのまいを積む起点にもできます。シードには他にも種類があり、サイコシード軸だとオーロンゲ のでんじはやしっぽトリックの予防ができたり、エレキシード軸だとダイジェットの一貫が切れるのでどちらもパーティによってはおすすめです。
最後に
今の準伝説環境でジュカインをアタッカーとしてなんとか活躍させたいと思って考察したので少々無理やりな展開もありますが、十分に活躍できるポケモンだと思います。興味のある方はぜひ育成してみてください。ここまで見ていただいてありがとうございました。