はじめに
全国のトレーナの皆様こんにちは。みょんすけと申します。普段は相棒のドラミドロとともにランクマッチに潜っています。
鎧の孤島で解禁されてから鎧環境、冠環境、禁伝環境とすべてのルールでいろいろな型のドラミドロを使い続けた結果、一番使いやすく安定すると感じた型を紹介しようと思います。
注意点
・この育成論ではステータスをそれぞれH-A-B-C-D-Sを使って表記します。
・ダメージ計算はポケマス様のツールを使用しています。
・改善点、代替案などがあれば質問、指摘していただけると助かります。
ドラミドロドラミドロとは
ドラミドロはタイプが「どく・ドラゴン」、種族値が「65-75-90-97-123-44」であり、現環境ではアーゴヨンアーゴヨンと同タイプのポケモンです。4つの弱点があるものの、6タイプを半減、1タイプを1/4に抑える優秀な耐性を持っています。また、C97と控えめな火力を夢特性の「適応力」によって補い、D123と特殊耐久も優れています。
採用理由と役割
現環境に多いサンダーサンダーやレジエレキレジエレキ、ウォッシュロトムヒートロトムロトムのようなでんきポケモンや、カプ・レヒレカプ・レヒレやカプ・コケコカプ・コケコのようなフェアリーポケモンに強く、タイプ一致のダイマックス技であるダイアシッドは火力の強化、ダイドラグーンは物理耐久を補うことができるという点で、ダイマックス環境に適したタイプを持つことから採用しました。
高い特殊耐久を突撃チョッキによりさらに伸ばし、特殊受け兼特殊アタッカーの役割を持ちます。また、ポリゴン2ポリゴン2やクレセリアクレセリアと組むことで、サイクル戦の詰めにトリルでの一掃も可能になります。そしてなにより愛です。
アーゴヨンアーゴヨンとの差別化点
ドラミドロを使うにあたって考慮しないといけない点はアーゴヨンの存在です。アーゴヨンの強みは、高いCSと特性の「ビーストブースト」による全抜き性能の高さです。
対してドラミドロの強みはタイプ一致技の火力と耐久力です。現環境はダイジェット環境であり、相手よりも先に展開しないと上から殴られて負けることがよくあります。ドラミドロならばもし先に展開されても、耐久力を活かして切り返し、または低速を活かしたトリックルームでの切り返しが可能になります。
特性
サイクル戦でのダメージレースや、ダイマックスでの切り返しで勝つために適応力一択です。
性格・努力値と調整
性格:ひかえめ
個体値:31-×-31-31-31-31
努力値:244-×-12-252-0-0
実数値:171-×-112-163-143-64
- C252
適応力による高火力を活かすため特化
- H244
定数ダメージ対策の4n-1調整です。
- B12
Bに12振ることによって、陽気珠エースバーンエースバーンのダイジェットを確定(83.0〜98.8%)で耐えることができます。
技構成
<確定技>
りゅうせいぐん
ドラゴンタイプ一致の最大火力技です。適応力により安易な受け出しを許しません。
ヘドロウェーブ
どくタイプ一致の最大火力技です。ドラゴン技を無効にしてくるフェアリータイプのポケモンや、りゅうせいぐんで一撃で倒せないポケモンに対して打ちます。
<選択技>
りゅうのはどう
りゅうせいぐんはC2段階下降のデメリットがあるため、連続でドラゴン技を打ちたい場合に使用します。
かみなり
主にテッカグヤテッカグヤやアーマーガアアーマーガア、エアームドエアームドに対して対して打ちます。ダイマックス時はフィールドの張り替えもできます。
きあいだま
主にバンギラスバンギラスやヒードランヒードラン、ナットレイナットレイのようなはがねタイプのポケモンに対して打ちます。ダイマックス時は威力が下がり、追加効果の恩恵もないためダイマックスとの相性は悪いです。
ハイドロポンプ
主にバンギラスバンギラスやヒードランヒードランに対して打ちますが、はがねタイプに対する打点にならないため、きあいだまよりは優先度が低いです。
シャドーボール
主にギルガルド(シールド)ギルガルドやメタグロスメタグロスに対して打ちます。ダイマックス技の追加効果の恩恵を受けないためダイマックスとの相性は悪いです。
ねっとう
サイクル戦において交代先に出てくるポケモンを30%でやけどにすることができます。物理アタッカーを火傷にすることができれば大きなアドバンテージになり、火傷にならなくとも2周目以降のサイクルで交代しづらい状況にさせることができます。
クイックターン
サイクル戦で優秀な交代技です。採用するときは性格「れいせい」をおすすめします。
与ダメージ計算(括弧内ダイマックス技の時)
りゅうせいぐん
H4サンダーサンダー 87.9〜103.6%(95.1〜112.0%)
H252サンダーサンダー 74.1〜87.3%(80.2〜94.4%)
H4レジエレキレジエレキ 146.1〜173.0%(157.6〜185.8%)
H252レジエレキレジエレキ 121.9〜144.3%(131.5〜155.0%)
H4ウォッシュロトムヒートロトムロトム 100.0〜119.0%(107.9〜128.5%)
H252ウォッシュロトムヒートロトムロトム 80.2〜95.5%(86.6〜103.1%)
H252D4輝石ポリゴン2ポリゴン2 48.9〜58.3%(53.1〜62.5%)
HD特化輝石ポリゴン2ポリゴン2 35.4〜41.6%(37.5〜44.7%)
ヘドロウェーブ
H4サンダーサンダー 63.8〜75.9%(61.4〜72.2%)
H252サンダーサンダー 53.8〜63.9%(51.7〜60.9%)
H4レジエレキレジエレキ 107.6〜126.9%101.2〜120.5%9
H252レジエレキレジエレキ 89.8〜105.8%(84.4〜100.5%)
H4カプ・レヒレカプ・レヒレ 106.8〜128.7%(104.1〜123.2%)
H252カプ・レヒレカプ・レヒレ 88.1〜106.2%(85.8〜101.6%)
H4カプ・コケコカプ・コケコ 169.8〜200.0%158.9〜189.0%)
H252カプ・コケコカプ・コケコ 140.1〜164.9%(131.0〜155.9%)
H4ウォッシュロトムヒートロトムロトム 73.0〜87.3%(69.8〜82.5%)
H252ウォッシュロトムヒートロトムロトム 58.5〜70.0%(56.0〜66.2%)
H252D4輝石ポリゴン2ポリゴン2 35.4〜42.7%(34.3〜40.6%)
HD特化輝石ポリゴン2ポリゴン2 26.0〜31.2%(23.9〜29.1%)
かみなり
H252テッカグヤテッカグヤ 54.9〜65.6%(69.6〜82.3%)
HD特化テッカグヤテッカグヤ 39.2〜47.0%(50.0〜59.8%)
H252アーマーガアアーマーガア 63.4〜75.1%(80.0〜94.6%)
HD特化アーマーガアアーマーガア 43.9〜52.6%55.6〜66.3%)
H252D4エアームドエアームド 86.0〜102.3%(110.4〜130.2%)
きあいだま
H252バンギラスバンギラス(砂下) 79.2〜94.6%(63.7〜75.3%)
HD特化バンギラスバンギラス(砂下) 57.9〜69.5%(46.3〜56.0)
H252ヒードランヒードラン 59.5〜70.7%(47.4〜56.5%)
HD特化ヒードランヒードラン 43.4〜51.5%(34.3〜41.4%)
H252D4ナットレイナットレイ 59.6〜70.7%(47.5〜56.3%)
HD特化ナットレイナットレイ 44.1〜53.0%(36.3〜43.0%)
シャドーボール
H252D4ギルガルド(シールド)ギルガルド(シールド) 37.1〜44.3(59.8〜70.6%)
HD特化ギルガルド(シールド)ギルガルド(シールド) 28.7〜34.7%(46.7〜55.0%)
H252D4ギルガルド(ブレード)ギルガルド(ブレード) 82.6〜98.2%(135.3〜159.2%)
HD特化ギルガルド(ブレード)ギルガルド(ブレード) 53.8〜63.4%(86.2〜101.7%)
H4メタグロスメタグロス 57.6〜69.2%(93.5〜110.2%)
H252メタグロスメタグロス 48.1〜57.7%(78.0〜91.9%)
被ダメージ計算(特殊)
C252珠サンダーサンダー
ぼうふう 39.7〜47.9%
ダイジェット(140) 50.2〜59.0%
ボルトチェンジ 12.2〜15.2%
ほうでん 14.6〜17.5%
10まんボルト 15.7〜18.7%
ダイサンダー(130) 22.8〜27.4%
ねっぷう 11.1〜13.4%
ダイバーン(130) 15.2〜18.1%
ハイドロポンプ 13.4〜15.7%
ダイストリーム(140) 16.9〜20.4%
オーバーヒート 15.7〜18.7%
ダイバーン(140) 16.9〜20.4%
ボルトチェンジ 8.7〜10.5%
ほうでん 9.3〜11.6%
10まんボルト 11.1〜13.4%
ダイサンダー(130) 15.7〜18.7%
あくのはどう 12.8〜15.7%
ダイアーク 21.0〜25.1%
C特化レジエレキレジエレキ
ボルトチェンジ 13.4〜15.7%
サンダープリズン 15.7〜18.7%
10まんボルト 17.5〜21.0%
かみなり 21.0〜25.1%
ダイサンダー(130) 24.5〜29.8%
はかいこうせん 26.3〜30.9%
C252カプ・レヒレカプ・レヒレ
なみのり 10.5〜12.2%
ハイドロポンプ 12.2〜15.2%
ダイストリーム(140) 15.7〜19.2%
ムーンフォース 21.6〜26.3%
ダイフェアリー(130) 29.8〜35.6%
れいとうビーム 28.0〜33.9%
ダイアイス(130) 39.7〜47.9%
C252カプ・コケコカプ・コケコ(エレキフィールド)
ボルトチェンジ 10.5〜12.2%
10まんボルト 13.4〜15.7%
ダイサンダー(130) 19.2〜22.8%
マジカルシャイン 19.2〜22.8%
ダイフェアリー(130) 29.8〜35.6%
くさむすび 2.9〜3.5%
ダイソウゲン 4.6〜5.8%
C252カプ・テテフカプ・テテフ(サイコフィールド)
サイコキネシス 66.6〜78.3%
サイコショック 112.2〜133.3%
ダイサイコ(130) 95.9〜113.4%
ムーンフォース 26.9〜32.1%
ダイフェアリー(130) 36.8〜43.8%
10まんボルト 8.1〜9.9%
ダイサンダー(130) 12.2〜14.6%
C252珠ドラパルトドラパルト
りゅうせいぐん 78.9〜95.9%
ダイドラグーン(140) 86.5〜101.7%
シャドーボール 25.1〜30.4%
ダイホロウ(130) 39.7〜47.9%
だいもんじ 11.1〜13.4%
ダイバーン(140) 14.6〜16.9%
ハイドロポンプ 11.1〜13.4%
ダイストリーム(140) 14.6〜16.9%
C特化珠カイリューカイリュー
りゅうせいぐん 88.3〜104.6%
ダイドラグーン(140) 95.9〜114.0%
ぼうふう 37.4〜43.8%
ダイジェット(140) 47.9〜56.7%
だいもんじ 12.2〜14.6%
ダイバーン(130) 15.7〜18.7%
れいとうビーム 40.9〜48.5%
ダイアイス(130) 59.0〜70.1%
C252珠ボーマンダボーマンダ
りゅうせいぐん 86.5〜101.7%
ダイドラグーン(140) 91.2〜109.3%
ぼうふう 36.2〜43.2%
ダイジェット(140) 45.6〜54.9%
だいもんじ 12.2〜14.6%
ダイバーン(140) 15.2〜18.1%
ハイドロポンプ 12.2〜14.6%
ダイストリーム(140) 15.2〜18.1%
被ダメージ計算(物理)
A252珠エースバーンエースバーン
かえんボール 38.5〜〜45.6%
キョダイカキュウ(160) 50.8〜60.8%
とびひざげり 40.9〜49.1%
ダイナックル(95) 30.4〜36.2%
とびはねる 55.5〜66.0%
ダイジェット(130) 83.0〜98.8%
しねんのずつき 101.7〜123.3%
ダイサイコ(130) 165.4〜197.6%
ふいうち 45.6〜54.9%
とんぼがえり 22.8〜27.4%
A252ウーラオス(いちげき)ウーラオス
インファイト 31.5〜38.0%
ダイナックル(95) 25.1〜29.8%
あんこくきょうだ 64.9〜77.1%
キョダイイチゲキ(130) 69.0〜82.4%
すいりゅうれんだ 29.8〜36.8%
キョダイレンゲキ(130)34.5〜40.9%
かみなりパンチ 13.4〜15.7%
ダイサンダー(130)22.8〜27.4%
れいとうパンチ 53.8〜64.3%
ダイアイス(130) 92.3〜109.9%
とんぼがえり 12.8〜15.2%
A252ゴリランダーゴリランダー(グラスフィールド)
グラススライダー 11.6〜14.0%
ドラムアタック 13.4〜15.7%
キョダイコランダ(160) 26.9〜31.5%
はたきおとす(持ち物あり) 33.9〜40.3%
ダイアーク(120) 42.1〜49.7%
10まんばりき 66.6〜79.5%
ダイアース(130) 91.2〜107.6%
とんぼがえり 12.2〜14.6%
A252バンギラスバンギラス
かみくだく 44.4〜52.6%
ダイアーク(130) 70.7〜84.2%
ストーンエッジ 54.9〜65.4%
ダイロック(130) 70.7〜84.2%
じしん 73.6〜87.7%
ダイアース(130) 94.7〜112.2%
れいとうパンチ 54.9〜65.4%
ダイアイス(130) 94.2〜112.2%
苦手なポケモン
<不利>
・物理技メインのドラゴンタイプ
・カプ・テテフカプ・テテフのようなサイコショックや高火力のタイプ一致抜群の特殊技を打てるポケモン
・ハピナスハピナスやラッキーラッキーのような特殊受けポケモン
<微不利>
・はがねタイプのポケモン全般
・ドラミドロより速く、高火力の物理技を打てるポケモン
相性の良い味方
テッカグヤテッカグヤ
相性補完の優れた味方で、こおり以外のお互いの弱点を半減以下に抑えることができます。型の多さから型の判別がしにくく、やどりぎ型ならドラミドロの体力回復などもできます。
ナットレイナットレイ
やどりぎテッカグヤと同じような役割を持てますが、こおりに加えてじめんの一貫ができます。
クレセリアクレセリア
高耐久に加えてトリックルーム、みかづきのまいを覚えるため、サイクルで消耗したドラミドロを回復+トリックルームでの詰めができます。
最後に
ここまでのご閲覧ありがとうございます。
ドラミドロの魅力は、高い特殊耐久と並程度にある物理耐久、そして適応力による禁止伝説級の火力です。中堅〜マイナーポケモンがお好きな方、それ以外の方もぜひお試しあれ!
ドラミドロの流星群は強い!
追記
2021/7/05
この育成論を炊き込み淡水様の育成論のフォーク投稿という形にしました。
2021/7/09
選択技の欄にねっとうを追加しました。