はじめに
この育成論は個体値がすべて31を前提としています。
また、各ステータスの略称名にH(HP),A(攻撃),B(防御),C(特攻),D(特防),S(素早さ)を使用します。
ダメージ計算はポケマネを使用しています。
キリキザンについて
第五世代で追加された悪鋼の固有タイプを持つポケモン。
それなりの火力とそこそこの耐久と中途半端な素早さが特徴です。
今作ではたきおとすが習得不可、おいうち削除により
弱体化したかのように思われるが、ダイマックスの登場
によってキリキザンは大幅強化されました。
努力値、性格、特性考察
実数値 171-194-120-x-90-92
Aぶっぱ 抜き性能を少しでも上げるためです。
H基本ぶっぱ(奇数調整)
S余り
性格はAを上げるためにいじっぱりで固定。
特性はまけんきで確定です。
これのお陰でダイマックス環境で活躍できます。
持ち物考察
確定欄 ふうせん
ドリュウズを起点にするために採用
起点に出来る範囲の増加、ダイマックスターン稼ぎに使えます。
持ち物候補1 ラムの実
鬼火持ちが増えれば採用の価値あり
ちょうはつで対応するため優先度は低め
鬼火を撒く相手に繰り出したい場合
持ち物候補2 気合いの襷
本来積めない相手にも強引につるぎのまいが可能になる。
襷の場合はASベースの努力値振りもあり。
ここまでくると別の育成論になると思うので、
候補に挙げるだけにします。
環境次第で持ち物は臨機応変に変えてもよいと思います。
技考察
ふいうち
つるぎのまい
アイアンヘッド
ちょうはつ
上記4つを確定枠としています。
ふいうち、つるぎのまいは抜き性能確保のために必須。
残り2枠は自由枠として以下の技候補から選択。
攻撃技がふいうちのみでは安定しない場面もあるため1枠は攻撃技を入れるのが良いと思います。
アイアンヘッドもふいうち以外の攻撃手段を残すために優先枠。
ちょうはつは自由枠。ふいうちがメイン技のため補助技を使わせないことは重要なため確定枠にしています。
パーティや対応したいポケモン次第では以下の技候補と入れ換えもありです。
攻撃技
アイアンヘッド
一致技。ふいうちを半減するフェアリーに有効。足が遅いため怯みには期待できない。
確定欄はこの技を採用。
けたぐり
けたぐりはダイマックス中のポケモンには効かないため注意が必要。
ダイナックルにすることでA上昇も可能になる。
けたぐりならH252バンギラス確定1発、HB特化バンギラスでも高乱数1発。
かわらわり
かわらわりはB4バンギラスが高乱数1発(ふいうちと合わせて確定)
壁を意識する場合は採用もあり。
補助技
ちょうはつ
受けポケモンを起点にできる。ふいうちとの相性も◎。
確定欄はこの技を採用。
みがわり
サニーゴのねっとうくらいであればみがわりが壊れない。みがわりでは自己再生を防げないため、ふいうちをすかされないように注意が必要。
ステロやでんじはももちろん優秀な技ですが、
エース運用で考えているため今回は考察対象外とします。
ダイマックスとキリキザンの関係
非常に良いです。使う方でなく使われる方で。
相手の能力を下げる追加効果を持つタイプのダイマックス技を
受けてまけんきにより攻撃を2段階上昇させられます。
対象のタイプは無悪霊竜虫の5タイプありますが、虫以外は全て
半減で受けられます。
また、能力下降を跳ね返すミラーアーマーのアーマーガアには
こちらがダイマックスしてダイアークをうつことで
攻撃しながら2段階上昇させられます。
以上のことからキリキザンはダイマックス環境でこそ活躍できる
ポケモンだと考えます。
戦い方考察
基本的に他のポケモンでキリキザンのふいうち圏内まで削って
キリキザンで全抜きを目指します。
キリキザンはふいうちをメインとするため、
ダイマックスは他のポケモンに使って問題ありません。
(アーマーガアをキリキザンで起点にしたい場合のみ残す)
逆に相手のダイマックスが残っていると削りきれないことも
多いため、相手のダイマックスは出来るだけ消費させておきましょう。
削ったあとは、起点対象となるポケモンとキリキザンを
対面させてつるぎのまいなどで火力を上げて殴ります。
※ふいうちという技の仕様上、交換や補助技など、
ある程度の読み合いは発生します。
(基本キリキザンが有利です)
起点対象のポケモン
相手のダイマックス技を起点にするポケモン
ドラパルト、ミミッキュ(皮なし)、サザンドラ(HP半分以下)
その他能力下降技を、ダイマックスで使用するポケモン
死に出しから起点
ギャラドス、ウォッシュロトムなど
一致抜群や格闘技を持たないポケモンは対面からなら起点にできます。
ちょうはつによる起点
キリキザンより遅い受けポケモン全般
ふうせん(じしん読み)による起点
ドリュウズ、ホルードなどじしんをメインウェポンとするポケモン
相性のいいポケモン
使っていて個人的にやりやすかったポケモンです。
相性的にはもっといいポケモンもいるかもしれません。
あれば追記していきます。
ドヒドイデ
ふうせんキリキザンとであれば電気以外は全て半減以下で受けられます。
地面抜群が共通しているので、地震を誘って逆に起点にします。
ドラパルト
ドラパルトが弱点の氷、悪、霊をキリキザンは半減、キリキザンが弱点の格闘、炎をドラパルトは半減以下に押さえられます。また、ドラパルトはSが高くキリキザン登場前の削りにも適しています。妖の一貫に注意。
ダメージ計算
参考程度にダメージ計算載せておきます。
追加で欲しい対面ありましたら教えてください。
与ダメージ 特に記載のないものはランク補正なしです。
ふいうち
無振りドラパルト
99.4-117.8% 乱数1発(93.8%)
体力満タンのダイマックス状態でも+2ふいうちなら高乱数1発
無振りミミッキュ
58.5-70.0% 確定2発
ある程度削れていれば積まなくても倒せます
防御特化アーマーガア
22.0-26.3%
ダイマックスなしでは勝てません
無振りギャラドス
45.9-54.7%
68.8-81.2% ランク+1
体力満タンでも+2ふいうちで中乱数1発
無振りドリュウズ
51.9-61.6% 確定2発
+2で確定1発
ふうせんでターンを稼いでる間に積めば対面で勝てます
無振りFCロトム
48.8-58.4%乱数2発(98%)
H252振りFCロトム
38.9-48.5%
H振りロトムは火力が少し足りませんので周りで削りましょう
防御特化きせきサニーゴ
37.1-44.3% 確定3発
ちょうはつで仕事はさせませんが、熱湯やけどはだめ…
無振りサザンドラ
21.0-25.1%
無振りトゲキッス
20.6-22.4%
この辺りのポケモンは周りでしっかり削ってあげてください
アイアンヘッド
防御特化オーロンゲ
68.3-82.1%
無振りトゲキッス
95.0-113.8%
タイアーク(ふいうち)
防御特化アーマーガア
37.1-44.4%
74.6-88.3% ランク+2
ダイマックスがあればアーマーガア対面も有利です
被ダメージ
記載のないものは持ち物なしで計算しています。
B特化アーマーガアのボディプレス
102.9-121.6%
対アーマーガアはダイマックスする前提なので耐えられます
てっぺき後のボディプレスはダイマックスしても耐えないため注意
特化ドリュウズのアイアンヘッド
22.8-26.9%
無補正A252ドラパルトのダイホロウ(シャドーダイブ)
33.3-39.2%
無補正A252ミミッキュのダイホロウ(シャドークロー)
23.4-28.1%
C特化メガネFCロトムの10万ボルト
84.8-100.6%
特化で最高乱数以外耐え
C特化ヒートロトム(ランク-2)のオーバーヒート
81.9-98.2%
一度オバヒうたせれば起点にするできます
無振りオーロンゲのドレインパンチ
79.5-93.6%
攻撃に余り振ってなければ耐えます
無補正C252振りトゲキッスのかえんほうしゃ
76.0-90.1%
ダイバーン(かえんほうしゃ)
109.9-129.8%
ダイバーンでなければ耐えます
他にも欲しいダメージ計算あれば追記します。
最後まで読んでいただきありがとうごさいました。