こんにちは。
今回が初投稿になります。
- HP・攻撃・防御・特攻・特防・素早はH・A・B・C・D・Sという略称を用います。
- 指定がない場合はお互い個体値がすべてV(31)であることを前提にします。
- アルファベット(HABCDS)の後の↑↓は性格補正を意味します。
はじめに
今回投稿するのはスカーフあまのじゃくカラマネロ(ダメ押しの道連れ)です。
あまのじゃくという特性はツボツボ・パッチール・ジャローダ、そしてカラマネロの4種類のポケモンがもつ特性で自分の能力ランクの変化を反転させます。それゆえ攻撃後に能力の下がるばかぢからとの相性が抜群なので注目されたかたも多いかと思いますが、その種族値(特にすばやさ)により、能力上昇を待たずに瀕死に追いやられるということもしばしば・・・。それをスカーフで補ってやろうという訳です。
もし不要という声が多ければ削除いたします。
努力値・性格・持ち物
性格 ようき
努力値 H20 A236 B4 D4 S244
個体値 31-31-31-X-31-31
持ち物 こだわりスカーフ
実数値 164-142-109-X-96-136
(但し、Sはスカーフにより204となります。)
S204という数値は最速130属抜き抜きを抜きます。準速メガフーディンのSは202なので、つじぎりを覚えていれば、無振りメガフーディンを確1にできます。しかし、最速の場合はマジカルシャインにより高乱数で落とされてしまいますので注意。
また竜舞後の準速ギャラドスより速いので、威嚇込みのタイマンなら効果今一つではあるもののH252B4A↑252ギャラドスをばかぢからで無理やり突破することも可能です。
H164という数値はいじっぱ鉢巻ファイアローのブレイブバードを確定で耐えます。これによりいわなだれでの突破が可能になります。またとんぼがえりの場合は確1ですが、スカーフアローでないかぎりこちらの方が早いのでいわなだれで確1にできます。
A142という数値はばかぢからでH252バンギラスを高乱数1発、無振りゲッコウガを確1にし、いわなだれでH252ファイアローを高乱数1発、H252ウルガモス・無振りファイアロー・無振りリザードン・無振りメガリザードンYを確1にします。
特性
すりぬけならばシャンデラやオンバーンといった高火力ポケモンがいますし、きゅうばんでは汎用性に乏しいと思ったので、あまのじゃくこれ一択です。
採用理由
スカーフあまのじゃくばかぢからによる対物理タイマン性能の高さとスカーフ先制みちづれの両立ができるという点。
みちづれという技は自分が倒されたとき相手を確実に瀕死にするという無慈悲な技であり、剣舞などで積みまくった相手をも食い止められる優秀な技。
みちづれを採用しつつ、高火力を出せるポケモンにはゲンガー・サーナイトもいるがこちらは特殊アタッカーであり、そもそも仮想敵が異なる。また対物理においては物理耐久がいかんせん低いので厳しい(ただし格闘・ドラゴン技に対する物理耐久を除く)。
同じ物理アタッカーであるメガジュペッタの先制みちづれはとても強力だが、メガ進化枠を占有するためメガジュペッタの劣化とは言い難い点。
基本的にばかぢからのアタッカー型なのでみちづれのためだけのスカーフになっておらず、ゲンガー、サーナイト、メガジュペッタと並ぶみちづれ使いとして優秀である点(ただしゲンガーなどがみちづれを必ず採用するとは述べていない)。
運用
ばかぢからにそれなりの一貫性があるときに基本的に先頭に置き、スカーフを活かして相手の先頭であるファイアローやバンギラスを狩っていきます。
最初のばかぢからで相手HPの2/5以上をもっていければ次のばかぢからでほぼ突破できるので、他の技で確1にできない相手で格闘技が等倍以上ならば、ばかぢからを撃っていき、確実に能力2段階上昇を狙い相手に負担をかけていきます。
上手くいけば残ったHPでみちづれを行うことができます(スカーフなので要交換)。要交換なので死に出しするか、後攻ボルチェン・とんぼがえりが可能でフェアリー・虫を半減するジバコイル・ハッサムなどが味方にいてくれると、みちづれしやすいです。
またどうしようもない相手に対し、初手でスカーフみちづれを行っても良いですが、スカーフなので積み技に注意。
スカーフ持ちなので電磁波は要警戒です。
加速バシャなどと同様先制技に対する警戒も怠らないようにします。
格闘を半減する受けループは苦手なので選出を控えたほうがよさそうです。
技
- 確定技
・ばかぢから
威力の高い格闘技。あまのじゃくを利用した型なので外す理由はありません。
あまのじゃくによる能力上昇で高火力で中耐久以下の相手をタイマンで倒すことができます。
・みちづれ
どうにも処理できない相手にも使える優秀な技。基本的に低耐久なので、スカーフによる先制みちづれがバトルをサポートしてくれます。タマゴ技。
- 候補技
・いわなだれ
基本的にファイアロー・リザードン・ウルガモス対策。技マシン。
・イカサマ
メタグロス・ゴルーグ・メガジュペッタを意識した技。
またみちづれが使用しづらい時に、物理高火力型へのダメージソースとして優秀。
無振りメガゲンガー、フワライドなどはAの個体値が0に近く、A↓である理想個体の場合つじぎりの方が優りますが、そうでなければ確定数は変わりません。
・つじぎり
メガゲンガー・スターミー・フワライド・メガフーディン・ヤドキング、またヤドラン・シャンデラを意識した技。
ヤドランの場合ゴツメ持ちだと対処できず、C特化シャンデラにはオーバーヒートで確1にされるので注意。
・サイコカッター
ばかぢからが半減されない限り、ばかぢからでこと足りるように思える技。
上記の技で抜群をとれない中耐久以下の毒タイプを相手にしたいときには優秀。ニドキング・ドククラゲ・ドクロッグを意識した技。ペンドラーは守る→かそく→攻撃でやられてしまう可能性があります。
・すりかえ
こだわり持ちなので相手の受けループを崩せる技。
しかしこの型で自分自身スカーフを失うと弱体化してしまうので、おすすめ度は低いです。
ダメージ計算
- 与ダメ
ばかぢから※能力ランクは変化していないときの計算ですので乱数2発以上は記載していません。
H252B4(207-131)バンギラス 96.6%〜114% 高乱数1発 (75%)
H252B4(207-171)メガバンギラス 73.4%〜86.9% 確2
特化(177-255)ボスゴドラ 58.7%〜70% 確2
特化(177-310)メガボスゴドラ 18.6%〜22%
H252(212-120)メガガルーラ 50.9%〜60.3% 確2
H4(146-108)メガルカリオ 82.1%〜97.2% 確2
H4(151-86)エテボース 99.3%〜117.8% 高乱数1発 (93.8%)
無振り(147-87)ゲッコウガ 100.6%〜119.7% 確1
特化(362-68)ハピナス 52.4%〜61.8% 確2
H252(217-100)マンムー 58.9%〜70% 確2
無振り(183-115)ガブリアス 30.6%〜36.6%
いわなだれ
無振り(153-91)ファイアロー 117.6%〜138.5% 確1
H252(185-91)ファイアロー 97.2%〜114.5% 高乱数1発 (75%)
無振り(153-98)リザードン・メガリザードンY 107.1%〜128.1% 確1
H252B4(192-86)ウルガモス 97.9%〜116.6% 高乱数1発 (93.8%)
H4(141-140)メガカイロス 82.2%〜99.2% 確2
イカサマ※メガゲンガーとフワライドはAの個体値を0で計算。
H252A↑108B124(187-185-166)メタグロス 64.1%〜77% 確2
H252A↑B252(196-158-132)ゴルーグ 67.3%〜79.5% 確2
特化(171-185-139)メガジュペッタ 84.2%〜99.4% 確2
無振りA↓(135-63-100)メガゲンガー 50.3%〜62.2% 確2
H252A↓(257-76-64)フワライド 49.8%〜59.1% 乱数2発 (98.4%)
特化A↓(257-76-105)フワライド 31.1%〜37.3% 乱数3発 (66.4%)
A252B4(183-182-116)ガブリアス 45.9%〜54.6% 乱数2発 (58.6%)
つじぎり
H252(167-105)スターミー 64.6%〜76.6% 確2
H252(202-100)ヤドキング 56.4%〜66.3% 確2
特化(202-178)ヤドラン 32.6%〜38.6% 乱数3発 (93.8%)
無振り(135-110)シャンデラ 75.5%〜90.3% 確2
無振り(130-85)メガフーディン 103%〜121.5% 確1
無振り(135-100)メガゲンガー 84.4%〜99.2% 確2
H252(167-100)メガゲンガー 68.2%〜80.2% 確2
H252(257-64)フワライド 68.4%〜81.7% 確2
特化(257-105)フワライド 42%〜49.8% 確3
H4(136-170)ギルガルド 48.5%〜58.8% 乱数2発 (97.3%)
H252(167-170)ギルガルド 39.5%〜47.9% 確3
サイコカッター
H252(188- 97)ニドキング 61.7%〜74.4% 確2
H252B252(187-117)ドククラゲ 52.4%〜62% 確2
H252(190-85)ドクロッグ 141%〜166.3% 確1
H252B4(187-104)フシギバナ 58.8%〜70.5% 確2
特化(187-148)フシギバナ 41.7%〜49.1% 確3
H252B4(187-144)メガフシギバナ 42.7%〜51.3% 乱数2発 (2.7%)
特化(187-192)メガフシギバナ 32%〜38.5% 乱数3発 (99.34%)
- 被ダメ
[物理]
特化(146)鉢巻ファイアローブレバ 82.9%〜98.7%
特化(237)メガバンギラスエッジ 75%〜88.4%
A252(177)メガガルおんがえし親子愛込(ふいうち) 84.7%〜101.1% (45%〜53.5%)
A252(177)メガガルねこだまし親子愛込 33.4%〜40.8%
A252(182)珠ガブげきりん 90.2%〜106.7% 乱数1発 (43.8%)
特化(200)メガリザXフレドラ 97.5%〜115.8% 乱数1発 (87.5%)
A252(197)メガルカリオインファイト(しんそく) 100%〜118.2% (33.5%〜39.6%)
特化(112)力持ちマリルリじゃれつく 128%〜151.2%
実際には先制ばかぢからの後の防御ランク1段階上昇後が重要になってくるので以下はカラマネロの防御ランクが1段階上昇した状態での計算値です。
特化(216)メガルカリオインファイト(しんそく) 73.1%〜86.5%(24.3%〜29.2%)
A252(197)メガルカリオインファイト(しんそく) 67%〜79.2%(22.5%〜26.8%)
A252(177)メガガルおんがえし親子愛込(ふいうち) 57.3%〜68.2%(31%〜36.4%)
特化(172)メガクチートじゃれつく 131.7%〜154.8%
特化(189)バシャーモとびひざ 51.8%〜62.1%
A252(182)鉢巻ガブげきりん 69.5%〜82.3%
特化(194)ギャラドスアクアテール 37.1%〜44.5%
特化(194)コジョンドとんぼがえり 78%〜92.6%
A252(182)ハッサムとんぼがえり 109.7%〜131.7%
特化メガルカリオのインファイトを耐えるので大抵の等倍技は1耐えすることがわかります。
問題はその後の先制技を耐えるかということですが、乱数の正規分布性を考えると上記の攻撃においては、A252メガルカリオのインファイト→しんそくと、A252メガガルーラのおんがえし→ふいうちを高確率で耐えるとういことになり、ABのランクを2段階上昇させて突破できることになります。ただ、メガガルにねこだまし→おんがえし→ふいうちという順序で攻撃されるとタイマンで負けることになるので注意が必要です。
またガブリアスの攻撃は耐えますが、能力上昇を考慮しても無振りガブリアスはばかぢからで確3なのでタイマンでは負けてしまいます。
上記の通りランクが1段階あがった状態でもメガクチートのじゃれつくを耐えません。耐久無振りメガクチートを確1にするには4段階ランクの上昇を必要とするので、戦うのは厳しそうです。基本的にフェアリー・むし技をタイプ一致で撃ってくる相手は対処できませんので、フェアリー・むし技自体に先制技がないことを利用してみちづれするか、他に任せることをおススメします。
[特殊]
C252(222)メガゲンガーマジカルシャイン 85.3%〜101.2% 乱数1発 (12.5%)
特化(216)シャンデラオバヒ 100.6%〜118.9%
特化(216)シャンデラ大文字 84.7%〜100.6% 乱数1発 (6.3%)
C252(172)トゲキッスマジカルシャイン 100%〜118.2%
C252(162)眼鏡サンダース10万 78.6%〜93.2%
特化(211)メガルカリオラスターカノン 81.7%〜96.3%
特化(222)ギルガルドラスターカノン 64%〜75.6%
C252(182)ラティオス流星群 84.7%〜100.6% 乱数1発 (6.3%)
特化(200)ラティオス流星群 93.2%〜110.3% 乱数1発 (62.5%)
最後に
いかがでしたでしょうか?
以上で育成論は終了となります。
最後までご閲覧いただきありがとうございました。
何かありましたらコメント欄でコメントお願いします。