前回投稿した育成論育成論ORAS・XY/304で提案してもらった破壊光線を採用したドレディアです。
修正での追加は難しいと判断し、別育成論として投稿することにしました。
両方とも単体で成立させるために内容が被っている部分があります。
前回の育成論も併せて読んでもらえるとドレディアについてより深く理解できると思います。
- この育成論ではHABCDSなどの略称を用います。
- 個体値は全て理想個体を前提としています。
- ダメージ計算はトレーナー天国様のツールを使用しています。
理想個体は 炎31-0-31-30-31-30 地31-0-31-30-30-31 となります。
型概要
高いCと強力な積み技「蝶の舞」を生かす積みエースです。
眠り粉採用と比べると突破力を重視したものになります。
技構成
草技/めざめるパワー/破壊光線/蝶の舞 で確定です。
草技はギガドレインとエナジーボールから選択になります。眠り粉がないため相手の攻撃を受けつつ積むことが多いです。よって回復できるギガドレインのほうがおすすめ。3ウェポンを撃ち分けたいので花びらの舞は候補外です。
めざめるパワーは炎or地から選択です。草、ノーマルが両方半減される鋼への打点です。
ヒードランを意識するなら地、しないなら炎がいいでしょう。
破壊光線 威力150 命中90
使用した次のターンは行動できません。
等倍破壊光線150>抜群めざパ120>等倍ギガドレ112.5です。
抵抗のある人が多いと思いますが技候補の少ないドレディアなら採用足り得ます。
この技の有無で技範囲が大きく変わります。
ラス1など起点にされないようなタイミングで撃ちましょう。
参考指数
ドレディアの珠1舞破壊光線 177×150×1.3×1.5=51772.5
ラティオスの眼鏡流星群 182×130×1.5×1.5=53235
眠り粉採用と破壊光線採用の比較
眠り粉と破壊光線は使う場面が全然違います。よって単純に比較することはできません。
パーティーや環境、好みにあわせて選択してください。
眠り粉を採用した場合
・メリット
相手の選出が割れていない段階での安定択になりやすく、立ち回りが楽になります。
自ら起点を作れるので舞うことは容易になります。
思うように展開できなかった場合でも強引に勝ち筋を作れます。役割関係のない相手との対面でもドレディアより遅い相手なら眠り粉で起点にできますし、舞って1匹倒した後に1発で落とせない相手が出てきても眠らせてしまえば突破できます。
・デメリット
技範囲が狭いので舞った後の突破力は落ちます。
選出しにくく、選出できないことがパーティーに負担をかけます。
破壊光線を採用した場合
・メリット
草+炎or草+地で打点を持てない竜飛、炎竜、炎虫、炎飛、メガフシギバナ、他飛、虫、竜勢への打点になります。主にマンダ、ウルガモス、メガヘラクロス、メガリザXY、カイリューあたりですね。ファイアロー、ヌメルゴンは無理です。
技範囲が広がるため○○がいるせいで選出できない、といった状況が減ります。
舞った後の突破力が高くなります。
・デメリット
思うように展開できなかった場合に何もできずに落ちやすくなります。
不用意に撃つと起点にされる恐れがあります。
私のイメージでは
眠り粉・・・狭い範囲に極端に強くなる。最善の展開ができなくても次善に期待できる。
破壊光線・・・極端に弱い範囲が大幅に減る。
って感じです。
持ち物、性格、努力値、特性
持ち物は珠、性格は控えめ、C248振りは確定です。
ダメ計見てもらえればわかりますがこれでも微妙に足りてません。
S調整をしてから残りを耐久へ。Sに全振りしてもいいですが積むタイミングでの被弾、珠ダメ、耐久水への繰り出し、先制技を考えると耐久も上げておきたいです。
特性はどっちでもいいです。
めざ地の調整例
努力値:H4 B4 C248 S252
実数値:146-58-96-177-95-142
C ぶっぱ
S ぶっぱ 最速ヒードラン抜き
HB 余り
準速ドレディア=最速ヒードラン抜きなので結果的にはただのCSぶっぱです。
ダウンロードが気になる人はHBに振った分をDに振りましょう。
調整例と書きましたがめざ地はこれで確定です。
めざ炎の調整例 (確定欄はこれ)
努力値:H28 B4 C248 D4 S224
実数値:149-58-96-177-96-138
C ぶっぱ
S 準速85族抜き、1舞で最速メガライボルト抜き
H 10n-1
BD 余り
めざ炎の場合はS調整の余地があります。パーティーや環境に合わせて調整してください。
破壊光線採用のメリットは選出しやすいこと、舞った後の突破力が高いことですからS負けで選出できない、S負けで突破できないというのは避けたいです。よって眠り粉採用時よりもSの優先度は高いと思います。
S調整ラインの候補を挙げておきます。
すべてS個体値30のときの努力値振りです。
129 152振り 1舞で最速オンバーン抜き
133 184振り 準速80族抜き(トゲキッス、バシャーモ)
136 208振り 最速70族抜き抜き、最速メガバンギラス抜き 1舞で最速130族+4
138 224振り 準速85族(ヘラクロス、キングドラ)抜き 1舞で最速135族抜き
141 248振り ぶっぱ 最速ヒードランと同速
当たり前のことですが○○抜き=1舞でスカーフ○○抜きです。
例えば準速85族抜きなら1舞で意地スカヘラ抜き、2舞で控えめすいすいグドラ抜きとなります。
S調整によって耐久に割ける努力値は変わるので珠ダメ意識でH149にしたりダウンロード意識でDを1あげたり細かい調整は各自で行ってください。
運用、立ち回り
後発で選出し死に出しから積んで無双を狙います。耐久水や水ロトムには後出しも可能です。
相手後続に一貫する技がないため眠り粉を採用した型と違い先発ピンポ読みでは出せません。
ダメ計
与ダメ
ギガドレを1.2倍するとエナボのダメージになります。
ギガドレイン (C177 Cランク0 珠込みで計算)
H252水ロトム 96.1%〜115.9% (81.3%)
H252スイクン 71.4%〜84%
H76D164エルフーン 30.5%〜36.5% 身代わり確定破壊
ギガドレイン (C177 Cランク+1 珠込みで計算)
HD特化カバルドン 101.3%〜119.5%
H252バンギラス(砂) 79.2%〜94.2%
H252クレセリア 43.6%〜51.5%
D4ガブリアス 75.4%〜89.6%
H4メガガルーラ 66.8%〜79.5%
めざ炎 (C177 Cランク0 珠込みで計算)
H236メガハッサム 101.1%〜121.7%
D4キノガッサ 96.2%〜113.3%(75%)
めざ炎 (C177 Cランク+1 珠込みで計算)
H252ナットレイ 129.2%〜152.4%
H252メガクチート 85.9%〜102.5%(12.5%)
めざ地 (C177 Cランク0 珠込みで計算)
H212D36ヒードラン 83.4%〜99.4% 身代わりを張らせない
D4バシャーモ 75.4%〜89%
破壊光線 (C177 Cランク+1 珠込みで計算)
H4メガボーマンダ 103.5%〜122.2%
無振りメガヘラクロス 100%〜118%
D4サザンドラ 104.7%〜123.9%
D4メガリザX 119.6%〜141.8%
D4メガリザY 93.4%〜110.4%(62.5%)
H4ウルガモス 96.2%〜113.6%(81.3%)
H4カイリュー(マルスケ抜き) 96.4%〜114.3%(81.3%)
H4ボルトロス 125.1%〜147.7%
破壊光線 (C177 Cランク+2 珠込みで計算)
H252メガバナ 98.9%〜116.5%(93.8%)
破壊光線 (C177 Cランク+3 珠込みで計算)
H252ヌメルゴン 96.9%〜114.2%(81.3%)
やたらと乱数が絡みます。
被ダメ
ドレディアは無振りで計算しています。
無振りスイクンの熱湯 22.7%〜27.5%
無振りスイクンの冷凍B 70.3%〜84.1%
特化水ロトムの眼鏡ボルトチェンジ 37.2%〜43.4%
特化カイリューの神速 44.8%〜53.1%
特化ハッサムの鉢巻バレットパンチ 74.4%〜87.5%
陽気252振りガブリアスの逆鱗 89.6%〜106.2%
臆病252振りボルトロスのめざ氷 59.3%〜70.3%
Dランク+1
無振りクレセリアの冷凍B 31.7%〜38.6%
Dランク+2
特化メガフシギバナのヘド爆 70.3%〜84.1%
相性のいい味方
・マリルリ
ドレディアが苦手とするサザンガルド、他竜炎鋼あたりに強い。
ウルガモスやバシャーモに積まれてもアクジェで対応できます。
マリルリも可愛らしい見た目なので並びが良い感じです。
2匹ともメガフシギバナが重いので他のポケモンで対応できるようにしましょう。
・襷ガブ
カイリュー、ウルガモスに積まれても対応でき、サザンガルドにも強め。
ステロでドレディアの補助ができる点も高評価。
・ファイアロー
ウルガモス、バシャーモに積まれても対応でき、メガフシギバナに強い。
・ヒードラン
ファイアロー、メガフシギバナ、めざ地のないウルガモスに強い。
こいつもステロを使えます。
・メガリザY、キュウコン
日照り要因。
単体性能を考えればメガリザYの方が使いやすいですが脱出ボタンを持たせる場合などパーティー単位で考えればキュウコンが優る場合もあります。
破壊光線に乱数が絡むものが多いためステロを撒けるポケモンは相性がいいです。
カイリューのマルスケも潰して破壊光線を撃ちこめます。
乱数で耐えられた場合や破壊光線が起点にされた場合を考えると先制技持ちも相性がいいと言えます。特にステロがないと耐久に厚めのウルガモスには破壊光線を耐えられるので上で挙げた2匹は頼りになります。
終わりに
これで育成論を終わります。
指摘、アドバイス、ダメージ計算追加の希望や質問等あれば気軽にコメントしてください。