サンムーン版が公開されたので、早速僕の好きなポケモンの一匹であるベトベトンについて考察していきます( ^ω^ )
アローラベトベトンさいつよ!!(≧∇≦)
アローラベトベトンの強み
1.カプ系(特にテテフ)に有利
対策の難しい、カプ・テテフに割と安定して後出しができる数少ないポケモンです。
カプ・ブルルとカプ・レヒレにも有利です。
2.ギルガルド、メガゲンガーに有利
高い特殊耐久とタイプにより、ギルガルドとメガゲンガーに後出しできます。
剣舞ギルガルドが苦手そうに見えますが、ちょっと工夫してやるとそれも勝てる見込みのある相手になります。
3.いたずらごころキラーとして機能
悪タイプのポケモンなので、エルフーン、化身ボルトロス、クレッフィ、ヤミラミなどの補助技をすべて無効化することができます。他の多くの悪タイプはエルフーンのムーンフォースで弱点を突かれてしまいますが、こいつは等倍に抑えることができるので、特にエルフーンに対しては絶対的に強いと言えます。
4.耐久ポケに強い
クレセリア、ポリゴン2に非常に相性が良く、はたきおとすで機能を大きく落とすことができます。どくどく無効、小さくなるがあれば積みの起点にできます。
5.優秀な攻撃技
今までのベトベトンはまともな攻撃技がダストシュートしかなく、非常に止まりやすいポケモンだったのですが、今作はたきおとすというすごく、、、優秀なサブウエポンを手に入れました。毒+悪を両方半減できる相手はそれほど多くなく、半減されても道具を落として機能を落とせるはたきおとすの追加効果により、居座りアタッカーとしても優秀な存在になりました。
6.パーティに合わせてカスタマイズしやすい
HD特化やチョッキにしなくとも十分に役割を果たせる耐久があるので、パーティのニーズに合わせて色々な型にカスタマイズできます。
この育成論のちいさくなる+みがわり型以外にも、メガゲンガーを徹底的に対策できるラムおいうち型、後続積みエースのサポートに繋げられるイバン+くいしんぼう+おきみやげ型、超耐久のチョッキ・超火力のハチマキ型など、相手からしてもとても読みづらいでしょう。
※現時点ではイバンやおきみやげは使用できません。
このように、特殊受けとしての広い役割、一貫性の高い攻撃技の存在、耐久ポケ対策や積みエースとしても機能しうるといった特徴から、非常に汎用性の高いポケモンとなりました。
この技構成のコンセプトは?
今回の育成論のベトベトンはS振り+みがわり搭載により剣舞ギルガルドにある程度強くするのがコンセプトです。
ほとんどのベトベトンは、相手のギルガルドに後出しした際、剣の舞を積まれると非常に辛いことになりますが、このベトベトンなら、
「先手のみがわりで剣状態にする」→「先手のはたきおとす」
で勝利することができます。
剣舞ギルガルドの技構成は
かげうち/せいなるつるぎ/シャドクロorアイへ/剣の舞
が多いので、キングシールドはそんなに意識する必要はありませんが、キングシールドを持っていたとしても相手のキンシ読みでみがわりを残せれば有利に戦うことができます。
このままだと、みがわりとS振りは剣舞型のギルガルドのためだけかとなってしまいそうですが、ベトベトンにはこのみがわりやS振りと最高に相性が良い「小さくなる」という技を覚えるので、今回はこれを搭載することで居座りエースとしても活躍できる技構成にしました。
ただ、今回の育成論のコンセプトは小さくなることではなく、ギルガルドへのより安定した対処なので、小さくなるは確定にはしません。
技構成・特性・持ち物
ダストシュート/はたき落とす/みがわり/選択肢@黒いヘドロ
カプ・テテフを一撃で倒せる優秀な遂行技であるダストシュート、メインウエポンのはたきおとすは確定。
みがわりは前の項で述べたように、コンセプト技なので確定。
持ち物は身代わりと相性の良い、黒いヘドロの優先度が高いです。食べ残しよりは絶対こっちです!!・・・イメージ的に(ゑ
※特性をくいしんぼうにする場合はイア/バンジ/マゴ/フィラの実、候補技をたくわえるにする場合はノーマルZもそれぞれ候補になります。後述。
選択肢
- ちいさくなる ★★★★☆
最有力。黒いヘドロやみがわり、S振りとシナジーがある。ポリゴン2を始めとして、起点にさせてくれそうな相手は少なくなく、役割対象が選出されなくても強引に居座って戦う手もできたりして、戦術の幅が大きく広がります。
候補技をこれにした場合毒みガルドが少し辛いのが難点。
他に対処できるポケモンがいなければ壮絶なPP合戦になります。
相手:24(シャドボ)+16(キンシ)+16(どくどく)+16(みがわり)=72
自分:32(叩き)+16(小さくなる)+16(みがわり)+8(ダストシュート)=72
相手がPPを増やしていないことを願いましょう
※追記
ガブリアスをはじめ、メガボーマンダ、メガギャラドス、メガルカリオなど、こいつを起点にしてくるアタッカーが増えてきました。
そこで、上記のような苦手な相手の入っているパーティと戦う場合は、ポリ2など小さくなるの起点にできる相手の前でも、むやみに小さくなるを積もうとするのではなく、できるだけはたきおとすなどで負担をかけるよう心掛けていきましょう。
もう一点、今作からヘビーボンバーがちいさくなる使用時に威力2倍+必中となったので、テッカグヤの前では絶対に積もうとしてはいけません。ゲーフリのピクシー対策のあおりを受けてるとしか思えない
(南さん情報提供ありがとうございます)
- たくわえる ★★★★☆
ノーマルZと合わせると体力全回復+BD1段階UPと驚異の性能です。
ただ蓄えるを1回積んだところで物理が来たら逃げなければならないのは変わらず、貴重なZ技枠を割く価値があるかは微妙なところかもしれません。Z技枠が余っている場合は有力候補に挙がります。
- ちょうはつ ★★★☆☆
ギルガルド対策をメインに考えるなら最も優秀な技はこれ。
毒みガルドに強くなれるのがポイント。
- まもる ★★★☆☆
Z技読みやフィローチェの飛び膝読み、こだわりロック、HP回復に使えたりと便利な技。
ちなみに、Z技に対してまもるを使うと受けるダメージが本来の25%になります。
※まもる後のZ技の被ダメを少しだけ載せときます。
- カプ系のガーディアン・デ・アローラ:最大HPの75%→最大HPの19%
- 特化雨グドラのZドロポン:20.5~24.8
- ASカプ・コケコのZワイルドV:31.5~37.3
- 特化カイリューの竜舞Z逆鱗:40.6~48.8
- ASガブの剣舞Z逆鱗:48.8~57.8
↑物理積み技持ちには居座らない方がいいですが、指標として。
- だいもんじ ★★★☆☆
3ウエポンにするならこれがオススメ。
メガルカリオ、メガハッサム、クレッフィへの有効打です。
毒みガルドの身代わりは乱数でしか壊せないのであまり対策にはなりません。
- クリアスモッグ ★☆☆☆☆
ガブリアス、メガボーマンダへの起点回避に。
ただ、メガギャラドスからはみがわりを貼られ、メガルカリオやメガハッサムに効かないなど起点回避手段としては十分でなく、このポケモンを使う以上は上記のようなポケモンを後出しから対処できるようにしておく必要があります。
- どくどく/まとわりつく ★☆☆☆☆
どちらも守るやみがわりとシナジーがありますが、
どくどくなら、どくどく/守る/みがわり/はたきおとす
まとわりつくなら、ダストシュート/はたきおとす/まもる/まとわりつく
のように、技構成そのものを変えてしまった方が強いでしょう。
/
他にがんせきふうじ、かげうちなどが候補技として挙げられます。
パーティのニーズに合わせてどうぞ。
特性
- どくしゅ:
はたきおとすを撃った時にさらに3割毒の追加効果がついてくるという地味に優秀な特性。耐久ポケを攻略する際に叩き一本でも困らなくなったりと優秀なので、確定欄はこちらにしています。ちなみに毒突きは5割毒になるんですな。
- くいしんぼう:
イバン持ちなら・・・と思いきや
7世代から、イア/バンジ/フィラ/マゴ/ウイの実系統が強化され、体力が1/4以下になると最大HPの1/2を回復できるようになったようです。(う さん情報提供ありがとうございます。)
特性くいしんぼうであれば体力ゲージが半分を切ると最大HPの1/2回復という便利アイテムになります。
黒いヘドロの代わりにイアの実などを回復源にするのも手です。
また使用してみて考察を追加したいと思います。
- かがくのちから:
ダブル専用特性。バトル中に倒れた味方の特性をコピーする。
シングルでは基本的に何も起こりません。色々妄想してる人の夢を壊していくプレイング
調整
- 候補1
H228A4B4D108S164 慎重
実数値:209-126-96-#-147-91
特殊受けということで耐久を最優先にした努力値振り。
珠特化カプ・テテフのムーンフォースを高乱数2耐え、珠CSゲッコウガの冷凍ビームを高乱数3耐えです。
コンセプトより、剣舞型のギルガルドを抜きたいので残りはSに。
これで、大体の剣舞ギルガルド、ニンフィア、ポリゴン2、テッカグヤ、ブラッキー、アシレーヌなどを抜くことができます。
この辺りは激戦区なので、Sのラインが不安ならさらに特殊耐久を削ってSに回すのも手です。
Aは4振りでも実は遂行にはそんなに不自由しません。
- 候補2
H100A4B4D148S252 陽気
193-126-96-#-139-112
最速型。受けることよりも、小さくなるの積みやすさを重視するならもちろんこういう振り方もあり。
クレセリア、スイクン、水ロトム、メガフシギバナなどに先手を取ることを狙っています。(現時点では全員未解禁)
素早さ実数値の激戦区は、80~90辺りと105~110辺りなので、準速にする意味はあまりありません。抜けるのはSに振っていないメガフシギバナやバルジーナ程度であり、ピンポイントです。
被ダメ
CSメガゲンガーのヘド爆:18.1~21.5
きあいだま:32.5~38.7(ヘドロ込み3耐え)
HCガルドの聖なる剣:29.1~34.4
ラスカノ:33.0~39.2
HAガルドの2upかげうち:24.8~29.6
6upかげうち:49.7~58.8
2upアイへ:93.2%高乱1
HSガルドのシャドボ:12.4~14.8(ヘドロ込み11~16発)
(未)CS珠ゲッコウガのドロポン:41.6~49.2
冷凍B:33.4~39.7(ヘドロ込み・急所抜きで78.9%で3耐え)
CSタスキゲッコウガのドロポン:32.0~37.7
Zドロポン:52.1~62.1
HCカプ・テテフの眼鏡ムンフォ:52.1~62.2
珠ムンフォ:45.4~54.0(ヘドロ込み2耐え)
特化鉢巻カプ・ブルルのウドハン:75.5~88.9
(未)CS珠ボルトロスの10万:37.7~45.4
HSボルトロスの2up10万:48.8~57.4(残飯込み54%2耐え)
特化眼鏡サザンドラの悪波:21.5~25.3
流星群:69.3~82.2
特化1upポリ2のトラアタ:37.7~44.9
0upトラアタ:25.8~30.6
AS鉢巻カプ・コケコのワイルドV:68.8%高乱1
CS眼鏡カプ・コケコのボルチェン:43.0~50.7
4振りスイクンの熱湯:16.2~20.0
4振りエルフーンのムンフォ:17.2~20.5
4振りテッカグヤのヘビーボンバー:41.6~49.2
特化メガバシャーモの飛び膝:6.3%低乱1
眼鏡ニンフィアのハイボ:53.1~63.1
陽気メガメタグロスの地震:74.6~88.0
特化メガハッサムのとんぼ:44.4~52.1
陽気ガブリアスのじしん:103.3~
与ダメ
- ダストシュート
HCカプ・テテフ:102.8%~
HCニンフィア:100.9%~
CSカプ・コケコ:112.5%~
HCアシレーヌ:81.3%高乱1
HAマリルリ:81.1~96.6
CSゲッコウガ:67.3~79.5
ASメガガルーラ:39.7~46.9
ASメガバシャーモ:54.4~65.3
→眼鏡ニンフィアやカプ・テテフを一撃で倒せるのがポイント。
- はたきおとす
H振りギルガルド[盾]:50.2~58.6
H振りギルガルド[剣]:118.5%~
HAアローラガラガラ:64.6~74.6
HSメガゲンガー:57.4~68.2
ASガブリアス:32.7~39.3
HSヒードラン:27.7~33.3
HDクレッフィ:19.0~22.6
→4振りでも特化でも、最も重要なギルガルドへの乱数は変わらない。
- だいもんじ(特攻マイナス補正込み)
H4メガルカリオ:47.9~57.5(92.2%)
H振りメガクチート:35.6~42.0
H振りメガハッサム:61.0~72.3
H振りナットレイ:50.8~61.8
HDクレッフィ:27.3~32.2
H振りギルガルド:身代わりを56.3%の中乱数
→火力不足ですが、メガハッサムに対面で勝てる可能性ができるところや、メガルカリオの起点になりにくくなるのは大きいです。
- かげうち
ASメガバシャーモ:12.8~15.3
CSゲッコウガ[水/氷タイプ]:14.9~18.3
HSメガゲンガー:23.9~28.7
注意点
- Z技持ちには注意が必要です。
はたきおとすではたきおとせない点と、必中であるためちいさくなるの効果を受けません。(メガストーンと異なり、はたきおとすの威力自体は1.5倍になります。)
- こいつはガブリアスをはじめとして、多くの物理アタッカーに弱いです。
ヤドランやポリゴン2、エアームドなどの物理受けと組ませると安心です。
ガブリアスを受けられ、グラスフィールドで弱点を無くしてくれるカプ・ブルルも好相性です。
また、これらの物理受けに電磁波、追い風などのS操作ができる技を覚えさせてやると、小さくなるを積みやすくなり、使いやすいでしょう。
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こんな感じで、アローラベトンのちょっと害悪チックな型の紹介でした。
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