はじめに
・本稿では、HABCDSや三値など、非公式用語を前置きなく使用します。
・本稿におけるダメージ計算は全て『ダメージ計算ツールSV by ポケソル』に基づき行っています。
・ダーメージ計算における個体値は、特に記載がない場合31としています。
・この育成論における「特化」とは努力値252+性格補正のことを表しています
・この育成論を投稿した当時はまだ伝説環境が始まっておらず、その時点での考察であるため実際の環境とは異っている可能性があります。(禁止伝説が使えるルールが始まったら実際の環境に合わせて加筆・修正を行っていきたいと考えています)
キュレムとは
第5世代ブラック・ホワイトから登場した伝説のポケモン
初登場のの合体するポケモン
通常の姿キュレム、ゼクロムを吸収・合体した「ブラックキュレムブラックキュレム」、レシラムを吸収・合体した「ホワイトキュレムホワイトキュレム」の3つの姿が存在する
今回はブラックキュレムブラックキュレムについて書いていく
コンセプトと役割
竜舞を積む→上から高火力で潰す
特性
- テラボルテージ
- ブラックキュレムの唯一の特性であり専用特性
- 相手の特性を無視して攻撃できる(要するにかっこいいかたやぶり)
持ち物
- いのちのたま
- 前作ソード・シールドの環境で採用率が高かった持ち物
- 攻撃する度に最大HPの1/10のダメージを食らう代わりに火力が1.3倍になる持ち物
- 但し、今作ではいのちのたまと相性が良かったダイマックスが無くなってしまった上、りゅうのまいを積む時にダメージを食らうので行動できる回数が少なくなってしまう
- その為、前作ほど強くはない
- じゃくてんほけん
- 前作で採用率が高かった持ち物その2
- 弱点技を受けた時に攻撃・特攻が2段階ずつ上がる
- 但し、これも耐久が上がるダイマックスとの相性が良かった持ち物である為、ダイマックスの無い今作では前作ほど強くはない
- ラムのみ
- 状態異常になった時に食べて治すことができる持ち物
- ルナアーラバドレックス(こくば)等の強力な鬼火使いが増えると思われるのでその対策として
性格・努力値と調整
- 努力値
A……ぶっぱ
S……ぶっぱ
H……余り
素早さ種族値90台は激戦区であり、調整で下手にSを削ると同速のホワイトキュレムレックウザや91族ランドロス(霊獣)、90族レシラムゼクロムカイオーガグラードンディアルガ等に上を取られてしまうので最速にした
- 性格
- ようき
- 素早さに補正をかけないとりゅうのまい1回でバドレックス(こくば)を抜くことができないのでC↓S↑のようきで確定
テラスタイプ
- 高火力の準専用技であるクロスサンダーをタイプ一致で打てる
- 弱点の技を半減
技構成
- メイン技
- りゅうのまい
- 攻撃と素早さ
- スケイルショット
- 2〜5回攻撃する連続技
- 普段は威力50〜125と不安定すぎる技だが、いかさまダイスを持つことで威力100〜125の高火力技へと変貌する
- 攻撃が終わると素早さが上がり、代わりに防御が下がる
- 命中90と少し不安
- げきりん
- 物理ドラゴン技の中でも高くて安定した火力の技
- ただ、2〜3ターンの間自動で打ち続ける上、攻撃が終わると混乱してしまうというデメリットがあり、使い勝手が悪め
- ドラゴンクロー
- 物理ドラゴン技の中でも安定して使いやすい技
- こおりのキバ
- 10%で凍らせて10%で怯ませるという追加効果がある
- ただし威力が65と圧倒的に足りていない
- サブ技
- テラバースト
- テラスタル中、テラスタイプと同じタイプになり自身のステータスによって物理と特殊が切り替わる技
- テラスタイプによってはそのポケモンが通常覚えないタイプの技を使うことができる
- クロスサンダー
- 高火力・安定の物理電気技
- ゼクロムの専用技だが、ゼクロムを吸収・合体したブラックキュレムも使うことができる
- レシラムレシラムとホワイトキュレムホワイトキュレムが覚える「クロスフレイム」が成功した直後に使うと威力が倍になる
- 逆にこちらがこの技を撃った直後にクロスフレイムを撃たれた時は相手の技の威力が倍になってしまうので注意‼︎(あまり起こることは無いと思うが頭の片隅にでも入れておこう)
- だいちのちから
- 一致技が通らないはがねタイプに弱点を突ける一致
- 技と炎技が両方通らないヒードラン等への打点になる
- 特殊技だが、ブラックキュレムの特攻は120あるのでそこそこの火力が出る(採用する場合は特攻個体値を最大にすること)
- しねんのずつき
- 弱点を突いてくるかくとうタイプに弱点を突ける
- 30%の確率で相手を怯ませることができる
立ち回り例
- りゅうのまいを積む
- 全てを破壊
与ダメージ計算
※スケイルショット・つららばりのダメージは1回あたりのダメージ量です
実際のダメージはいかさまダイスを持っている場合は書いてあるダメージの4~5回分、持っていない場合は2~5回分になります
それぞれの攻撃回数になる確率は以下の通りです
いかさまダイス無 | いかさまダイス有 | |
---|---|---|
2回 | 35% | 0% |
3回 | 35% | 0% |
4回 | 15% | 50% |
5回 | 15% | 50% |
(ポケモンwikiより引用)
・無振りコライドンコライドン
50 ~ 60 (28.5 ~ 34.3%) 乱数3発 : 0.39%
・無振りミライドンミライドン
4 ~ 66 (30.9 ~ 37.8%) 乱数3発 : 67.04%
・H振りルナアーラルナアーラ
(ファントムガード有)
15 ~ 18 (6.2 ~ 7.4%) 乱数14発 : 0%
(A+1)21 ~ 26 (8.7 ~ 10.7%) 乱数10発 : 1.61%
(ファントムガード無し)
30 ~ 36 (12.2 ~ 14.7%) 乱数7発 : 0.01%
(A+1)43 ~ 52 (17.7 ~ 21.4%) 乱数5発 : 15.42%
(合計)
乱数8発41.93%
(A+1)乱数6発99.96%
・無振りレシラムレシラム
54 ~ 66 (30.9 ~ 37.8%) 乱数3発 : 67.04%
・無振りゼクロムゼクロム
48 ~ 56 (27.5 ~ 32.0%) 確定4発
・無振りブラックキュレムブラックキュレム(ミラー対面)
54 ~ 66 (27.0 ~ 33.0%) 確定4発
・H252メタモンメタモン(ブラックキュレムに変身)
54 ~ 66 (34.9 ~ 42.6%) 確定3発
・無振りホワイトキュレムホワイトキュレム
60 ~ 72 (30.0 ~ 36.0%) 乱数3発 : 23.19%
・無振りバドレックス(こくば)バドレックス(こくば)
33 ~ 39 (18.9 ~ 22.2%) 乱数5発 : 59.64%
・H振りテラパゴス(テラスタル)テラパゴス(テラスタル)(特性テラスシェルはテラボルテージで貫通できます)
125 ~ 150 (61.9 ~ 74.3%) 確定2発
・H振りテラパゴス(ステラ)テラパゴス(ステラ)
125 ~ 150 (53.2 ~ 63.9%) 確定2発
・無振りコライドンコライドン
50 ~ 60 (28.5 ~ 34.3%) 乱数3発 : 0.39%
・無振りミライドンミライドン
4 ~ 66 (30.9 ~ 37.8%) 乱数3発 : 67.04%
・H振りルナアーラルナアーラ
(ファントムガード有)
15 ~ 18 (6.2 ~ 7.4%) 乱数14発 : 0%
(A+1)21 ~ 26 (8.7 ~ 10.7%) 乱数10発 : 1.61%
(ファントムガード無し)
30 ~ 36 (12.2 ~ 14.7%) 乱数7発 : 0.01%
(A+1)43 ~ 52 (17.7 ~ 21.4%) 乱数5発 : 15.42%
(合計)
乱数8発41.93%
(A+1)乱数6発99.96%
・無振りレシラム{レシラム}
27 ~ 33 (15.5 ~ 18.9%) 乱数6発 : 75.63%
・無振りゼクロムゼクロム
48 ~ 56 (27.5 ~ 32.0%) 確定4発
・無振りブラックキュレムブラックキュレム(ミラー対面)
54 ~ 66 (27.0 ~ 33.0%) 確定4発
・H252メタモンメタモン(ブラックキュレムに変身)
54 ~ 66 (34.9 ~ 42.6%) 確定3発
・無振りホワイトキュレムホワイトキュレム
30 ~ 36 (15.0 ~ 18.0%) 乱数6発 : 11.47%
・無振りバドレックス(こくば)バドレックス(こくば)
33 ~ 39 (18.9 ~ 22.2%) 乱数5発 : 59.64%
・H振りテラパゴス(テラスタル)テラパゴス(テラスタル)(特性テラスシェルはテラボルテージで貫通できます)
125 ~ 150 (61.9 ~ 74.3%) 確定2発
・H振りテラパゴス(ステラ)テラパゴス(ステラ)
125 ~ 150 (53.2 ~ 63.9%) 確定2発
- テラバースト
・無振りネクロズマ(日食)ネクロズマ(日食)(プリズムアーマー有※この特性はテラボルテージで貫通できません)
103 ~ 123 (59.9 ~ 71.6%) 確定2発
(A+1)153 ~ 181 (89.0 ~ 105.3%) 乱数1発 : 31.25%
・無振りザシアン(王)ザシアン(王)
148 ~ 176 (88.7 ~ 105.4%) 乱数1発 : 31.25%
・H252ザマゼンタ(王)ザマゼンタ(王)(B+1)
84 ~ 102 (42.3 ~ 51.3%) 乱数2発 : 1.95%
(A+1)126 ~ 150 (63.4 ~ 75.4%) 確定2発
被ダメージ計算
※(半減)(等倍)はテラスタルで半減・等倍にした時のダメージです
・C特化バドレックス(こくば)バドレックス(こくば)
アストラルビット
145 ~ 172 (72.5 ~ 86.0%) 確定2発
・A特価ネクロズマ(日食)ネクロズマ(日食)
メテオドライブ
216 ~ 254 (108.0 ~ 127.0%) 確定1発
(半減)54 ~ 63 (27.0 ~ 31.5%) 確定4発
・A特化ザシアン(王)ザシアン(王)
きょじゅうざん
314 ~ 372 (157.0 ~ 186.0%) 確定1発
(半減)78 ~ 93 (39.0 ~ 46.5%) 確定3発
・A特化ザマゼンタ(王)ザマゼンタ(王)
きょじゅうだん
180 ~ 212 (90.0 ~ 106.0%) 乱数1発 : 37.5%
(半減)45 ~ 53 (22.5 ~ 26.5%) 乱数4発 : 15.55%
ボディプレス(B特化+1)
236 ~ 282 (118.0 ~ 141.0%) 確定1発
(等倍)118 ~ 141 (59.0 ~ 70.5%) 確定2発
・C特化ミライドンミライドン
りゅうせいぐん
360 ~ 426 (180.0 ~ 213.0%) 確定1発
・A特化コライドンコライドン
アクセルブレイク
235 ~ 280 (117.5 ~ 140.0%) 確定1発
・C特化テラパゴス(テラスタル)テラパゴス(テラスタル)
テラクラスター
96 ~ 114 (48.0 ~ 57.0%) 乱数2発 : 87.5%
・C特化テラパゴス(ステラ)テラパゴス(ステラ)
テラクラスター(ステラ)
150 ~ 178 (75.0 ~ 89.0%) 確定2発
(抜群)300 ~ 356 (150.0 ~ 178.0%) 確定1発
(テラクラスター(ステラ)はテラスタルしているポケモンに対して効果抜群になります)
苦手なポケモン
特性を貫通できない
相性の良い味方・構築例
・壁を貼ってあげると安全に積める
(例)
・ステルスロックを撒いてあげると乱数が良くなったりルナアーラテラパゴス(テラスタル)ルギア等の特性を無効化できる
(例)
- コータス
- 上のグラードンと同じようなことができる
- グラードンより種族値が低い代わりに禁止伝説枠を使わない、素早さが遅いのでだっしゅつパック+オーバーヒートを後攻で撃てるので引き先のポケモンに負担を掛けずに交代できる、等のメリットがある
- ブリジュラス
- がんじょうで確実に耐えてステロを撒きやすい
- 優秀なタイプや種族値で起点作りだけでなくアタッカーもこなせるので相手はそちらも警戒せざるを得ない
- 特性もがんじょうの他にじきゅうりょくがあるのでコライドンブラックキュレムのスケイルショット等を受けて要塞化したりもできる
- が一貫してしまうがキュレムの弱点であるやを半減で受けることができる
最後に
ここまで読んでくれてありがとうございました‼
(修正・訂正、ご意見等があればコメント等で教えてください)